第14節 富山×G大阪U-23 マッチレポート■待望の追加点で3連戦を締める
- 2017/06/26
- 11:51
【第14節 富山2―0G大阪U-23 ▽得点者:後半7分・苔口(富)、同36分・椎名(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
雨中のゲームでG大阪U-23の挑戦を退け、開幕3連勝以来となる連勝を飾った。
21日の天皇杯2回戦からのスタメン変更は1人だけ。MF衛藤裕に代わってMF佐々木一輝が入った。1週前の第13節・鳥取戦から9人が3試合連続で先発したことになる。浮氣哲郎監督は「メンバーを変えることも頭に入れて練習を見ていたが、現時点でチームのやるべきことなどをまず出せるのは今回ピッチに送り出した選手たちではないか」と考えたという。連戦の疲労も踏まえたうえでの判断だ。チーム状態に手ごたえを感じている証しだろう。
立ち上がりからペースをつかみ、9分に最初の決定機を創出。サイドチェンジからMF窪田良の縦パスでスピードアップし、左サイドからDF柳下大樹が最終ラインとGKの間にクロスを入れる。逆サイドからFW苔口卓也がシュートしたが当たり損ねて右に外れた。
G大阪U-23の[5-3-2]の守備ブロックに対し、サイドからサイドへ大きくボールを動かしながら揺さぶり好機をつくる。前半22分にはオフサイドになったがFKからDF代健司が裏に飛び込んで合わせゴールネットを揺らした。その後もサイドを破って何度かクロスから好機があったが得点は生まれない。窪田は「なかなか思ったようなプレーが自分も含めてできていなかった。(雨で滑りやすい)ピッチ状況もあったが、自分たちの気持ちの問題もある」と振り返っている。
G大阪U-23は前半30分ごろから攻撃の時間をつくるようになり、38分にMF髙江麗央のスルーパスからMF高宇洋がシュートまで持ち込む。ハーフタイム明けの後半冒頭にもこぼれ球を拾ってカウンターから好機を迎えるなど流れを引き寄せつつあったが、同6分にターニングポイントが訪れた。カターレの右CKで、ニアに飛び込んだ柳下に対応したDFペ・スヨンにファウルがあったとしてPKの判定。異議を理由にペが2つ目の警告を受けて退場になってしまった。
カターレはPKをFW苔口卓也がしっかり左下隅に決めてリードを奪うと、課題にしている追加点奪取を目指した。しかしG大阪U-23がここから意地をみせた。一人ひとりが運動量を上げて攻め込み、同22分にはMF芝本蓮がFW郡大夢とのワンツーで中央から抜け出しゴールに迫った。
1人少ないことを感じさせないぐらいの彼らの奮闘によって勝負の緊張感が再び高まったが、カターレは同36分に待望の2点目を挙げて勝利を引き寄せた。カウンターから佐々木一輝がドリブルで持ち上がってミドルシュートを放ち右ポストにぶつけ、はね返りをMF椎名伸志がワンタッチで左隅に沈めた。天皇杯の神戸戦でも得点している椎名はこれが自身Jリーグ初ゴール。
天皇杯を挟み連戦となった今週のJリーグは点を取り合う乱戦が多かった。J3では天皇杯を戦ったカターレを含む6クラブのうち直接対決で敗れた北九州を除きすべてが勝利し、沼津と盛岡が大勝。連戦のチームが不利だったとは言い切れない結果がでた。確かなのは厳しい戦いをカターレが乗り切り、結果と内容ともに収穫が多かったこと。次節の北九州戦、次々節の栃木戦が楽しみだ。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
雨中のゲームでG大阪U-23の挑戦を退け、開幕3連勝以来となる連勝を飾った。
21日の天皇杯2回戦からのスタメン変更は1人だけ。MF衛藤裕に代わってMF佐々木一輝が入った。1週前の第13節・鳥取戦から9人が3試合連続で先発したことになる。浮氣哲郎監督は「メンバーを変えることも頭に入れて練習を見ていたが、現時点でチームのやるべきことなどをまず出せるのは今回ピッチに送り出した選手たちではないか」と考えたという。連戦の疲労も踏まえたうえでの判断だ。チーム状態に手ごたえを感じている証しだろう。
立ち上がりからペースをつかみ、9分に最初の決定機を創出。サイドチェンジからMF窪田良の縦パスでスピードアップし、左サイドからDF柳下大樹が最終ラインとGKの間にクロスを入れる。逆サイドからFW苔口卓也がシュートしたが当たり損ねて右に外れた。
G大阪U-23の[5-3-2]の守備ブロックに対し、サイドからサイドへ大きくボールを動かしながら揺さぶり好機をつくる。前半22分にはオフサイドになったがFKからDF代健司が裏に飛び込んで合わせゴールネットを揺らした。その後もサイドを破って何度かクロスから好機があったが得点は生まれない。窪田は「なかなか思ったようなプレーが自分も含めてできていなかった。(雨で滑りやすい)ピッチ状況もあったが、自分たちの気持ちの問題もある」と振り返っている。
G大阪U-23は前半30分ごろから攻撃の時間をつくるようになり、38分にMF髙江麗央のスルーパスからMF高宇洋がシュートまで持ち込む。ハーフタイム明けの後半冒頭にもこぼれ球を拾ってカウンターから好機を迎えるなど流れを引き寄せつつあったが、同6分にターニングポイントが訪れた。カターレの右CKで、ニアに飛び込んだ柳下に対応したDFペ・スヨンにファウルがあったとしてPKの判定。異議を理由にペが2つ目の警告を受けて退場になってしまった。
カターレはPKをFW苔口卓也がしっかり左下隅に決めてリードを奪うと、課題にしている追加点奪取を目指した。しかしG大阪U-23がここから意地をみせた。一人ひとりが運動量を上げて攻め込み、同22分にはMF芝本蓮がFW郡大夢とのワンツーで中央から抜け出しゴールに迫った。
1人少ないことを感じさせないぐらいの彼らの奮闘によって勝負の緊張感が再び高まったが、カターレは同36分に待望の2点目を挙げて勝利を引き寄せた。カウンターから佐々木一輝がドリブルで持ち上がってミドルシュートを放ち右ポストにぶつけ、はね返りをMF椎名伸志がワンタッチで左隅に沈めた。天皇杯の神戸戦でも得点している椎名はこれが自身Jリーグ初ゴール。
天皇杯を挟み連戦となった今週のJリーグは点を取り合う乱戦が多かった。J3では天皇杯を戦ったカターレを含む6クラブのうち直接対決で敗れた北九州を除きすべてが勝利し、沼津と盛岡が大勝。連戦のチームが不利だったとは言い切れない結果がでた。確かなのは厳しい戦いをカターレが乗り切り、結果と内容ともに収穫が多かったこと。次節の北九州戦、次々節の栃木戦が楽しみだ。
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