第9節 富山×YS横浜 マッチレポート■苦労しながらも勝ち切る
- 2017/05/21
- 10:25
【第9節 富山1―0YS横浜 ▽得点者:後半6分・衛藤(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今年初の真夏日となった暑さの中、YS横浜に苦しめられたが1-0で勝点3を加算。弾みをつけて次節、長野との決戦に向かう。
開始直後にいきなりピンチを迎えた。YS横浜がロングボールの競り合いからスルーパスをFW辻正男に通す。裏に抜けてGKと1対1になりかけたが、DF柳下大樹が追いかけてペナルティーエリア内で防ぐ。直後のCKからもクロスにDF宗近慧に頭で合わせられ、外れはしたもののシュートが勢いよくゴール方向に飛んだ。
その後はカターレが攻め込む。球際で強さをみせて主導権を握り、大きなサイドチェンジも交えてゴールに迫った。MF佐々木陽次やMF窪田良が遠めから積極的にシュートを放ったほか、クロスが相手GKの手をかすめてゴール近くにこぼれた場面もあった。
得点が生まれてもおかしくない十分な好機はつくっていた。しかし、パスのずれやボールコントロールのミスなどが目立ち、攻勢を強めることができなかった印象。前半途中で前線の配置を変え、同41分にはトップ下からトップに移ったFW苔口卓也が左からのクロスに走り込んだがわずかに届かず0-0で折り返した。
一方のYS横浜は少ないながらも丁寧にパスをつないでシュートまで持ち込み、実力の一端を示した。樋口靖洋監督は「ゲーム全般をみても十分に戦えたと思う。特に前半は五分五分のゲームができた。着実にチームとして進歩しているという手ごたえがある。それを結果に結びつける作業をしなければいけない」と振り返っている。
MF衛藤裕は「前半は攻撃も守備もちぐはぐで、今季ワーストといえるぐらいの内容だった」と言う。DF山形辰徳は「(ハーフタイムに)『このままじゃだめだ』とみんなで意識を変えた。前半は暑さのせいもあってか出足が遅く、足もとでのプレーが多かった。後半は、原点に返ってしっかりしたプレーをしようと心掛けた」。後半は互いにカウンター気味に攻め合う激しいスタートになったが、6分にこのベテラン2人が均衡を破るゴールを挙げた。
敵陣中央でこぼれ球を拾ったMF佐々木陽が空いていた右へ展開。パスが少し長かったようにみえたが、ライン際で追い付いた山形がそのままスピードを落とさずに運んでセンタリングし、衛藤が頭で合わせた。東福岡高校の同期生による得点は開幕のF東京U-23戦以来でホームでは初めて。21日付けのスポーツ報知富山版は2人にクローズアップした記事をトップで掲載している。
1点で満足せずアグレッブに追加点を目指した。高い位置でボールを奪い、次々とチャンスをつくる。27分にはDF國吉貴博のクロスに逆サイドから山形が飛び込み、直後にもFW萱沼優聖が中央から左のスペースに走って背後を突くなど、複数人が連動する良いかたちもあった。しかしリードを広げることはできなかった。逆に終盤はYS横浜の反撃に見舞われた。44分には左CKからの流れでクロスを入れられ、クリアがゴール前にこぼれる危ない場面も。最後まで気が抜けない展開を守り切り、今季5勝目を手にした。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
今年初の真夏日となった暑さの中、YS横浜に苦しめられたが1-0で勝点3を加算。弾みをつけて次節、長野との決戦に向かう。
開始直後にいきなりピンチを迎えた。YS横浜がロングボールの競り合いからスルーパスをFW辻正男に通す。裏に抜けてGKと1対1になりかけたが、DF柳下大樹が追いかけてペナルティーエリア内で防ぐ。直後のCKからもクロスにDF宗近慧に頭で合わせられ、外れはしたもののシュートが勢いよくゴール方向に飛んだ。
その後はカターレが攻め込む。球際で強さをみせて主導権を握り、大きなサイドチェンジも交えてゴールに迫った。MF佐々木陽次やMF窪田良が遠めから積極的にシュートを放ったほか、クロスが相手GKの手をかすめてゴール近くにこぼれた場面もあった。
得点が生まれてもおかしくない十分な好機はつくっていた。しかし、パスのずれやボールコントロールのミスなどが目立ち、攻勢を強めることができなかった印象。前半途中で前線の配置を変え、同41分にはトップ下からトップに移ったFW苔口卓也が左からのクロスに走り込んだがわずかに届かず0-0で折り返した。
一方のYS横浜は少ないながらも丁寧にパスをつないでシュートまで持ち込み、実力の一端を示した。樋口靖洋監督は「ゲーム全般をみても十分に戦えたと思う。特に前半は五分五分のゲームができた。着実にチームとして進歩しているという手ごたえがある。それを結果に結びつける作業をしなければいけない」と振り返っている。
MF衛藤裕は「前半は攻撃も守備もちぐはぐで、今季ワーストといえるぐらいの内容だった」と言う。DF山形辰徳は「(ハーフタイムに)『このままじゃだめだ』とみんなで意識を変えた。前半は暑さのせいもあってか出足が遅く、足もとでのプレーが多かった。後半は、原点に返ってしっかりしたプレーをしようと心掛けた」。後半は互いにカウンター気味に攻め合う激しいスタートになったが、6分にこのベテラン2人が均衡を破るゴールを挙げた。
敵陣中央でこぼれ球を拾ったMF佐々木陽が空いていた右へ展開。パスが少し長かったようにみえたが、ライン際で追い付いた山形がそのままスピードを落とさずに運んでセンタリングし、衛藤が頭で合わせた。東福岡高校の同期生による得点は開幕のF東京U-23戦以来でホームでは初めて。21日付けのスポーツ報知富山版は2人にクローズアップした記事をトップで掲載している。
1点で満足せずアグレッブに追加点を目指した。高い位置でボールを奪い、次々とチャンスをつくる。27分にはDF國吉貴博のクロスに逆サイドから山形が飛び込み、直後にもFW萱沼優聖が中央から左のスペースに走って背後を突くなど、複数人が連動する良いかたちもあった。しかしリードを広げることはできなかった。逆に終盤はYS横浜の反撃に見舞われた。44分には左CKからの流れでクロスを入れられ、クリアがゴール前にこぼれる危ない場面も。最後まで気が抜けない展開を守り切り、今季5勝目を手にした。
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