県選手権決勝 カターレ×新庄 マッチレポート■前節を教訓に戦い抜く
- 2017/04/10
- 16:52
【カターレ5―0新庄 ▽得点者:後半3分・代(カ)、同9分、11分、21分・パブロ(カ)、同45分・OG(カ)】
後半だけで5点を挙げて快勝した。前半のうちにゴールを奪えなかったものの、新庄クラブのシュートを前後半合わせて3本に抑え込んでおり力の差は示した。
天皇杯の出場権を獲得し、1回戦では4月23日13時から富山県総合運動公園で京都府代表のアミティエSCと対戦する。
MF窪田良、DF進藤誠司が今季初先発し、北井佑季がパブロとツートップを組む[4-4-2]のフォーメーションでスタート。対する新庄は昨年8月の対戦時と8人が同じメンバーで、元カターレのMF景山健司、FW石黒智久も先発した。
立ち上がりこそ球際で競り合ってボールが落ち着かない展開だったが、次第にカターレの圧力がまさって新庄コートでプレーが続く状況になった。10分にゴール前の混戦からこぼれたボールをMF西室隆規がミドルシュートで狙うがGK正面へ。21分にはMF佐々木陽次からもらったパブロが右から運んでクロスを送り北井が詰めたが、新庄が体を張って守った。
優勢に進めてはいたが前半の半ばを過ぎると攻撃がクロス中心になってやや単調に。90分以内で得点を奪えなかった昨年のゲームを想起させる時間帯もあった。
新庄はきっちりと守って狙い通り0-0で折り返したが、攻撃の時間がなかなかつくれなかった。7分にFKから直接ゴールを狙い、27分前後にはこぼれ球がつながってMF佐伯大成がペナルティーエリア内へ入るがシュートに持ち込めない。38分にはMF前野良平がミドルシュートを放ったがGKの正面を突いた。
後半3分にカターレが右CKから先制点を挙げる。ニアサイドの佐々木陽が頭ですらしてDF代健司がヘディングシュートで決めた。均衡が破れると、堰を切ったようにカターレが勢いづき次々とゴールを奪った。
新庄も足が止まってしまった。例年は実戦を通じてフィジカルコンディションを上げていたところがあるそうで、北信越リーグ開幕前にこの決勝が移ったことは不利に働いたようだ。今年から監督を務めDFとして出場していた川野毅は「せっかく頑張って前半を無失点で守ったのに、後半の早い時間帯に、しかもセットプレーからやられた。ダメージが大きかったのではないか」と振り返った。
カターレはパブロが後半9分、進藤からのライナー性のクロスに頭で合わせて移籍後初得点をマークした。直後には右サイドでのパスワークから佐々木陽がフリックしたボールをワンタッチで蹴り込んで2点目、同21分には西室のFKをヘディングで決め約10分でハットトリックを達成した。
MF木本敬介とMF椎名伸志も後半途中から今季初出場。全員が最後まで積極的にゴールを目指す姿勢を緩めず、ボールホルダーを追い越したり、何本もショートパスをつないだりと多彩な攻撃パターンを試みていた。
浮氣哲郎監督は「先週のリーグ戦ではサッカーの本質的なところでやられてしまった。きょうの試合できちんと修正したかった。選手たちは球際をはじめとする戦うところに関して引くことなく挑めていた」と話す。リーグ戦ではなかったが、嫌な負けの次の試合として重視し、選手に奮起を促したようだ。選手たちもしっかりそれに応えて次節の琉球戦につなげた。
◇天皇杯1回戦でぶつかるアミティエSCにはDF内田錬平が在籍し、03-06年にアローズ北陸を率いた草木克洋氏が監督を務めている。
◇カターレの公式戦での5得点は過去最多タイで、2008年のJFL前期16節/6月15日・びわこ戦(○5-1)、後期14節/11月8日・高崎戦(○5-0)以来。
後半だけで5点を挙げて快勝した。前半のうちにゴールを奪えなかったものの、新庄クラブのシュートを前後半合わせて3本に抑え込んでおり力の差は示した。
天皇杯の出場権を獲得し、1回戦では4月23日13時から富山県総合運動公園で京都府代表のアミティエSCと対戦する。
MF窪田良、DF進藤誠司が今季初先発し、北井佑季がパブロとツートップを組む[4-4-2]のフォーメーションでスタート。対する新庄は昨年8月の対戦時と8人が同じメンバーで、元カターレのMF景山健司、FW石黒智久も先発した。
立ち上がりこそ球際で競り合ってボールが落ち着かない展開だったが、次第にカターレの圧力がまさって新庄コートでプレーが続く状況になった。10分にゴール前の混戦からこぼれたボールをMF西室隆規がミドルシュートで狙うがGK正面へ。21分にはMF佐々木陽次からもらったパブロが右から運んでクロスを送り北井が詰めたが、新庄が体を張って守った。
優勢に進めてはいたが前半の半ばを過ぎると攻撃がクロス中心になってやや単調に。90分以内で得点を奪えなかった昨年のゲームを想起させる時間帯もあった。
新庄はきっちりと守って狙い通り0-0で折り返したが、攻撃の時間がなかなかつくれなかった。7分にFKから直接ゴールを狙い、27分前後にはこぼれ球がつながってMF佐伯大成がペナルティーエリア内へ入るがシュートに持ち込めない。38分にはMF前野良平がミドルシュートを放ったがGKの正面を突いた。
後半3分にカターレが右CKから先制点を挙げる。ニアサイドの佐々木陽が頭ですらしてDF代健司がヘディングシュートで決めた。均衡が破れると、堰を切ったようにカターレが勢いづき次々とゴールを奪った。
新庄も足が止まってしまった。例年は実戦を通じてフィジカルコンディションを上げていたところがあるそうで、北信越リーグ開幕前にこの決勝が移ったことは不利に働いたようだ。今年から監督を務めDFとして出場していた川野毅は「せっかく頑張って前半を無失点で守ったのに、後半の早い時間帯に、しかもセットプレーからやられた。ダメージが大きかったのではないか」と振り返った。
カターレはパブロが後半9分、進藤からのライナー性のクロスに頭で合わせて移籍後初得点をマークした。直後には右サイドでのパスワークから佐々木陽がフリックしたボールをワンタッチで蹴り込んで2点目、同21分には西室のFKをヘディングで決め約10分でハットトリックを達成した。
MF木本敬介とMF椎名伸志も後半途中から今季初出場。全員が最後まで積極的にゴールを目指す姿勢を緩めず、ボールホルダーを追い越したり、何本もショートパスをつないだりと多彩な攻撃パターンを試みていた。
浮氣哲郎監督は「先週のリーグ戦ではサッカーの本質的なところでやられてしまった。きょうの試合できちんと修正したかった。選手たちは球際をはじめとする戦うところに関して引くことなく挑めていた」と話す。リーグ戦ではなかったが、嫌な負けの次の試合として重視し、選手に奮起を促したようだ。選手たちもしっかりそれに応えて次節の琉球戦につなげた。
◇天皇杯1回戦でぶつかるアミティエSCにはDF内田錬平が在籍し、03-06年にアローズ北陸を率いた草木克洋氏が監督を務めている。
◇カターレの公式戦での5得点は過去最多タイで、2008年のJFL前期16節/6月15日・びわこ戦(○5-1)、後期14節/11月8日・高崎戦(○5-0)以来。
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