第4節 富山×沼津 富山・浮氣哲郎監督の会見コメント★質疑内容を追加しました
- 2017/04/02
- 18:35
【第4節 富山0―3沼津 ▽得点者:前半13分・薗田、同35分・青木、後半45+5分・中村(以上沼)】
★質疑内容を追加しました
●富山・浮氣哲郎監督
開幕から(3連勝と)良い数字が並んでいてサポーターの方も期待していたと思う。そういう日に勝点3を届けられず申し訳ない気持ちだ。
沼津はゴールにシンプルに、直線的に向かうチームだと分析し、球際の勝負でセカンドボールをどれだけ支配できるかがポイントだと考えて準備してきたが、完全に受けにまわってしまい、どこかきちんと戦えなかった。0-3は申し訳ないが、当然の結果だと思う。
Q:3失点したが、何が問題だったのか。
風もあったのでアクシデントもあり得るから1、2点は失点するかもしれないが、そうなっても焦らずにしっかり戦っていこうと試合前に伝えていた。(その通りに)キックオフ直後に嫌な位置でFKを与えてしまい、きょうは難しいゲームだなと思った。1点目も2点目もあっけなく入ってしまった。しかし、それもサッカーだと思っている。ゴールをこじ開けようという気迫が相手にはあった。それを受けてしまったのがいけなかったと思う。
Q:開幕からの連勝が止まった。
毎試合、レギュラーというものを決めず、きちんと競争してメンバーが戦っていくという中で、3試合目までは本当にチャレンジャーという気持ちだったと思う。勝利が続くと落とし穴が待っているな、とは感じていたが、「失ってはいけない」「うまくやらないといけない」「相手との差を見せつけなければいけない」といった(気持ちが生じてか)、ちょっとした隙がきょうは生まれてしまったのかなと思う。
敗戦を機に、「自分たちは開幕して良いポジションにいたかもしれないが、けっして首位とか1位とかそんなチームではない。毎試合、良い準備をして、本気で相手と戦っていくというところにシンプルに立ち返ろう」と今もロッカールームで話してきた。
(開幕3連勝によって)見えない部分でいろいろなものが選手たちの背中にものしかかっていたのかなと思っている。
Q:攻撃であまり良い場面が見られなかったのではないか。
早い時間に失点し、なかなかセカンドボールを拾えず、自分たちのボールになっても相手がゴール前に入れさせてくれなかった。相手の守備組織の前ではボールを動かせても、そこから相手が嫌がるゴール前に入っていけたかといえば、1つ2つと手数が増えてしまってボールの失い方が悪く攻撃のリズムがつくり切れずにうまくいかなかったのかなと思う。
選手みんなが一人ひとりで決定的な仕事をしようとし過ぎたのかなと感じる。もう1つ、2つ、3つぐらいの連動がちょっと足りなかったと思う。やり方を変える必要はなく、きちんとアクションが起きた時に敵を見ながら生まれたスペースに入っていくこと、パスの出し手は見逃さずに入れていくことを繰り返すだけだ。これまでと変わらず取り組んでいきたい。
Q:今季初先発の柳下選手をFWで起用し、途中からカベッサも投入した。
今週みんなで競争している中で、練習中の集中力や、練習後のシュート練習も含めてすごく力強いものを感じたので、彼がやってくれるんじゃないかと思って起用した。彼が仕事ができたかと言えば、できた部分がある一方でできなかった部分もあると思うが責めたりはしない。彼はハードワークしてくれた。足りない部分もあると思うので練習で補っていってほしい。「負けた時こそ、できたことできなかったことにきちんと向き合って取り組んでいこう」と彼だけでなく全員に話してきた。
カベッサもチームの一員になってからまだプレーする時間が少なかったが、意欲的に練習に取り組み、パフォーマンスもよかったので起用した。きょうの出来では彼自身が満足していないだろう。ロッカーでも悔しそうな顔をしていた。コンディションが上がってきたら大きな戦力になるし、対戦相手も嫌だろう。一緒に汗をかいていきたい。
Q:球際の勝負で後手に回った理由は。
競り合いのところで相手は100~110でくる。こちらもきちんと100もしくは110、115で戦わないとセカンドボールを奪われて押し込まれていく。(今回の)うちは100出せていなかったのではないかな。「なんとなくマイボールにすればよい」という感じで競り切れていないと感じている。
