【第10節vs長野プレビュー】堅守を打ち破れ
- 2017/05/26
- 23:59
昇格争いのライバルと目される長野との第1ラウンド。昨年はJ3初の来場者1万人超えを達成した注目度の高いカードだ。リーグ最少失点を誇る長野から得点を奪えるか。これまでの取り組みと今の力が試される。
昨年、一昨年とも3位に終わっている長野は昨季まで鹿児島を率いた浅野哲也監督を招へいし、J2などで実績を残す選手を積極的に獲得した。前節の先発メンバーでみると5人が新加入だった。元日本代表のMF明神智和、MF新井純平ら北九州から移籍の3人、前カターレのMF三上陽輔がそう。新たな顔ぶれで悲願のJ2昇格へ走り出している。
第5節から5戦負けなし(2勝3分)はカターレと同じ。目立つのは失点の少なさだ。総失点は3(カターレ5)で最近5試合では1点しか許していない。前節も好調な首位の秋田と対戦して0-0。押され気味ではあったが、縦横にコンパクトな守備ブロックをつくりしのぎ切った。
攻撃ではパスをつなぐスタイルにシフトしており、データスタジアム社が「フットボールラボ」で公開しているデータによると1試合平均のパス本数はリーグ5位(カターレ8位)、ボール支配率は同6位(同8位)。ただし、総得点はリーグ9位タイの8にとどまっており発展途上にあるようだ。現状では昨年も威力を発揮したDF松原優吉のロングスローをはじめとするセットプレーが得点源になっている。
浮氣哲郎監督は「長野はリーグのトップチームといえる存在。ボールを中心としたゾーンディフェンスを浅野監督が浸透させており、攻撃では横幅を使いながら隙を突いてくる。技術力、判断力に優れた選手も多く、穴が見つけづらい」と印象を語った。
カターレは今週、長野の守備ブロックを外からのクロスやミドルシュートで揺さぶるトレーニングをした。浮氣監督は「簡単ではないが、なるべく相手ゴールに近い位置でボールを奪い、どんどん飛び出していきたい。繰り返すことと大胆さによって相手の守りに穴をつくりだしたい」と話した。アグレッシブにゴールを目指す今季の戦い方で真っ向勝負を挑む。
どちらにとっても今後の展開を左右しかねない重要な一戦であるのは間違いない。その緊張感や、観衆で埋まるスタジアムの雰囲気がカターレの潜在能力を引き出してくれるかもしれない。好ゲームを期待しよう。
※Jリーグ公式サイトに長野×富山の見どころが掲載されました。
https://www.jleague.jp/match/j3/2017/052813/ticket/#preview
昨年、一昨年とも3位に終わっている長野は昨季まで鹿児島を率いた浅野哲也監督を招へいし、J2などで実績を残す選手を積極的に獲得した。前節の先発メンバーでみると5人が新加入だった。元日本代表のMF明神智和、MF新井純平ら北九州から移籍の3人、前カターレのMF三上陽輔がそう。新たな顔ぶれで悲願のJ2昇格へ走り出している。
第5節から5戦負けなし(2勝3分)はカターレと同じ。目立つのは失点の少なさだ。総失点は3(カターレ5)で最近5試合では1点しか許していない。前節も好調な首位の秋田と対戦して0-0。押され気味ではあったが、縦横にコンパクトな守備ブロックをつくりしのぎ切った。
攻撃ではパスをつなぐスタイルにシフトしており、データスタジアム社が「フットボールラボ」で公開しているデータによると1試合平均のパス本数はリーグ5位(カターレ8位)、ボール支配率は同6位(同8位)。ただし、総得点はリーグ9位タイの8にとどまっており発展途上にあるようだ。現状では昨年も威力を発揮したDF松原優吉のロングスローをはじめとするセットプレーが得点源になっている。
浮氣哲郎監督は「長野はリーグのトップチームといえる存在。ボールを中心としたゾーンディフェンスを浅野監督が浸透させており、攻撃では横幅を使いながら隙を突いてくる。技術力、判断力に優れた選手も多く、穴が見つけづらい」と印象を語った。
カターレは今週、長野の守備ブロックを外からのクロスやミドルシュートで揺さぶるトレーニングをした。浮氣監督は「簡単ではないが、なるべく相手ゴールに近い位置でボールを奪い、どんどん飛び出していきたい。繰り返すことと大胆さによって相手の守りに穴をつくりだしたい」と話した。アグレッシブにゴールを目指す今季の戦い方で真っ向勝負を挑む。
どちらにとっても今後の展開を左右しかねない重要な一戦であるのは間違いない。その緊張感や、観衆で埋まるスタジアムの雰囲気がカターレの潜在能力を引き出してくれるかもしれない。好ゲームを期待しよう。
※Jリーグ公式サイトに長野×富山の見どころが掲載されました。
https://www.jleague.jp/match/j3/2017/052813/ticket/#preview
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