【第9節vsYS横浜プレビュー】勝ち切るチームへ脱皮なるか
- 2017/05/18
- 11:33
前節のC大阪U-23戦は追い付かれて1-1で引き分け、連勝を逃した。第4節の沼津に敗れて以降は負けなしだが、1勝3分で勝ち切れないゲームが目立ってきた。16位のYSCC(横浜スポーツ&カルチャークラブ、以下YS横浜)をホームに迎える今節はしっかり勝点3をつかみ取りたい。
昨秋の対戦では逆転勝ちを収めたものの3点を先取されて大苦戦した。勝負は何が起こるか分からない。しかも、YS横浜は前節に今季初勝利を挙げて勢いに乗っている。浮氣哲郎監督も「前節のC大阪U-23戦とはまた違った難しい試合になる」とみている。
浮氣監督がそう考えるのは、YS横浜の試合映像を見て選手たちのボールへの執着心やひた向きさを感じたからだ。彼らはクラブのスクールでコーチをするなどしながらJ3の舞台で戦っている。「(実力をアピールして他クラブに移籍しプロになるという)就職活動のつもりで一試合一試合を全力で戦っている選手もいるのではなかろうか」と思いを寄せた。
YS横浜は前節のG大阪U-23戦、19歳のMF小松駿太が自身J初を含む2ゴールを挙げて2-1で勝った。この試合を含む最近4試合(1勝1分2敗)でチームは7得点を挙げており、状態の良さがおのずと初白星につながったようだ。
今季はJ2の鳥取や金沢でプレーしたキャプテンFW辻正男の存在が大きい。4年ぶりに古巣のYS横浜へ戻った昨季は左ひざの靭帯を痛め10月まで試合に出場できなかったが、今季は開幕から全試合に出場してチームを引っ張っている。前節はタイミングよくボールを受けるシーンが多く、全員が前線の彼の動きを意識しながらプレーしているようだ。2012年のJFL得点王の力は侮れない。
前節のヒーロー小松は決意のもと大学を中退し今季加入したルーキー。彼の2得点につながるチャンスをつくり出したレフティーのMF仲村京雅は千葉から期限付き移籍。一昨年にもYS横浜でプレーし、琉球を経て復帰した。彼らが加わって選手層に厚みがでたぶん、MF吉田明生がボランチに下がって攻守のバランスをとっている。吉田はJ3が創設された14年から全試合先発出場を継続中。その106試合のうち途中交代したのは2試合だけというのも驚きだ。
過去3年はいずれも最下位に終わっている。樋口靖洋監督2年目の今季は上位を脅かす存在になるかもしれない。
カターレは勝ち切る力をつけるため今週も引き続き攻撃に重点を置きトレーニングを積んだ模様だ。浮氣監督は「前節はラストパスの精度を欠き、シュートも枠内に飛ばせなかった。相手のチャンスをゼロにすることが難しい以上、先制点を挙げても追加点が取れなければ引き分けに終わる恐れがある」と話す。チャンスメークと決定力の両面から改善を促し、得点につなげたいと考えている。
MF佐々木陽次は「前節のような自分のシュート数が少ない試合はチームとしての攻撃もあまり良くない傾向がある。自分自身がもっとゴール前に入っていく回数を増やせるようにプレーしなければいけないと考えている。そしてワンチャンス、ツーチャンスで決め切ることが自分にとってもチームにとっても課題。(最近は勝ち切れない試合が多いが)これからのことに着目してやっていく。これから勝っていけばよい」と話した。
昨秋の対戦では逆転勝ちを収めたものの3点を先取されて大苦戦した。勝負は何が起こるか分からない。しかも、YS横浜は前節に今季初勝利を挙げて勢いに乗っている。浮氣哲郎監督も「前節のC大阪U-23戦とはまた違った難しい試合になる」とみている。
浮氣監督がそう考えるのは、YS横浜の試合映像を見て選手たちのボールへの執着心やひた向きさを感じたからだ。彼らはクラブのスクールでコーチをするなどしながらJ3の舞台で戦っている。「(実力をアピールして他クラブに移籍しプロになるという)就職活動のつもりで一試合一試合を全力で戦っている選手もいるのではなかろうか」と思いを寄せた。
YS横浜は前節のG大阪U-23戦、19歳のMF小松駿太が自身J初を含む2ゴールを挙げて2-1で勝った。この試合を含む最近4試合(1勝1分2敗)でチームは7得点を挙げており、状態の良さがおのずと初白星につながったようだ。
今季はJ2の鳥取や金沢でプレーしたキャプテンFW辻正男の存在が大きい。4年ぶりに古巣のYS横浜へ戻った昨季は左ひざの靭帯を痛め10月まで試合に出場できなかったが、今季は開幕から全試合に出場してチームを引っ張っている。前節はタイミングよくボールを受けるシーンが多く、全員が前線の彼の動きを意識しながらプレーしているようだ。2012年のJFL得点王の力は侮れない。
前節のヒーロー小松は決意のもと大学を中退し今季加入したルーキー。彼の2得点につながるチャンスをつくり出したレフティーのMF仲村京雅は千葉から期限付き移籍。一昨年にもYS横浜でプレーし、琉球を経て復帰した。彼らが加わって選手層に厚みがでたぶん、MF吉田明生がボランチに下がって攻守のバランスをとっている。吉田はJ3が創設された14年から全試合先発出場を継続中。その106試合のうち途中交代したのは2試合だけというのも驚きだ。
過去3年はいずれも最下位に終わっている。樋口靖洋監督2年目の今季は上位を脅かす存在になるかもしれない。
カターレは勝ち切る力をつけるため今週も引き続き攻撃に重点を置きトレーニングを積んだ模様だ。浮氣監督は「前節はラストパスの精度を欠き、シュートも枠内に飛ばせなかった。相手のチャンスをゼロにすることが難しい以上、先制点を挙げても追加点が取れなければ引き分けに終わる恐れがある」と話す。チャンスメークと決定力の両面から改善を促し、得点につなげたいと考えている。
MF佐々木陽次は「前節のような自分のシュート数が少ない試合はチームとしての攻撃もあまり良くない傾向がある。自分自身がもっとゴール前に入っていく回数を増やせるようにプレーしなければいけないと考えている。そしてワンチャンス、ツーチャンスで決め切ることが自分にとってもチームにとっても課題。(最近は勝ち切れない試合が多いが)これからのことに着目してやっていく。これから勝っていけばよい」と話した。
- 関連記事
-
- 第9節 富山×YS横浜 YS横浜・樋口靖洋監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 第9節 富山×YS横浜 富山・浮氣哲郎監督の会見コメント★質疑内容を追加
- 【第9節vsYS横浜プレビュー】勝ち切るチームへ脱皮なるか
- 第8節 C大阪U-23×富山 追い付かれてドロー
- 【第8節vsC大阪U-23プレビュー】挑戦者として立ち向かう