いろんなサッカー、戦術があるが、けっして外せないのがセカンドボールを支配する時の球際の強さ。強いにこしたことがないし、強くなければ支配できない。もう一度見つめなおして取り組んでいきたい。
マイボールにしたいという気持ちが強すぎたのかな。クリアは良い印象を持たれないかもしれないが、クリアは大切な技術だと選手にも話している。しっかりしたクリアができるチームは強い。例えばアントラーズがそうだ。クリアの質が高いからそれがパスになって前線が走り込んでいる。球際で競って、(相手のプレスを外す)ひと山越すようなクリアをしておけば流れが変わった部分が多かったと思う。その場や後方でマイボールにしようとする意識が強くなってしまったかなと思う。
Q:監督に就任しての初黒星から学ぶとすればなにかあるだろうか。
自分の選手起用、交代、立ち位置の変更含めた采配についてはまだまだ経験不足だなと感じる。選手たちが(ゲームで)戸惑わないように1週間の練習のなかで想定してやっておく必要があると思ったし、きょう送り出す選手に対して自分自身がどれだけ準備ができたかと考えると準備不足だったと思っている。
サポーターのみなさんには申し訳ないが、負けたことでもう一度ゼロからスタートして頑張っていかなければいけないと気づけた。下を向くことではなく、今起きていることに顔を上げてどう取り組んでいくかが最も大事だと思う。自分も選手も足りなかったことに目を向けて、苦しいとは思うが逃げずに準備し、トレーニングしていく。これを繰り返すしかない。
Q:連勝が止まり次の試合が大事になるのではないか。
「連勝」というのは気にはしていなくて、毎試合毎試合どうやって勝点3を取れるかが大事。きょうの敗戦で学ぶべきは、そうやって結果が良いほうにつながっていけば連勝、悪い方向なら連敗という言葉になるが、そういう言葉に引っ張られることなく、毎試合フレッシュな気持ちで勝ち点3を取るために、選ばれた11人がどれだけ集中してピッチに立てるか、その環境を準備してこのピッチに持ってこられるかが大事であること。きょうのゲームも含めて、今できていること、できていないことを見つめ直して準備していきたいと思う。
★質疑内容を追加しました
●富山・浮氣哲郎監督
開幕から(3連勝と)良い数字が並んでいてサポーターの方も期待していたと思う。そういう日に勝点3を届けられず申し訳ない気持ちだ。
沼津はゴールにシンプルに、直線的に向かうチームだと分析し、球際の勝負でセカンドボールをどれだけ支配できるかがポイントだと考えて準備してきたが、完全に受けにまわってしまい、どこかきちんと戦えなかった。0-3は申し訳ないが、当然の結果だと思う。
Q:3失点したが、何が問題だったのか。
風もあったのでアクシデントもあり得るから1、2点は失点するかもしれないが、そうなっても焦らずにしっかり戦っていこうと試合前に伝えていた。(その通りに)キックオフ直後に嫌な位置でFKを与えてしまい、きょうは難しいゲームだなと思った。1点目も2点目もあっけなく入ってしまった。しかし、それもサッカーだと思っている。ゴールをこじ開けようという気迫が相手にはあった。それを受けてしまったのがいけなかったと思う。
Q:開幕からの連勝が止まった。
毎試合、レギュラーというものを決めず、きちんと競争してメンバーが戦っていくという中で、3試合目までは本当にチャレンジャーという気持ちだったと思う。勝利が続くと落とし穴が待っているな、とは感じていたが、「失ってはいけない」「うまくやらないといけない」「相手との差を見せつけなければいけない」といった(気持ちが生じてか)、ちょっとした隙がきょうは生まれてしまったのかなと思う。
敗戦を機に、「自分たちは開幕して良いポジションにいたかもしれないが、けっして首位とか1位とかそんなチームではない。毎試合、良い準備をして、本気で相手と戦っていくというところにシンプルに立ち返ろう」と今もロッカールームで話してきた。
(開幕3連勝によって)見えない部分でいろいろなものが選手たちの背中にものしかかっていたのかなと思っている。
Q:攻撃であまり良い場面が見られなかったのではないか。
