第1節 FC東京U-23×富山 マッチレポート■ハードに戦い白星発進
- 2017/03/13
- 12:39
【第1節 FC東京U-23 0―2富山 ▽得点者:前半39分・代(富)、後半25分・衛藤(富)】
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
開幕戦を勝利で飾り、浮氣体制が幸先よく第一歩を踏み出した。試合後に監督、選手が口にしたように、思い通りのプレーができた場面は少なかった。しかし、しっかり走って、しっかり球際で戦って、ユース年代中心のFC東京U-23を上回った。
FWパブロの出場登録が間に合わず、ワントップに萱沼優聖、トップ下に衛藤裕が入る[4-2-3-1]のフォーメーションでスタート。新加入はMF佐々木陽次、DF山形辰徳、DF佐々木一輝の3人が先発した。
対するFC東京U-23はルーキーが3人、注目の15歳・久保建英らU-18から二種登録された5人が先発した。オーバーエイジの起用は1人だけでFWネイサン・バーンズが出場。MF平岡翼、DF岡崎慎ら昨季の主力に負傷者が多いのも影響し、ほぼ新チームといえる顔ぶれによるぶっつけ本番になったようだ。
開始2分に佐々木陽が中盤で奪ったボールを自らドリブルで持ち込みファーストシュートを放つ。ゲームの流れを引き寄せたいと思い、強引に仕掛けたという。
5分には逆にFC東京U-23が右サイドバックの17歳・岡庭愁人がドリブルで運んでクロスを入れ、同じく17歳のMF小林幹が飛び込んでゴールに迫った。
お互いに縦に素早く攻めようとして攻守が目まぐるしく入れ替わり、落ち着かない展開が続く。カターレは13分に右からのFKがファーサイドに抜けて山形が胸トラップから狙ったが決め切れない。
FC東京U-23は20分に久保のスルーパスでバーンズがゴール左に進入して好機をつくる。26分にも久保がCKのこぼれ球を遠目からボレーシュートで狙い、観客を沸かせた。
カターレはセカンドボールの争奪戦で優位性を発揮するようになり、30分過ぎから主導権を握った。「開幕戦は硬くなるもの。普段通りにできないのは理解したうえで、割り切って相手の裏にボールを入れて前から守備をしようとした。相手も嫌がっていたので、『これで続けていこう』と話していた」とMF西室隆規が振り返る。サイドバックが参加した攻撃の連係なども交えて圧力を強めていき、FKからDF代健司がヘディングで先制点を挙げた。
後半は攻撃のペースが上がらない相手をしり目にボール保持率も上がった。25分に右サイドのスローインからの攻めで山形のクロスをファーサイドから衛藤がヘディングで合わせて追加点を挙げる。その後も危なげなく進めて2-0で押し切った。
代は「どの試合でも球際の勝負は大事だが、今回はU-23が相手ということで、そこで負けたら話にならない、という気持ちはみんな持っていたのではないか」と話す。球際や運動量で負けないという勝利への必要条件をそろえたうえで、チーム練習の少ない相手の弱点であるセットプレーから得点を決めた。
開幕戦ならでは緊張感、U-23のメンバー構成や戦術の読みづらさなど不確実な要素が多く、楽観視できるゲームではなかったが、開いてみれば現時点での総合力の差を反映した順当勝ちだった。U-23の各チームは昨年、シーズンが進むにつれて力を付けてきた。次の対戦は今回のようにはいかないだろう。開幕間もない対戦できっちり叩いて勝点3を手にした価値は小さくない。
※ハイライト映像あり(J公式サイト)
開幕戦を勝利で飾り、浮氣体制が幸先よく第一歩を踏み出した。試合後に監督、選手が口にしたように、思い通りのプレーができた場面は少なかった。しかし、しっかり走って、しっかり球際で戦って、ユース年代中心のFC東京U-23を上回った。
FWパブロの出場登録が間に合わず、ワントップに萱沼優聖、トップ下に衛藤裕が入る[4-2-3-1]のフォーメーションでスタート。新加入はMF佐々木陽次、DF山形辰徳、DF佐々木一輝の3人が先発した。
対するFC東京U-23はルーキーが3人、注目の15歳・久保建英らU-18から二種登録された5人が先発した。オーバーエイジの起用は1人だけでFWネイサン・バーンズが出場。MF平岡翼、DF岡崎慎ら昨季の主力に負傷者が多いのも影響し、ほぼ新チームといえる顔ぶれによるぶっつけ本番になったようだ。
開始2分に佐々木陽が中盤で奪ったボールを自らドリブルで持ち込みファーストシュートを放つ。ゲームの流れを引き寄せたいと思い、強引に仕掛けたという。
5分には逆にFC東京U-23が右サイドバックの17歳・岡庭愁人がドリブルで運んでクロスを入れ、同じく17歳のMF小林幹が飛び込んでゴールに迫った。
お互いに縦に素早く攻めようとして攻守が目まぐるしく入れ替わり、落ち着かない展開が続く。カターレは13分に右からのFKがファーサイドに抜けて山形が胸トラップから狙ったが決め切れない。
FC東京U-23は20分に久保のスルーパスでバーンズがゴール左に進入して好機をつくる。26分にも久保がCKのこぼれ球を遠目からボレーシュートで狙い、観客を沸かせた。
カターレはセカンドボールの争奪戦で優位性を発揮するようになり、30分過ぎから主導権を握った。「開幕戦は硬くなるもの。普段通りにできないのは理解したうえで、割り切って相手の裏にボールを入れて前から守備をしようとした。相手も嫌がっていたので、『これで続けていこう』と話していた」とMF西室隆規が振り返る。サイドバックが参加した攻撃の連係なども交えて圧力を強めていき、FKからDF代健司がヘディングで先制点を挙げた。
後半は攻撃のペースが上がらない相手をしり目にボール保持率も上がった。25分に右サイドのスローインからの攻めで山形のクロスをファーサイドから衛藤がヘディングで合わせて追加点を挙げる。その後も危なげなく進めて2-0で押し切った。
代は「どの試合でも球際の勝負は大事だが、今回はU-23が相手ということで、そこで負けたら話にならない、という気持ちはみんな持っていたのではないか」と話す。球際や運動量で負けないという勝利への必要条件をそろえたうえで、チーム練習の少ない相手の弱点であるセットプレーから得点を決めた。
開幕戦ならでは緊張感、U-23のメンバー構成や戦術の読みづらさなど不確実な要素が多く、楽観視できるゲームではなかったが、開いてみれば現時点での総合力の差を反映した順当勝ちだった。U-23の各チームは昨年、シーズンが進むにつれて力を付けてきた。次の対戦は今回のようにはいかないだろう。開幕間もない対戦できっちり叩いて勝点3を手にした価値は小さくない。
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