第32節 富山×長野 長野・浅野哲也監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 2017/11/19
- 17:53
★質疑内容を追加しました
●長野・浅野哲也監督
天候が悪い中にもかかわらずホームチーム以上に多くのサポーターが駆け付けてくれて力強いパワーを送ってくれた。感謝を申し上げます。
富山とのゲームであり、点の取り合いではなく、拮抗した、1点勝負のゲームになると予想して準備してきた。相手の素晴らしいゴールで先制され、その後に1人退場になって苦しい展開だったが、後半の45分、よく耐えて、少ないチャンスを生かして勝ちにもっていってくれた。我々らしい、粘り強い、守備から入るゲームができた。
昇格はなくなったが目標を少しでも上の順位で終わるということに切り替え、その中で、常に我々のスタイルを忘れるなと試合前に伝えていた。その通りのゲームになった。残り2試合、次のアウェイでの栃木戦もまた厳しいゲームになると思うが、我々のスタイルを見失わずに、きょうのような粘り強い戦いをしていきたい。
Q:後半16分に勝又選手を右サイドに入れてから流れが変わったように感じた。ボランチの選手を下げての交代だった。どんな狙いがあったのか。
(数的不利になり)後半は守備の時間が長くなる。國領もボランチのところで頑張ってくれたし、有永も右サイドでアップダウンを繰り返してくれた。バランス的には代えづらかったが、やはり追い付かなければならない状況だった。我々にも意地がある。このままでは終われない。そういう意図から、まだ運動量が考えられる有永を本来のボランチに戻し、なおかつ運動量とスピードがありゴールのにおいがする勝又を右サイドに入れた。
とにかく奪ったあと速いカウンターを仕掛けたいと思って彼を右サイドにした。有永もボランチにいても前に出ていく推進力はある。チャンスが何回あるかは分からなかったが、それをなんとかゴールに結び付けようと思った。宇野沢もボールが収まるので、勝又を飛び出させる意図があった。もうひとつ、相手の左サイドの國吉君と佐藤君の左足からのクロスをケアする意図もあったが、そこは結構クロスを上げられて苦しかった。だが、追い付かなければならなかったので彼を右サイドに起用した。彼はストライカー。少ないチャンスでも決め切るところがあるので、そこにも期待して入れた。
Q:富山の攻撃についてどう感じたか。
怖かった。押し込まれる時間、ゴール前に多くのボールを入れられる時間が長かった。しかし我々は1人少なくなったことで守備の意識が統一され、もともと我々の特長であるゴール前の粘り強い守備、ボールに対する執着心やシュートブロックといった、GKを含めた絶対に失点しないという意欲が逆に沸いて、本当に集中が途切れなかった。
危険な場面はあったが、ゴールから外れたのはそういう執念、我々のプレッシャーを相手が感じたからかもしれない。厳しい45分で、結果論かもしれないが、我々の良さ、守備に関する良さが集約された45分だったと思う。
富山も丁寧につなぐので、遠目からのシュートやドリブルには怖さがあった。サイドに運んでクロスも怖かったが、クロスに対する守備には我々も自信があるので、それをはね返すことには自信をもってやれたのかなと思う。
Q:昇格の可能性が消えてから、前節、今節と内容のあるゲームを続けている。昇格争いのプレッシャーから解放されたことも関係しているのだろうか。
昇格の望みがあろうが、なかろうが、大事なのは我々のスタイルを維持できるかどうかだと考えている。
確かに、我々のチームは得点が少ない、得点力がないと言われる。そこにフォーカスしてもよいけれど、失点を極力抑えて戦っていくという我々のスタイルをやはり貫いていくことが、シーズンを戦っていくうえでは一番大事だと思っている。昇格がなくなったから伸び伸びやっているというわけではけっしてない。逆にいうと、我々の意地を示すために、スタイルを見つめ直さなければならなかった。昇格がなくなってからもう一度確認した。
やっていることは開幕から変わっていない。それで昇格できなかったというのはわたしも含めてまだまだ力が足りないからだと思っている。