早い時間に失点し、なかなかセカンドボールを拾えず、自分たちのボールになっても相手がゴール前に入れさせてくれなかった。相手の守備組織の前ではボールを動かせても、そこから相手が嫌がるゴール前に入っていけたかといえば、1つ2つと手数が増えてしまってボールの失い方が悪く攻撃のリズムがつくり切れずにうまくいかなかったのかなと思う。
選手みんなが一人ひとりで決定的な仕事をしようとし過ぎたのかなと感じる。もう1つ、2つ、3つぐらいの連動がちょっと足りなかったと思う。やり方を変える必要はなく、きちんとアクションが起きた時に敵を見ながら生まれたスペースに入っていくこと、パスの出し手は見逃さずに入れていくことを繰り返すだけだ。これまでと変わらず取り組んでいきたい。
Q:今季初先発の柳下選手をFWで起用し、途中からカベッサも投入した。
今週みんなで競争している中で、練習中の集中力や、練習後のシュート練習も含めてすごく力強いものを感じたので、彼がやってくれるんじゃないかと思って起用した。彼が仕事ができたかと言えば、できた部分がある一方でできなかった部分もあると思うが責めたりはしない。彼はハードワークしてくれた。足りない部分もあると思うので練習で補っていってほしい。「負けた時こそ、できたことできなかったことにきちんと向き合って取り組んでいこう」と彼だけでなく全員に話してきた。
カベッサもチームの一員になってからまだプレーする時間が少なかったが、意欲的に練習に取り組み、パフォーマンスもよかったので起用した。きょうの出来では彼自身が満足していないだろう。ロッカーでも悔しそうな顔をしていた。コンディションが上がってきたら大きな戦力になるし、対戦相手も嫌だろう。一緒に汗をかいていきたい。
Q:球際の勝負で後手に回った理由は。
競り合いのところで相手は100~110でくる。こちらもきちんと100もしくは110、115で戦わないとセカンドボールを奪われて押し込まれていく。(今回の)うちは100出せていなかったのではないかな。「なんとなくマイボールにすればよい」という感じで競り切れていないと感じている。
いろんなサッカー、戦術があるが、けっして外せないのがセカンドボールを支配する時の球際の強さ。強いにこしたことがないし、強くなければ支配できない。もう一度見つめなおして取り組んでいきたい。
マイボールにしたいという気持ちが強すぎたのかな。クリアは良い印象を持たれないかもしれないが、クリアは大切な技術だと選手にも話している。しっかりしたクリアができるチームは強い。例えばアントラーズがそうだ。クリアの質が高いからそれがパスになって前線が走り込んでいる。球際で競って、(相手のプレスを外す)ひと山越すようなクリアをしておけば流れが変わった部分が多かったと思う。その場や後方でマイボールにしようとする意識が強くなってしまったかなと思う。
Q:監督に就任しての初黒星から学ぶとすればなにかあるだろうか。
自分の選手起用、交代、立ち位置の変更含めた采配についてはまだまだ経験不足だなと感じる。選手たちが(ゲームで)戸惑わないように1週間の練習のなかで想定してやっておく必要があると思ったし、きょう送り出す選手に対して自分自身がどれだけ準備ができたかと考えると準備不足だったと思っている。
サポーターのみなさんには申し訳ないが、負けたことでもう一度ゼロからスタートして頑張っていかなければいけないと気づけた。下を向くことではなく、今起きていることに顔を上げてどう取り組んでいくかが最も大事だと思う。自分も選手も足りなかったことに目を向けて、苦しいとは思うが逃げずに準備し、トレーニングしていく。これを繰り返すしかない。
Q:連勝が止まり次の試合が大事になるのではないか。
「連勝」というのは気にはしていなくて、毎試合毎試合どうやって勝点3を取れるかが大事。きょうの敗戦で学ぶべきは、そうやって結果が良いほうにつながっていけば連勝、悪い方向なら連敗という言葉になるが、そういう言葉に引っ張られることなく、毎試合フレッシュな気持ちで勝ち点3を取るために、選ばれた11人がどれだけ集中してピッチに立てるか、その環境を準備してこのピッチに持ってこられるかが大事であること。きょうのゲームも含めて、今できていること、できていないことを見つめ直して準備していきたいと思う。
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