第7節 富山×藤枝 マッチレポート■5試合ぶりの白星。攻守に個の力みせる
- 2015/04/27
- 10:48
【第7節 富山1―0藤枝 ▽得点者:前半20分・苔口(富)】
カターレは連敗を2で止め、開幕戦以来5試合ぶりの勝利を収めた。数多く決定機をつくってシュート17本を放ち、同3本に藤枝を抑えた。しかしスコアは1-0。追加点を奪えず、終了直前にはGK江角浩司の好守に救われた場面もあって快勝とは言い難い。「もっと賢く勝たなければいけない」と岸野靖之監督も厳しい表情だった。
それでもこの1勝がもたらす効果は小さくないだろう。自身今季初得点で勝利に導いたFW苔口卓也は「チーム状態は良いと思うが、負けていたので選手がちょっと自信を失っていた部分もあった。きょうの勝利で自信もついてくればプレーの精度も上がってくるだろう。これからが楽しみ」と話す。今季初先発だったMF朝日大輔も「勝つという最低限のことはできた。まだまだ修正しなければいけないことが多いが、勝って取り組めるのは大きい」。3日後の次節・相模原戦に期待がふくらむ。
開始直後からカターレが押し込んだ。前線から中盤にかけてプレスをかけ、ボールを奪うと素早く縦に送って苔口らアタッカー陣のスピードを生かす。藤枝は自分たちのつなぐサッカーにこだわろうとするが、パスミスをカターレにカットされ防戦一方になった。
しかしカターレはラストパスに精度を欠き、ゴールには迫るがなかなか決定機をつくれない。20分に先制点が生まれたが、MF北井佑季のパスカットからのドリブル突破と受けた苔口の左サイドの角度のない位置からの技ありシュートによるもの。どちらかといえば個人技が光る力づくでこじ開けたゴールだった。
その後もカターレはチャンスを量産した。前半39分には北井のシュートが左ポストを直撃。後半に入っても早々に苔口やFW中西倫也のGKへのチャージから2度の得点機があり、同12分にはゴール前FKのクイックリスタートから北井が決定機を迎えたが決め切れなかった。同28分に朝日のパスカットから苔口がゴール前に運びMF木本敬介が中央から放ったシュートが左に外れ、アディショナルタイムにはホーム初出場だった3年目のFW山本祥輝が好機を迎えたが枠を捉え切れなかった。
藤枝は後半途中にMF枝本雄一郎が2列目からボランチに下がってパスワークの起点になりリズムをつかみ始める。しかし何度かあったカウンターのチャンスもシュートまで持ち込めなかった。カターレDF平出涼が持ち味の機動力を生かして対応し安定感があった。アディショナルタイムに右サイドのDF裏をつかれそうになった場面では江角が判断よく飛び出して相手より先にボールに触りピンチを未然に防いだ。今回は守りでも個の力に救われた部分が少なくない印象だった。苦しみながらも勝点を重ねグループとしての力をさらに上げていきたい。
カターレは連敗を2で止め、開幕戦以来5試合ぶりの勝利を収めた。数多く決定機をつくってシュート17本を放ち、同3本に藤枝を抑えた。しかしスコアは1-0。追加点を奪えず、終了直前にはGK江角浩司の好守に救われた場面もあって快勝とは言い難い。「もっと賢く勝たなければいけない」と岸野靖之監督も厳しい表情だった。
それでもこの1勝がもたらす効果は小さくないだろう。自身今季初得点で勝利に導いたFW苔口卓也は「チーム状態は良いと思うが、負けていたので選手がちょっと自信を失っていた部分もあった。きょうの勝利で自信もついてくればプレーの精度も上がってくるだろう。これからが楽しみ」と話す。今季初先発だったMF朝日大輔も「勝つという最低限のことはできた。まだまだ修正しなければいけないことが多いが、勝って取り組めるのは大きい」。3日後の次節・相模原戦に期待がふくらむ。
開始直後からカターレが押し込んだ。前線から中盤にかけてプレスをかけ、ボールを奪うと素早く縦に送って苔口らアタッカー陣のスピードを生かす。藤枝は自分たちのつなぐサッカーにこだわろうとするが、パスミスをカターレにカットされ防戦一方になった。
しかしカターレはラストパスに精度を欠き、ゴールには迫るがなかなか決定機をつくれない。20分に先制点が生まれたが、MF北井佑季のパスカットからのドリブル突破と受けた苔口の左サイドの角度のない位置からの技ありシュートによるもの。どちらかといえば個人技が光る力づくでこじ開けたゴールだった。
その後もカターレはチャンスを量産した。前半39分には北井のシュートが左ポストを直撃。後半に入っても早々に苔口やFW中西倫也のGKへのチャージから2度の得点機があり、同12分にはゴール前FKのクイックリスタートから北井が決定機を迎えたが決め切れなかった。同28分に朝日のパスカットから苔口がゴール前に運びMF木本敬介が中央から放ったシュートが左に外れ、アディショナルタイムにはホーム初出場だった3年目のFW山本祥輝が好機を迎えたが枠を捉え切れなかった。
藤枝は後半途中にMF枝本雄一郎が2列目からボランチに下がってパスワークの起点になりリズムをつかみ始める。しかし何度かあったカウンターのチャンスもシュートまで持ち込めなかった。カターレDF平出涼が持ち味の機動力を生かして対応し安定感があった。アディショナルタイムに右サイドのDF裏をつかれそうになった場面では江角が判断よく飛び出して相手より先にボールに触りピンチを未然に防いだ。今回は守りでも個の力に救われた部分が少なくない印象だった。苦しみながらも勝点を重ねグループとしての力をさらに上げていきたい。
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