【第2節vs鹿児島プレビュー】見どころ満載。前監督率いる難敵を叩けるか
- 2017/03/17
- 18:07
ホーム開幕戦で前監督の三浦泰年監督が率いる鹿児島とぶつかる。先週の初戦で幸先よく白星を挙げたが、鹿児島も5-0の快勝劇を演じている。ともにJ2昇格を目標に掲げてパワーアップしており、開幕2連勝を巡る対決は今後の上位争いを占う点からも注目が集まる。
カターレは試合前日の練習を完全非公開とし、場所も時間も公表しなかった。地元での練習では異例で、おそらく初めてのことではなかろうか。どちらのチームも開幕戦ではセットプレーから得点を挙げており、情報管理を厳重に行うのが狙いだろうと想像した。しかし、浮氣哲郎監督によると、主な理由は施設側の都合だという。練習後に普段通り穏やかな表情で取材に対応し、「選手が頑張ってくれており、見に来ていただいた方に気持ちが伝わるゲームができると思う。(勝負のポイントは)自分たちらしさを出せるか、やり切れるかどうかだ」と話した。
鹿児島については「どのチームにとっても難しい開幕戦を5-0で勝った。メンバーを変えずに多くの練習試合を行っているようで、チームとしての力を感じる」との印象を語っている。
前節のFC東京U-23戦は2-0で勝ったものの、初戦の緊張感やピッチコンディションの悪さ、相手のシンプルな戦術などもあって、攻撃では思うような展開が少なかった。地元での今回は、今季目指しているサッカーを存分に披露したいところだ。
MF脇本晃成は「ボールを奪ったあとにショートカウンターで攻めるのか、いったんボールを落ち着かせてピッチの幅を使っていくのか、その判断が大事になる」。MF西室隆規は「鹿児島はカウンターが得意で(ロングボールを使うぶん)宙に浮くボールも多くなる。収めるようにして下でつないで組み立てていきたい」と話した。
カターレ初のブラジル人選手・FWパブロは、MFホドリゴ・カべッサとともに17日付けで選手登録が済み、今節のデビューが濃厚。パブロは保有権がブラジルのグレミオ・オサスコ・アウダックス(サンパウロ)からアウダックス・リオへ移っていたことや、リオのカーニバル期間に同クラブの業務が停止状態になったこと、日本との時差などが障害となって手続きが滞り、ブラジルサッカー協会の国際移籍証明書の発行が遅れたという。外国籍の選手を獲得する難しさの一端を味わったかたちだ。彼のプレーもこの試合の見どころのひとつに挙げたい。
鹿児島はJFLから昇格して1年目の昨季、6位のカターレを勝点1上回って5位で終えた。昨季はスタジアム基準を満たせずJ2クラブライセンスを取得できなかったが、今季中の取得を見込んでおり、優勝での昇格を目標に掲げている。
15点を挙げてリーグ得点王に輝いたFW藤本憲明をはじめ主力選手がほぼ全員残り、MF松下年宏やDF丹羽竜平、DF上本大海といったJ1で活躍したベテランを獲得して戦力が上がっている。17日付けで横浜FCからMFナ・ソンスも加入した。
三浦監督は昨年の今ごろ、ボール保持にこだわってチームづくりを進めていたが、鹿児島ではシンプルな縦に素早い攻めも多く交えている。選手の持ち味や、対戦チームの戦術に合わせているのだろう。大島康明コーチがカターレ時代に引き続き片腕として支えている。
開幕の藤枝戦は前半だけで4点を挙げた。松下のFKから1点目と3点目が生まれており、他クラブは対処に追われそう。地元が有数のキャンプ地であるという地の利を生かしてプレシーズンマッチや練習試合を数多くこなし、さまざまな戦術や状況に対応できるように鍛えているという。カターレに対してどんな戦い方で挑んでくるのか興味深い。
鹿児島はJリーガーを多数輩出するサッカーどころ。在籍選手31人のうち15人を県内出身者か同県内の高校・大学のOBが占める。同市長が球技専用スタジアムの建設を公約に掲げており、近いうちに検討協議会が発足するそうだ。
カターレは試合前日の練習を完全非公開とし、場所も時間も公表しなかった。地元での練習では異例で、おそらく初めてのことではなかろうか。どちらのチームも開幕戦ではセットプレーから得点を挙げており、情報管理を厳重に行うのが狙いだろうと想像した。しかし、浮氣哲郎監督によると、主な理由は施設側の都合だという。練習後に普段通り穏やかな表情で取材に対応し、「選手が頑張ってくれており、見に来ていただいた方に気持ちが伝わるゲームができると思う。(勝負のポイントは)自分たちらしさを出せるか、やり切れるかどうかだ」と話した。
鹿児島については「どのチームにとっても難しい開幕戦を5-0で勝った。メンバーを変えずに多くの練習試合を行っているようで、チームとしての力を感じる」との印象を語っている。
前節のFC東京U-23戦は2-0で勝ったものの、初戦の緊張感やピッチコンディションの悪さ、相手のシンプルな戦術などもあって、攻撃では思うような展開が少なかった。地元での今回は、今季目指しているサッカーを存分に披露したいところだ。
MF脇本晃成は「ボールを奪ったあとにショートカウンターで攻めるのか、いったんボールを落ち着かせてピッチの幅を使っていくのか、その判断が大事になる」。MF西室隆規は「鹿児島はカウンターが得意で(ロングボールを使うぶん)宙に浮くボールも多くなる。収めるようにして下でつないで組み立てていきたい」と話した。
カターレ初のブラジル人選手・FWパブロは、MFホドリゴ・カべッサとともに17日付けで選手登録が済み、今節のデビューが濃厚。パブロは保有権がブラジルのグレミオ・オサスコ・アウダックス(サンパウロ)からアウダックス・リオへ移っていたことや、リオのカーニバル期間に同クラブの業務が停止状態になったこと、日本との時差などが障害となって手続きが滞り、ブラジルサッカー協会の国際移籍証明書の発行が遅れたという。外国籍の選手を獲得する難しさの一端を味わったかたちだ。彼のプレーもこの試合の見どころのひとつに挙げたい。
鹿児島はJFLから昇格して1年目の昨季、6位のカターレを勝点1上回って5位で終えた。昨季はスタジアム基準を満たせずJ2クラブライセンスを取得できなかったが、今季中の取得を見込んでおり、優勝での昇格を目標に掲げている。
15点を挙げてリーグ得点王に輝いたFW藤本憲明をはじめ主力選手がほぼ全員残り、MF松下年宏やDF丹羽竜平、DF上本大海といったJ1で活躍したベテランを獲得して戦力が上がっている。17日付けで横浜FCからMFナ・ソンスも加入した。
三浦監督は昨年の今ごろ、ボール保持にこだわってチームづくりを進めていたが、鹿児島ではシンプルな縦に素早い攻めも多く交えている。選手の持ち味や、対戦チームの戦術に合わせているのだろう。大島康明コーチがカターレ時代に引き続き片腕として支えている。
開幕の藤枝戦は前半だけで4点を挙げた。松下のFKから1点目と3点目が生まれており、他クラブは対処に追われそう。地元が有数のキャンプ地であるという地の利を生かしてプレシーズンマッチや練習試合を数多くこなし、さまざまな戦術や状況に対応できるように鍛えているという。カターレに対してどんな戦い方で挑んでくるのか興味深い。
鹿児島はJリーガーを多数輩出するサッカーどころ。在籍選手31人のうち15人を県内出身者か同県内の高校・大学のOBが占める。同市長が球技専用スタジアムの建設を公約に掲げており、近いうちに検討協議会が発足するそうだ。
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