【第7節vs藤枝プレビュー】GW初戦に必勝を期す
- 2015/04/24
- 23:13
今季の命運をかけたゴールデンウイーク5連戦がスタートする。真っ向勝負で屈した前節・山口戦で明らかになったようにカターレはまだ力不足でこれから成長しなければならない。だが、上位との勝点差を考えるとのんびりしている時間もない。開幕戦以来5試合ぶりの勝利を手にして今節から反撃を始めよう。
今週のカターレはオフ明けから2日間連続してミーティングを実施。山口戦を映像で振り返りながら、主に守備の連動について確認したという。前からボールを奪いにいって交わされ逆にピンチを招いた場面が多かったためだ。
岸野靖之監督は「奪いにいく時には形を崩しながらいくから同時性が必要になる。無理にいけばピンチを招くわけで、奪いにいくか自重すべきかの判断に個々のずれがあるとうまくいかない。共通認識をもつために時間をかけて確認した」と話す。前節は相手の出来も良く、だからこそ自らの課題がより鮮明になった。タイミングを逃さず確認作業に時間をかけて今後につなげる。対戦する藤枝MYFCも山口と同じくパスをつないで攻めるタイプ。前節はまらなかった守りがどれだけ機能するか注目したい。
連戦中の起用法について岸野監督は「11人で戦い抜くことはできない。試合内容や結果、選手の疲れなどいろいろな判断要素を見極めてメンバーを決めていく。出場機会を与えられるレベルの選手はいる」と言う。カターレは5連戦のうち4試合をホームで戦える。その有利さを生かすためにも初戦に必勝を期す。DF國吉貴博は「チームに流れを引き寄せるきっかけづくりをしたい」と話した。
藤枝もカターレと同様に開幕戦を白星で飾ってから勝利がない(2分3敗)。前節のJ-22選抜戦は前半に5試合ぶりの得点をCKから記録したが、後半33分に追い付かれて引き分けた。前からプレスをかけ攻撃時はパスをつなぐスタイルにこだわりチームづくりを進めているが試行錯誤が続いているようだ。
昨季は11位だが、FW大石治寿がリーグ2位の17得点を挙げた。チーム総得点36の約半数をたたき出し、まさにエースといえる存在。愛媛、金沢でプレーした新加入のMF越智亮介がボランチとしてゲームメークする。
2009年に創設され、ネットオーナーシステムの導入や釜本邦茂氏を総監督として招いたことで話題になった。当時は静岡県リーグだったが、10年に東海リーグ、12年にJFLに昇格して昨季J3に参入した。
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