第28節 富山×盛岡 マッチレポート■ゴール遠く、痛い黒星
- 2017/10/23
- 11:10
【第28節 富山0―2盛岡 ▽得点者:後半8分・谷口(盛)、同12分・垣根(盛)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
冷たい雨と強まる風の中、昇格を目指すうえで痛恨の1敗を喫した。しかしサポーターは顔を上げろと選手を励ました。戦いは続く。残り5試合、次の1勝を目指して力を尽くす。
降り続く雨に加え、台風21号の影響で試合開始に合わせるように風が強まった。コイントスに勝った盛岡が風下のコートをとった。しかし前節対戦した藤枝が風上を選んだように意図したものではなかったという。
風上スタートになったカターレは開始から相手を押し込みチャンスをつくった。9分に佐藤和樹の右からのFKが直接枠を捉え、直後の左CKでもショートコーナーからゴールに迫った。できればこの勢いで先制点がほしかった。
盛岡は[5-3-2]のブロックをつくって守った。カターレはボールを保持しながら攻略を目指す。しかし雨の影響もあってかややミスが多かった。それでも敵陣でボールを奪い返す気迫をみせて押し気味に進めた。
ピッチサイドで見つめていた浮氣哲郎監督はもの足りなく思った。「ボールが持てるから動かしているという感じで、スペースはあったがそこに運ぶことに終始してしまい、一番大事な相手ゴールに襲い掛かっていくという部分が出せなかった」と振り返る。縦パスやクロスなど、仕掛ける回数が少ないと感じたのだろう。
盛岡は風下でもあり、ある程度割り切ってメリハリをつけた対応を選択したようだ。カターレはボールを持てる余裕があだとなった可能性はある。
もうひとつ、FW苔口卓也は「自分も含めてもっとシュートを打たなければいけなかった。きょうはシュート意識が低かった」と試合後に語っている。対照的だったのは盛岡。前半は好機が少なくシュートは4本だったが、ペナルティーエリアの外からも積極的に狙い、同14分にFW谷村憲一、同32分にFW梅内和磨がカターレゴールを脅かした。
カターレはハーフタイムに修正点を確認し合って後半に臨む。同4分にMF佐々木陽次のスルーパスで苔口が左から抜けて中央にカットインしながらシュートを放ち、直後にも佐々木陽のクロスにFW平繁龍一が飛び込む。同7分にはMF窪田良から右に展開して苔口のシュートがGK土井康平の手を弾いたがDF畑本時央にゴールイン寸前でクリアされた。
その直後の8分に失点した。相手ゴール前からカウンターで攻め込まれ、一旦は帰陣が間に合ったもののシュートのこぼれ球を拾われる。逆サイドの右からウイングバック鈴木達也に浮き球でゴール前に流し込まれフリーになったFW谷口堅三に決められた。
盛岡は同12分に右からペナルティーエリアに走り込んだボランチの垣根拓也が谷口のポストプレーから2点目を追加。一方のカターレは同15分、裏に抜けかけた谷口をDF登崎雅貴が後ろから引き倒し、これが得点機会阻止と判定され退場に。さらに苦しくなった。
挽回を目指したが、数的不利なのに加えて、ボールを奪うとしっかりカウンターアタックに持ち込む盛岡のプレー精度にも手を焼き、チャンスよりもピンチが多かった。あきらめない姿勢をみせてアディショナルタイムにもCKから得点チャンスがあったがゴールに嫌われたかのように決められず、終了の笛を聞いた。
次節のアウェイ相模原戦は登崎に加え、警告の累積でDF平出涼も出場停止。いやがうえにもチーム力が問われる。平出は「全員で戦っていくしかない。試合に出ることはできないが一緒に戦っていきたい」と話した。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
冷たい雨と強まる風の中、昇格を目指すうえで痛恨の1敗を喫した。しかしサポーターは顔を上げろと選手を励ました。戦いは続く。残り5試合、次の1勝を目指して力を尽くす。
降り続く雨に加え、台風21号の影響で試合開始に合わせるように風が強まった。コイントスに勝った盛岡が風下のコートをとった。しかし前節対戦した藤枝が風上を選んだように意図したものではなかったという。
風上スタートになったカターレは開始から相手を押し込みチャンスをつくった。9分に佐藤和樹の右からのFKが直接枠を捉え、直後の左CKでもショートコーナーからゴールに迫った。できればこの勢いで先制点がほしかった。
盛岡は[5-3-2]のブロックをつくって守った。カターレはボールを保持しながら攻略を目指す。しかし雨の影響もあってかややミスが多かった。それでも敵陣でボールを奪い返す気迫をみせて押し気味に進めた。
ピッチサイドで見つめていた浮氣哲郎監督はもの足りなく思った。「ボールが持てるから動かしているという感じで、スペースはあったがそこに運ぶことに終始してしまい、一番大事な相手ゴールに襲い掛かっていくという部分が出せなかった」と振り返る。縦パスやクロスなど、仕掛ける回数が少ないと感じたのだろう。
盛岡は風下でもあり、ある程度割り切ってメリハリをつけた対応を選択したようだ。カターレはボールを持てる余裕があだとなった可能性はある。
もうひとつ、FW苔口卓也は「自分も含めてもっとシュートを打たなければいけなかった。きょうはシュート意識が低かった」と試合後に語っている。対照的だったのは盛岡。前半は好機が少なくシュートは4本だったが、ペナルティーエリアの外からも積極的に狙い、同14分にFW谷村憲一、同32分にFW梅内和磨がカターレゴールを脅かした。
カターレはハーフタイムに修正点を確認し合って後半に臨む。同4分にMF佐々木陽次のスルーパスで苔口が左から抜けて中央にカットインしながらシュートを放ち、直後にも佐々木陽のクロスにFW平繁龍一が飛び込む。同7分にはMF窪田良から右に展開して苔口のシュートがGK土井康平の手を弾いたがDF畑本時央にゴールイン寸前でクリアされた。
その直後の8分に失点した。相手ゴール前からカウンターで攻め込まれ、一旦は帰陣が間に合ったもののシュートのこぼれ球を拾われる。逆サイドの右からウイングバック鈴木達也に浮き球でゴール前に流し込まれフリーになったFW谷口堅三に決められた。
盛岡は同12分に右からペナルティーエリアに走り込んだボランチの垣根拓也が谷口のポストプレーから2点目を追加。一方のカターレは同15分、裏に抜けかけた谷口をDF登崎雅貴が後ろから引き倒し、これが得点機会阻止と判定され退場に。さらに苦しくなった。
挽回を目指したが、数的不利なのに加えて、ボールを奪うとしっかりカウンターアタックに持ち込む盛岡のプレー精度にも手を焼き、チャンスよりもピンチが多かった。あきらめない姿勢をみせてアディショナルタイムにもCKから得点チャンスがあったがゴールに嫌われたかのように決められず、終了の笛を聞いた。
次節のアウェイ相模原戦は登崎に加え、警告の累積でDF平出涼も出場停止。いやがうえにもチーム力が問われる。平出は「全員で戦っていくしかない。試合に出ることはできないが一緒に戦っていきたい」と話した。
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