●長野・浅野哲也監督
天候が悪い中にもかかわらずホームチーム以上に多くのサポーターが駆け付けてくれて力強いパワーを送ってくれた。感謝を申し上げます。
富山とのゲームであり、点の取り合いではなく、拮抗した、1点勝負のゲームになると予想して準備してきた。相手の素晴らしいゴールで先制され、その後に1人退場になって苦しい展開だったが、後半の45分、よく耐えて、少ないチャンスを生かして勝ちにもっていってくれた。我々らしい、粘り強い、守備から入るゲームができた。
昇格はなくなったが目標を少しでも上の順位で終わるということに切り替え、その中で、常に我々のスタイルを忘れるなと試合前に伝えていた。その通りのゲームになった。残り2試合、次のアウェイでの栃木戦もまた厳しいゲームになると思うが、我々のスタイルを見失わずに、きょうのような粘り強い戦いをしていきたい。
Q:後半16分に勝又選手を右サイドに入れてから流れが変わったように感じた。ボランチの選手を下げての交代だった。どんな狙いがあったのか。
(数的不利になり)後半は守備の時間が長くなる。國領もボランチのところで頑張ってくれたし、有永も右サイドでアップダウンを繰り返してくれた。バランス的には代えづらかったが、やはり追い付かなければならない状況だった。我々にも意地がある。このままでは終われない。そういう意図から、まだ運動量が考えられる有永を本来のボランチに戻し、なおかつ運動量とスピードがありゴールのにおいがする勝又を右サイドに入れた。
とにかく奪ったあと速いカウンターを仕掛けたいと思って彼を右サイドにした。有永もボランチにいても前に出ていく推進力はある。チャンスが何回あるかは分からなかったが、それをなんとかゴールに結び付けようと思った。宇野沢もボールが収まるので、勝又を飛び出させる意図があった。もうひとつ、相手の左サイドの國吉君と佐藤君の左足からのクロスをケアする意図もあったが、そこは結構クロスを上げられて苦しかった。だが、追い付かなければならなかったので彼を右サイドに起用した。彼はストライカー。少ないチャンスでも決め切るところがあるので、そこにも期待して入れた。
Q:富山の攻撃についてどう感じたか。
怖かった。押し込まれる時間、ゴール前に多くのボールを入れられる時間が長かった。しかし我々は1人少なくなったことで守備の意識が統一され、もともと我々の特長であるゴール前の粘り強い守備、ボールに対する執着心やシュートブロックといった、GKを含めた絶対に失点しないという意欲が逆に沸いて、本当に集中が途切れなかった。
危険な場面はあったが、ゴールから外れたのはそういう執念、我々のプレッシャーを相手が感じたからかもしれない。厳しい45分で、結果論かもしれないが、我々の良さ、守備に関する良さが集約された45分だったと思う。
富山も丁寧につなぐので、遠目からのシュートやドリブルには怖さがあった。サイドに運んでクロスも怖かったが、クロスに対する守備には我々も自信があるので、それをはね返すことには自信をもってやれたのかなと思う。
Q:昇格の可能性が消えてから、前節、今節と内容のあるゲームを続けている。昇格争いのプレッシャーから解放されたことも関係しているのだろうか。
昇格の望みがあろうが、なかろうが、大事なのは我々のスタイルを維持できるかどうかだと考えている。
確かに、我々のチームは得点が少ない、得点力がないと言われる。そこにフォーカスしてもよいけれど、失点を極力抑えて戦っていくという我々のスタイルをやはり貫いていくことが、シーズンを戦っていくうえでは一番大事だと思っている。昇格がなくなったから伸び伸びやっているというわけではけっしてない。逆にいうと、我々の意地を示すために、スタイルを見つめ直さなければならなかった。昇格がなくなってからもう一度確認した。
やっていることは開幕から変わっていない。それで昇格できなかったというのはわたしも含めてまだまだ力が足りないからだと思っている。
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