天皇杯2回戦 神戸×富山 マッチレポート■力出し切り好ゲーム展開
- 2017/06/22
- 10:31
【天皇杯2回戦 神戸3―1富山 ▽得点者:前半3分・渡邉(神)、同7分・椎名(富)、後半37分・渡邉(神)、同38分・伊野波(神)】
※J公式サイトにレポートが掲載されています
注目されたスタメンは前節の鳥取戦から2人を入れ替えたにとどまり、MF衛藤裕と左サイドバックに柳下大樹が起用された。神戸は主力のFW渡邉千真やボランチ松下佳貴、センターバック渡部博文に加え、DF伊野波雅彦、J1で今季まだ出場のない3人を含むメンバーでスタートした。
カターレは普段通り積極的に前線にボールを送るが、いきなり強敵相手の洗礼を受ける。開始3分、敵陣から素早く縦につながれて渡邉に抜け出されると、きっちり流し込まれて先制点を奪われた。
しかし直後の7分、FW苔口卓也が右サイドのスペースを走ってセンタリング、中央手前でMF椎名伸志が右足で合わせて同点に追い付いた。直後にもMF窪田良が果敢に右サイド深くまでオーバーラップする。ゲームの流れに乗ることに成功し、相手陣での時間もつくりつつリーグ戦と同じアグレッシブなスタイルで進めていった。
ただしJ3とは相手の切り返すパワーと精度が段違い。攻撃の途中で失うと高い確率で決定機まで持ち込まれた。GK永井堅梧らが体を張って際どくしのぎながら、それでもハイラインで踏ん張る。すると前半37分、窪田から右への大きな展開から揺さぶり、最後は左のMF北井佑季からのクロスを衛藤が落とし中央から椎名が狙ったがシュートはGK正面を突いた。
後半に入り勝ち越しのチャンスが訪れる。5分にワンツーから苔口が右サイドに抜けてクロスを上げ、北井がペナルティーエリア中央からシュート放つがGK正面。直後には椎名のプレスからゴール前でボールを奪い、再び北井がループシュートで狙ったが上に外れた。
神戸は同10分にMF小川慶治朗を投入する。ネルシーニョ監督は「週末の試合のことも考慮し、(小川が疲れないように)延長戦になったとしても大丈夫な時間を考えて」このタイミングでカードを切ったという。これを境に神戸の猛攻が始まり、前半途中から右サイドバックに移っていた伊野波のクロスなどからゴールに迫った。
カターレは自陣に押し込まれる時間が続いたが、33分にDF平出涼が単独で相手ペナルティーエリアまでドリブルで運び、直後にも窪田からの展開で北井が左からえぐりセンタリングに衛藤が飛び込む。勝機はまだ残っているかに思えた。
しかし神戸がもう1枚カードを切り、36分にDF藤谷壮が登場する。直後のプレーで彼からの鋭いクロスが右から入り、渡邉がワンタッチで合わせて勝ち越した。その直後の37分に伊野波が3点目を挙げた。
カターレは残り時間が少ない中でも衛藤が惜しいミドルシュートを2本放つなど最後までゴールを目指し、90分の挑戦を終えた。
前節から中2日で選手には疲れも残っていたはずだが、いつもの戦い方で、伸び伸びと、時には大胆にプレーする姿はゲームを楽しんでいるようにさえ感じられた。
試合後のコメントは決定力の差を冷静に振り返るものが多かった。力み過ぎることもなく、闘志を内に秘めながらやるべきことに集中できていたのだろう。浮氣哲郎監督は「選手たちは持っているものをしっかり出してくれた。ピッチで自信をもってプレーしていた。スペースに飛び出し、球際のところでも、躍動感をもってプレーしていたのは非常に素晴らしかった」と話した。
試合後、神戸サポーターから「カターレ富山」との連呼があった。健闘を称えてのものだろう。
※J公式サイトにレポートが掲載されています
注目されたスタメンは前節の鳥取戦から2人を入れ替えたにとどまり、MF衛藤裕と左サイドバックに柳下大樹が起用された。神戸は主力のFW渡邉千真やボランチ松下佳貴、センターバック渡部博文に加え、DF伊野波雅彦、J1で今季まだ出場のない3人を含むメンバーでスタートした。
カターレは普段通り積極的に前線にボールを送るが、いきなり強敵相手の洗礼を受ける。開始3分、敵陣から素早く縦につながれて渡邉に抜け出されると、きっちり流し込まれて先制点を奪われた。
しかし直後の7分、FW苔口卓也が右サイドのスペースを走ってセンタリング、中央手前でMF椎名伸志が右足で合わせて同点に追い付いた。直後にもMF窪田良が果敢に右サイド深くまでオーバーラップする。ゲームの流れに乗ることに成功し、相手陣での時間もつくりつつリーグ戦と同じアグレッシブなスタイルで進めていった。
ただしJ3とは相手の切り返すパワーと精度が段違い。攻撃の途中で失うと高い確率で決定機まで持ち込まれた。GK永井堅梧らが体を張って際どくしのぎながら、それでもハイラインで踏ん張る。すると前半37分、窪田から右への大きな展開から揺さぶり、最後は左のMF北井佑季からのクロスを衛藤が落とし中央から椎名が狙ったがシュートはGK正面を突いた。
後半に入り勝ち越しのチャンスが訪れる。5分にワンツーから苔口が右サイドに抜けてクロスを上げ、北井がペナルティーエリア中央からシュート放つがGK正面。直後には椎名のプレスからゴール前でボールを奪い、再び北井がループシュートで狙ったが上に外れた。
神戸は同10分にMF小川慶治朗を投入する。ネルシーニョ監督は「週末の試合のことも考慮し、(小川が疲れないように)延長戦になったとしても大丈夫な時間を考えて」このタイミングでカードを切ったという。これを境に神戸の猛攻が始まり、前半途中から右サイドバックに移っていた伊野波のクロスなどからゴールに迫った。
カターレは自陣に押し込まれる時間が続いたが、33分にDF平出涼が単独で相手ペナルティーエリアまでドリブルで運び、直後にも窪田からの展開で北井が左からえぐりセンタリングに衛藤が飛び込む。勝機はまだ残っているかに思えた。
しかし神戸がもう1枚カードを切り、36分にDF藤谷壮が登場する。直後のプレーで彼からの鋭いクロスが右から入り、渡邉がワンタッチで合わせて勝ち越した。その直後の37分に伊野波が3点目を挙げた。
カターレは残り時間が少ない中でも衛藤が惜しいミドルシュートを2本放つなど最後までゴールを目指し、90分の挑戦を終えた。
前節から中2日で選手には疲れも残っていたはずだが、いつもの戦い方で、伸び伸びと、時には大胆にプレーする姿はゲームを楽しんでいるようにさえ感じられた。
試合後のコメントは決定力の差を冷静に振り返るものが多かった。力み過ぎることもなく、闘志を内に秘めながらやるべきことに集中できていたのだろう。浮氣哲郎監督は「選手たちは持っているものをしっかり出してくれた。ピッチで自信をもってプレーしていた。スペースに飛び出し、球際のところでも、躍動感をもってプレーしていたのは非常に素晴らしかった」と話した。
試合後、神戸サポーターから「カターレ富山」との連呼があった。健闘を称えてのものだろう。
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