【第3節vs盛岡プレビュー】みちのくで勝利を
- 2017/03/24
- 22:49
クラブ初の開幕2連勝を達成し、連勝を伸ばせるかに注目が集まる。昨季は1勝も挙げられなかった東北勢との今季初対戦だ。また、アウェイの盛岡戦は過去2戦2分。昨季はDF平出涼が自身Jリーグ初となる会心のゴールを決めたが終盤に追い付かれている。ジンクスを破る勝利をつかめるか。「超戦―これまでを超える戦い」に今回も期待しよう。
昨季は盛岡(13位)と1分1敗、秋田(4位)に2敗を喫し、福島(14位)とは2分けだった。移動の距離と時間の長さはホーム&アウェイでお互いさま。3チームのスタイルもそれぞれ異なる。しかし、東北3クラブとの相性が悪い傾向は一昨年から。やはり、何らかの理由があるのかもしれない。
浮氣哲郎監督に盛岡の印象について尋ねると、「これまで知らなかったが、まとまりのあるとても良いチームだと思った。ボールを丁寧に扱い、チームで動かせる」と話した。これを聞いて気が付いた。浮氣監督が盛岡に感じたチームとしてのまとまりの良さが、秋田、福島にも当てはまる東北勢の共通点だと。
いずれも3年前のJ3創設ともにJリーグに入会した。まだ発展途上で、J2ライセンスも取得できていない。昇格を狙うクラブのように十分な戦力を整えるのは難しい。だが、それを組織力、団結力で補っているのだろう。そして「ひと泡吹かせてやる」とカターレに挑みかかってくる。今季こそ、彼らを上回る力を示して勝点を重ねたい。
盛岡は前節の琉球戦を2-1の逆転で制して1勝1分。開幕戦のC大阪U-23戦も2点のビハインドを追い付いて引き分けており、粘り強い。今回がホーム初戦になる。
前節のスタメンのうち新加入は前相模原のFW岩渕良太、前町田のDF福田友也の2人だけ。神川明彦前監督が鍛えた選手たち、パスをつなぐスタイルがチームのベースになっている。そこに地元出身の菊池利三監督が着任し、課題だった守りの強化を図っているようだ。[3-4-3]のフォーメーションを採用した前節は、守備時に[5-4-1]のブロックをつくって対応し、攻撃力のある琉球に2点目を許さなかった。同監督と2000年に大宮で一緒にプレーした浮氣監督は「中継では『盛岡と琉球の試合は打ち合いになる』と紹介されていたが、そういう感じのゲームではなかった。彼も僕と同じ守りの選手だったからしっかり指導しているのだろう」と話し対戦を楽しみにしていた。
対するカターレは今週、中盤から展開してフィニッシュに持ち込むトレーニングに多くの時間を割き、さまざまなパターンを反復練習した。浮氣監督は「今度はもっと自分たちの良いところが出せるのではないか」と期待する。ボールをつないでくる盛岡との対戦では、キャンプから取り組んでいるプレスディフェンスが試されるとみており、良い守備から良い攻撃を繰り出すイメージを描いている。
DF佐々木一輝は「2連勝しているが、まだ『いいサッカーができている』とまでは言えない。勝つと同時に、(ゲーム内容を向上させて)チームが強くなっていかなければいけない時期。大事な試合になる」と話した。
※J公式サイトに盛岡×富山の見どころが掲載されています
昨季は盛岡(13位)と1分1敗、秋田(4位)に2敗を喫し、福島(14位)とは2分けだった。移動の距離と時間の長さはホーム&アウェイでお互いさま。3チームのスタイルもそれぞれ異なる。しかし、東北3クラブとの相性が悪い傾向は一昨年から。やはり、何らかの理由があるのかもしれない。
浮氣哲郎監督に盛岡の印象について尋ねると、「これまで知らなかったが、まとまりのあるとても良いチームだと思った。ボールを丁寧に扱い、チームで動かせる」と話した。これを聞いて気が付いた。浮氣監督が盛岡に感じたチームとしてのまとまりの良さが、秋田、福島にも当てはまる東北勢の共通点だと。
いずれも3年前のJ3創設ともにJリーグに入会した。まだ発展途上で、J2ライセンスも取得できていない。昇格を狙うクラブのように十分な戦力を整えるのは難しい。だが、それを組織力、団結力で補っているのだろう。そして「ひと泡吹かせてやる」とカターレに挑みかかってくる。今季こそ、彼らを上回る力を示して勝点を重ねたい。
盛岡は前節の琉球戦を2-1の逆転で制して1勝1分。開幕戦のC大阪U-23戦も2点のビハインドを追い付いて引き分けており、粘り強い。今回がホーム初戦になる。
前節のスタメンのうち新加入は前相模原のFW岩渕良太、前町田のDF福田友也の2人だけ。神川明彦前監督が鍛えた選手たち、パスをつなぐスタイルがチームのベースになっている。そこに地元出身の菊池利三監督が着任し、課題だった守りの強化を図っているようだ。[3-4-3]のフォーメーションを採用した前節は、守備時に[5-4-1]のブロックをつくって対応し、攻撃力のある琉球に2点目を許さなかった。同監督と2000年に大宮で一緒にプレーした浮氣監督は「中継では『盛岡と琉球の試合は打ち合いになる』と紹介されていたが、そういう感じのゲームではなかった。彼も僕と同じ守りの選手だったからしっかり指導しているのだろう」と話し対戦を楽しみにしていた。
対するカターレは今週、中盤から展開してフィニッシュに持ち込むトレーニングに多くの時間を割き、さまざまなパターンを反復練習した。浮氣監督は「今度はもっと自分たちの良いところが出せるのではないか」と期待する。ボールをつないでくる盛岡との対戦では、キャンプから取り組んでいるプレスディフェンスが試されるとみており、良い守備から良い攻撃を繰り出すイメージを描いている。
DF佐々木一輝は「2連勝しているが、まだ『いいサッカーができている』とまでは言えない。勝つと同時に、(ゲーム内容を向上させて)チームが強くなっていかなければいけない時期。大事な試合になる」と話した。
※J公式サイトに盛岡×富山の見どころが掲載されています
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