【第16節vs栃木プレビュー】“超戦”4連勝を宿敵からもぎ取れ
- 2017/07/07
- 08:22
今季の16試合目を迎える。J3の17チームで最も早くリーグ前半を終え、次節は試合がない。J入会後初となる4連勝を飾って折り返したい。9シーズン8度目のチャレンジにふさわしい対戦相手が巡ってきた。これまでを超えていくために、譲れない戦いだ。
J入会同期の栃木との対戦成績は3勝3分9敗と分が悪い。昨季も栃木に喫した2敗が昇格を遠のかせた。栃木は勝点59で2位に入って金沢との入れ替え戦に進み、カターレは同49で6位に終わった。
ホームでの第10節は広瀬健太のFKからの一発に沈み0-1。当時7位だった栃木はここからJ3新記録の10連勝をマークして一時は首位を独走した。アウェイでの第27節は0-2。これによりカターレは昇格争いから脱落し、次節で可能性が潰えた。
栃木は伝統の堅守を武器に、「勝たなければいけない試合」をしぶとくもぎ取っていった。彼らのみせた大事なゲームをものにする勝負強さは、昇格のために必要な力のひとつだろう。追う立場の栃木が再び強い気持ちで向かってくる今回、カターレは昨季との違いを示したい。
昨季は栃木の一員として勝者となったDF山形辰徳は「手ごわい相手であるのは間違いない。(古巣相手だが)特別な意識はなく、シーズンの1試合として、普段通りに、やることをやってしっかり勝ちたい」と話す。
この一戦の重要性を問うと、「リーグ戦においてポイントになるゲームというのは自分たち次第でいくらでもつくれる。(直接対決で2勝した栃木も)昨季は結果的に昇格できなかった。最後に昇格できるように、目の前の1試合を勝ちにいくだけ」。いつものように全力で戦い抜く大切さを重ねて口にした。
栃木は横山雄次監督が2年目を迎えた。昨季は強固な守備ブロックを築くJ2時からのスタイルを継承していたが、今季は高い位置からボールを奪いにいくアグレッシブさが目立つ。フォーメーションは[4-4-2]に加えて最近は[3-4-2-1]を導入。メンバーも前節の先発をみると1、2年目の選手が9人を占め、自らのカラーを打ち出しているようだ。
カターレの浮氣哲郎監督は、大宮では選手として、湘南ではともにコーチとして横山監督と一緒に戦った経験があり、「ヨコさんはコーチとして大宮でゾーンデイフェンスを、湘南で人を追い越すダイナミックなサッカーを経験し、それらをチームに落とし込んでいる」と感じている。
現在は4位。2位のカターレとの勝点差は消化が1試合少ない状況で6となっている。開幕から第9節まで5勝4分と負けなしだったが、第10節・相模原戦、第11節・秋田戦をいずれも0-1で落とした。2連勝を挟み、前節のG大阪U-23戦は先制したものの2-3で逆転負けを喫した。2年目のFW西谷和希が攻撃のエース格に成長し、スピードと切れ味鋭いドリブルでチャンスメークするとともにチームトップの4得点を挙げている。町田などでもプレーしたMF宮崎泰右も突破力が魅力のアタッカーで、過去のカターレ戦で活躍している
浮氣監督は「栃木はボールを奪いにくるし、攻守の切り替えも早い。原点に立ち返って、球際での競り合いで負けないことが大事になる」と話す。ハイプレスやゴールに向かう推進力、球際での厳しさ、運動量の豊富さなど今季の両チームは共通点が多い。勝敗はもちろん、熱いバトルに注目が集まる。
※Jリーグ公式サイトに見どころが掲載されています。
https://www.jleague.jp/match/j3/2017/070817/ticket/#preview
J入会同期の栃木との対戦成績は3勝3分9敗と分が悪い。昨季も栃木に喫した2敗が昇格を遠のかせた。栃木は勝点59で2位に入って金沢との入れ替え戦に進み、カターレは同49で6位に終わった。
ホームでの第10節は広瀬健太のFKからの一発に沈み0-1。当時7位だった栃木はここからJ3新記録の10連勝をマークして一時は首位を独走した。アウェイでの第27節は0-2。これによりカターレは昇格争いから脱落し、次節で可能性が潰えた。
栃木は伝統の堅守を武器に、「勝たなければいけない試合」をしぶとくもぎ取っていった。彼らのみせた大事なゲームをものにする勝負強さは、昇格のために必要な力のひとつだろう。追う立場の栃木が再び強い気持ちで向かってくる今回、カターレは昨季との違いを示したい。
昨季は栃木の一員として勝者となったDF山形辰徳は「手ごわい相手であるのは間違いない。(古巣相手だが)特別な意識はなく、シーズンの1試合として、普段通りに、やることをやってしっかり勝ちたい」と話す。
この一戦の重要性を問うと、「リーグ戦においてポイントになるゲームというのは自分たち次第でいくらでもつくれる。(直接対決で2勝した栃木も)昨季は結果的に昇格できなかった。最後に昇格できるように、目の前の1試合を勝ちにいくだけ」。いつものように全力で戦い抜く大切さを重ねて口にした。
栃木は横山雄次監督が2年目を迎えた。昨季は強固な守備ブロックを築くJ2時からのスタイルを継承していたが、今季は高い位置からボールを奪いにいくアグレッシブさが目立つ。フォーメーションは[4-4-2]に加えて最近は[3-4-2-1]を導入。メンバーも前節の先発をみると1、2年目の選手が9人を占め、自らのカラーを打ち出しているようだ。
カターレの浮氣哲郎監督は、大宮では選手として、湘南ではともにコーチとして横山監督と一緒に戦った経験があり、「ヨコさんはコーチとして大宮でゾーンデイフェンスを、湘南で人を追い越すダイナミックなサッカーを経験し、それらをチームに落とし込んでいる」と感じている。
現在は4位。2位のカターレとの勝点差は消化が1試合少ない状況で6となっている。開幕から第9節まで5勝4分と負けなしだったが、第10節・相模原戦、第11節・秋田戦をいずれも0-1で落とした。2連勝を挟み、前節のG大阪U-23戦は先制したものの2-3で逆転負けを喫した。2年目のFW西谷和希が攻撃のエース格に成長し、スピードと切れ味鋭いドリブルでチャンスメークするとともにチームトップの4得点を挙げている。町田などでもプレーしたMF宮崎泰右も突破力が魅力のアタッカーで、過去のカターレ戦で活躍している
浮氣監督は「栃木はボールを奪いにくるし、攻守の切り替えも早い。原点に立ち返って、球際での競り合いで負けないことが大事になる」と話す。ハイプレスやゴールに向かう推進力、球際での厳しさ、運動量の豊富さなど今季の両チームは共通点が多い。勝敗はもちろん、熱いバトルに注目が集まる。
※Jリーグ公式サイトに見どころが掲載されています。
https://www.jleague.jp/match/j3/2017/070817/ticket/#preview
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