第27節 富山×藤枝 マッチレポート■後半4発で全快を宣言
- 2017/10/16
- 13:11
【第27節 富山4―2藤枝 ▽得点者:前半43分・遠藤(藤)、後半11分・佐々木陽(富)、同25分・苔口(富)、同42分・佐々木陽(富)、同45分・苔口(富)、同45+5分・伊藤(藤)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
Jリーグ入会後クラブ最多タイで8度目の1試合4得点をマークして今季初めての逆転勝ち。7月1日以来のホームでの白星と連勝を手にした。消化が1試合少ない3位・秋田と勝点46で並び、同じく2位・沼津に勝点1差に迫った。
カターレはFW平繁龍一とMF北井佑季が5試合ぶりに先発出場。風が強く、「うちは前半の入りがあまりよくない」(大石篤人監督)という藤枝が風上のコートを選びスタートした。
カターレは立ち上がりから飛ばし、つないで前進を図ろうとする藤枝と中盤で激しくぶつかった。徐々にカターレの圧力がまさり攻撃機会をつくっていく。しかし前半は縦パスの精度を欠いてチャンスを広げることができない。それでも攻守の素早い切り替えからボールを奪い返す粘り強さがあり、復調がうかがえた。
藤枝はカターレのプレスに手こずりながらも、中盤の競り合いから速攻につなげて先に2度の決定機をつくった。14分にFW越智亮介のフィードでFW遠藤敬佑が裏に抜け、ヒールパスを受けたFW枝本雄一郎が狙う。28分にも左サイドでのつばぜり合いから越智がドリブルで抜け出し、ファーにまわった遠藤がシュート。いずれもカターレGK永井堅梧の好セーブに阻まれた。しかし43分に先制点を奪った。左ウイングバックの平石 直人がペナルティーエリア内で仕掛けてグラウンダーのクロスを入れ、遠藤が倒れ込みながら足先で合わせてゴール右へ沈めた。
ペースをつかみながら前半終了間際に失点する嫌な流れだったが、この日のカターレは後半に強さをみせた。その強さとは冷静さであり、パスの精度であり、タフさであり、得点を決め切る力だった。
藤枝の前線からのプレスを外しながら自陣で丁寧につなぎ、相手を引き込んだ裏のスペースを狙って好機をつくり出していく。前半と変わらずハードワークを続け、中盤でこぼれ球を拾って二次攻撃につなげた。後半11分に平繁からパスを受けたMF佐々木陽次がペナルティーエリア内で相手DFをかわし、GKの動きも見ながら落ち着いて同点ゴールを決めた。同25分には中盤の左でDF佐藤和樹にボールが渡るのに呼応してFW苔口卓也がスタートを切り、裏へのアーリークロスにヘディングで合わせて逆転に成功した。
カターレの足が止まっていれば藤枝はボールを回して押し込めていただろう。しかし逆に自分たちのスタイルを逆手に取られて攻め込まれ、分かっていても止められずチームが機能しなくなった。集中力も欠いて同42分に自陣ゴール前でボールを奪われて佐々木陽に3点目を献上。カターレは同45分にも相手のフィードに対応したDF登崎雅貴のクリアを攻撃につなげて苔口がダメ押しの4点目を挙げた。
浮氣哲郎監督は「相手のゴールにどんどん向かっていく富山らしいサッカーを見せることができた」と話す。勝点を伸ばせない苦しい時期が続いたがもう大丈夫だろう。上位争いはほぼ横一線。試練を乗り越え、これからの疾走が楽しみだ。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
Jリーグ入会後クラブ最多タイで8度目の1試合4得点をマークして今季初めての逆転勝ち。7月1日以来のホームでの白星と連勝を手にした。消化が1試合少ない3位・秋田と勝点46で並び、同じく2位・沼津に勝点1差に迫った。
カターレはFW平繁龍一とMF北井佑季が5試合ぶりに先発出場。風が強く、「うちは前半の入りがあまりよくない」(大石篤人監督)という藤枝が風上のコートを選びスタートした。
カターレは立ち上がりから飛ばし、つないで前進を図ろうとする藤枝と中盤で激しくぶつかった。徐々にカターレの圧力がまさり攻撃機会をつくっていく。しかし前半は縦パスの精度を欠いてチャンスを広げることができない。それでも攻守の素早い切り替えからボールを奪い返す粘り強さがあり、復調がうかがえた。
藤枝はカターレのプレスに手こずりながらも、中盤の競り合いから速攻につなげて先に2度の決定機をつくった。14分にFW越智亮介のフィードでFW遠藤敬佑が裏に抜け、ヒールパスを受けたFW枝本雄一郎が狙う。28分にも左サイドでのつばぜり合いから越智がドリブルで抜け出し、ファーにまわった遠藤がシュート。いずれもカターレGK永井堅梧の好セーブに阻まれた。しかし43分に先制点を奪った。左ウイングバックの平石 直人がペナルティーエリア内で仕掛けてグラウンダーのクロスを入れ、遠藤が倒れ込みながら足先で合わせてゴール右へ沈めた。
ペースをつかみながら前半終了間際に失点する嫌な流れだったが、この日のカターレは後半に強さをみせた。その強さとは冷静さであり、パスの精度であり、タフさであり、得点を決め切る力だった。
藤枝の前線からのプレスを外しながら自陣で丁寧につなぎ、相手を引き込んだ裏のスペースを狙って好機をつくり出していく。前半と変わらずハードワークを続け、中盤でこぼれ球を拾って二次攻撃につなげた。後半11分に平繁からパスを受けたMF佐々木陽次がペナルティーエリア内で相手DFをかわし、GKの動きも見ながら落ち着いて同点ゴールを決めた。同25分には中盤の左でDF佐藤和樹にボールが渡るのに呼応してFW苔口卓也がスタートを切り、裏へのアーリークロスにヘディングで合わせて逆転に成功した。
カターレの足が止まっていれば藤枝はボールを回して押し込めていただろう。しかし逆に自分たちのスタイルを逆手に取られて攻め込まれ、分かっていても止められずチームが機能しなくなった。集中力も欠いて同42分に自陣ゴール前でボールを奪われて佐々木陽に3点目を献上。カターレは同45分にも相手のフィードに対応したDF登崎雅貴のクリアを攻撃につなげて苔口がダメ押しの4点目を挙げた。
浮氣哲郎監督は「相手のゴールにどんどん向かっていく富山らしいサッカーを見せることができた」と話す。勝点を伸ばせない苦しい時期が続いたがもう大丈夫だろう。上位争いはほぼ横一線。試練を乗り越え、これからの疾走が楽しみだ。
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