第10節 長野×富山 マッチレポート■6試合ぶり黒星
- 2017/05/29
- 13:21
【第10節 長野1―0富山 ▽得点者:前半29分・大島(長)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
6試合ぶりとなる今季2敗目を喫した。警戒していたセットプレーから失点し、守りを固めた長野からゴールを奪えなかった。相手の勝ちパターンにはまった。
MF馬渡隼暉が先発に抜てきされ右サイドに入り、MF佐々木陽次がツートップ気味にプレーするかたちでスタート。昨季出場時間が0分だった馬渡は一昨年8月9日の第25節・盛岡戦以来の先発出場だった。
立ち上がりはカターレペース。ピッチをワイドに使って攻めサイドからクロスを送った。11分にはMF衛藤裕が左からスピードのある低いクロスを入れて2人が飛び込みゴールに迫った。
長野は14分、敵陣中央でこぼれ球を拾ったMF三上陽輔が積極的に仕掛けてミドルシュートを放つ。上に外れたが、このワンプレーをきっかけに盛り返し始めた。
浮氣哲郎監督は「少しずつ相手がトップに入れてきたボールのセカンドボールなどが向こうに渡るようになった。あのような惜しいシュート、前向きなシュートがあると流れが変わることがある」と振り返り、一方の長野の浅野哲也監督は「最初の選択肢としてシュートを狙うことは、まさにゲーム前のミーティングで話していたこと」と話す。直後にも長野が中盤でクリアボールを拾って素早く右へ展開し、DF天野貴史のアーリークロスにFW佐藤悠希が頭で合わせて好機をつくった。
20分を過ぎると長野が押し込むようになり、この時間帯に先制点が挙がった。29分、右サイドのFKからMF東浩史が好キックを繰り出し、飛び込んだDF大島嵩弘が頭で突き刺した。リズムをつかんだ長野は前節の秋田戦よりもパスがつながり地力を示す。対するカターレは前半、シュート1本にとどまった。
ハーフタイムを挟んで後半はカターレが同点を目指して攻め続けた。引き気味に守る長野に対し、クリアボールを回収して二次三次攻撃を繰り出し、相手カウンターを浴びるピンチも少なかった。しかしゴールが遠かった。後半21分にDF國吉貴博のクロスからFW萱沼優聖がヘディングシュートを放ったり、同30分にDF山形辰徳のクロスに衛藤が合わせてゴール前にボールがこぼれたりする場面があったが得点は生まれなかった。
FW苔口卓也は「(攻めていても)シュートで終われていなかった。センタリングを上げてもクリアされてカウンターを食らうというのが多かったと思う。(出し手と受け手で)もっと合わせていくこと、積極的にシュートを打つ意識が必要だと感じた」と話した。
地元から多くのサポーターが長野まで足を運び、選手は最後まで体を張ってゴールを目指した。この一戦の重みを多くの人が共有していた。昇格に向けて視界が開けるような勝利を期待したが今回は相手が上だった。「しっかり反省して、のちに良い経験だったと振り返られるようにしたい。気持ちを切り替えて、良い形で次の試合に入れるよう準備していく」(苔口)。戦いは続く。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
6試合ぶりとなる今季2敗目を喫した。警戒していたセットプレーから失点し、守りを固めた長野からゴールを奪えなかった。相手の勝ちパターンにはまった。
MF馬渡隼暉が先発に抜てきされ右サイドに入り、MF佐々木陽次がツートップ気味にプレーするかたちでスタート。昨季出場時間が0分だった馬渡は一昨年8月9日の第25節・盛岡戦以来の先発出場だった。
立ち上がりはカターレペース。ピッチをワイドに使って攻めサイドからクロスを送った。11分にはMF衛藤裕が左からスピードのある低いクロスを入れて2人が飛び込みゴールに迫った。
長野は14分、敵陣中央でこぼれ球を拾ったMF三上陽輔が積極的に仕掛けてミドルシュートを放つ。上に外れたが、このワンプレーをきっかけに盛り返し始めた。
浮氣哲郎監督は「少しずつ相手がトップに入れてきたボールのセカンドボールなどが向こうに渡るようになった。あのような惜しいシュート、前向きなシュートがあると流れが変わることがある」と振り返り、一方の長野の浅野哲也監督は「最初の選択肢としてシュートを狙うことは、まさにゲーム前のミーティングで話していたこと」と話す。直後にも長野が中盤でクリアボールを拾って素早く右へ展開し、DF天野貴史のアーリークロスにFW佐藤悠希が頭で合わせて好機をつくった。
20分を過ぎると長野が押し込むようになり、この時間帯に先制点が挙がった。29分、右サイドのFKからMF東浩史が好キックを繰り出し、飛び込んだDF大島嵩弘が頭で突き刺した。リズムをつかんだ長野は前節の秋田戦よりもパスがつながり地力を示す。対するカターレは前半、シュート1本にとどまった。
ハーフタイムを挟んで後半はカターレが同点を目指して攻め続けた。引き気味に守る長野に対し、クリアボールを回収して二次三次攻撃を繰り出し、相手カウンターを浴びるピンチも少なかった。しかしゴールが遠かった。後半21分にDF國吉貴博のクロスからFW萱沼優聖がヘディングシュートを放ったり、同30分にDF山形辰徳のクロスに衛藤が合わせてゴール前にボールがこぼれたりする場面があったが得点は生まれなかった。
FW苔口卓也は「(攻めていても)シュートで終われていなかった。センタリングを上げてもクリアされてカウンターを食らうというのが多かったと思う。(出し手と受け手で)もっと合わせていくこと、積極的にシュートを打つ意識が必要だと感じた」と話した。
地元から多くのサポーターが長野まで足を運び、選手は最後まで体を張ってゴールを目指した。この一戦の重みを多くの人が共有していた。昇格に向けて視界が開けるような勝利を期待したが今回は相手が上だった。「しっかり反省して、のちに良い経験だったと振り返られるようにしたい。気持ちを切り替えて、良い形で次の試合に入れるよう準備していく」(苔口)。戦いは続く。
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