第9節 長野×富山 マッチレポート■勝利への執念みせ守り切る
- 2015/05/04
- 12:00
【第9節 長野0―1富山 ▽得点者:前半6分・中西(富)】
執念でもぎとった勝点3だ。前半6分にFW中西倫也が挙げた先制点を全員のハードワークと体を張った対応で守り切った。ピンチは多く、逆に追加点のチャンスは少なかった。快勝とは言い難い。だが、今のカターレが最も欲し、必要であった勝利を手にするためにチームが一丸となった。岸野靖之監督は「久々に感動したし興奮した。今まで苦言ばかり発してきたが、選手の頑張りを初めてほめることができる。きょうの彼らはカターレ魂をみせた」と称えた。
カターレは下部組織から初めてトップチームに昇格したMF馬渡隼暉が初出場・初先発するなど前節からスタメン4人を入れ替えて臨んだ。対する長野は前線のハイタワーFW土井良太が欠場し、富山第一高校卒のFW高橋駿太が先発した。
開始から両者ともボールを奪うと素早く縦に送って攻撃陣のスピードを生かそうとする。カターレは1本目のCKを先制点に結びつけた。3試合ぶりに先発に復帰したMF大西容平のキックに対し、密集から離れた位置から中西が走り込みヘディングで突き刺した。
ここから長野の攻勢が始まった。高橋やFW勝又慶典をDF裏に走らせる攻撃はシンプルだが力強く、何度もゴールに迫られてカターレはペナルティーエリア内で体を張ってしのぐ場面が続いた。カターレは前半31分に中西の相手DFへのチェイシングがミスを誘ってチャンスを迎えたが大西のシュートはGKの正面を突いた。
後半も守りを固める富山に対し、追う長野が攻めかかる展開。長野はブロックの外で回しながらサイドにつけ、そこからのクロスや縦への突破を狙う。同9分にFW佐藤悠希が個人技でエリア右に切込みニアに強烈なシュートを放つがGK江角浩司が好セーブ。同11分には最終ラインから受けた右ウイングバック西口諒のアーリークロスに高橋が頭から飛び込み決定機を迎えたが合わせ切れずシュートは左へ外れた。その後も、エリア内に送り込むボールに味方が少しでも触れば得点になったかもしれないシーンが何度もあった。
カターレはリスクを回避するため中盤でつなぐより前線へのフィードを選択するが、すぐに失って攻撃の時間をなかなかつくれなかった。しかし、守りでは連戦で気温も高かったにもかかわらず、足を止めずに集中して対応。終盤は長野の攻撃精度も落ちて無失点で抑えることに成功した。
ホイッスルが鳴り、カターレの選手は互いに抱き合ったり、背中をたたき合ったりして喜んだ。そして長野まで足を運んだ大勢のサポーターも。今節の重要性をみんなが共有していた。DF平出涼は「次も勝って連勝すれば勢いに乗れると思う」と話す。この一歩を次の一歩につなげなければならない。
執念でもぎとった勝点3だ。前半6分にFW中西倫也が挙げた先制点を全員のハードワークと体を張った対応で守り切った。ピンチは多く、逆に追加点のチャンスは少なかった。快勝とは言い難い。だが、今のカターレが最も欲し、必要であった勝利を手にするためにチームが一丸となった。岸野靖之監督は「久々に感動したし興奮した。今まで苦言ばかり発してきたが、選手の頑張りを初めてほめることができる。きょうの彼らはカターレ魂をみせた」と称えた。
カターレは下部組織から初めてトップチームに昇格したMF馬渡隼暉が初出場・初先発するなど前節からスタメン4人を入れ替えて臨んだ。対する長野は前線のハイタワーFW土井良太が欠場し、富山第一高校卒のFW高橋駿太が先発した。
開始から両者ともボールを奪うと素早く縦に送って攻撃陣のスピードを生かそうとする。カターレは1本目のCKを先制点に結びつけた。3試合ぶりに先発に復帰したMF大西容平のキックに対し、密集から離れた位置から中西が走り込みヘディングで突き刺した。
ここから長野の攻勢が始まった。高橋やFW勝又慶典をDF裏に走らせる攻撃はシンプルだが力強く、何度もゴールに迫られてカターレはペナルティーエリア内で体を張ってしのぐ場面が続いた。カターレは前半31分に中西の相手DFへのチェイシングがミスを誘ってチャンスを迎えたが大西のシュートはGKの正面を突いた。
後半も守りを固める富山に対し、追う長野が攻めかかる展開。長野はブロックの外で回しながらサイドにつけ、そこからのクロスや縦への突破を狙う。同9分にFW佐藤悠希が個人技でエリア右に切込みニアに強烈なシュートを放つがGK江角浩司が好セーブ。同11分には最終ラインから受けた右ウイングバック西口諒のアーリークロスに高橋が頭から飛び込み決定機を迎えたが合わせ切れずシュートは左へ外れた。その後も、エリア内に送り込むボールに味方が少しでも触れば得点になったかもしれないシーンが何度もあった。
カターレはリスクを回避するため中盤でつなぐより前線へのフィードを選択するが、すぐに失って攻撃の時間をなかなかつくれなかった。しかし、守りでは連戦で気温も高かったにもかかわらず、足を止めずに集中して対応。終盤は長野の攻撃精度も落ちて無失点で抑えることに成功した。
ホイッスルが鳴り、カターレの選手は互いに抱き合ったり、背中をたたき合ったりして喜んだ。そして長野まで足を運んだ大勢のサポーターも。今節の重要性をみんなが共有していた。DF平出涼は「次も勝って連勝すれば勢いに乗れると思う」と話す。この一歩を次の一歩につなげなければならない。
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