【第27節vs栃木プレビュー】決戦へいざ
- 2016/10/28
- 19:22
今季のハイライトになるであろう大一番を迎える。勝負のポイントは「自分たちのサッカーをどれだけ栃木に置いてこられるかだ」と三浦泰年監督は話した。これまでの取り組みの成果を思い切りピッチで披露してほしい。アウェイのグリーンスタジアムへ、富山からも多くのサポーターが足を運ぶ。勝利を信じて。みんなで勝点3を持ち帰ろう。
残り4試合、4位のカターレは首位の栃木を勝点8差、2位の大分と3位の鹿児島を同5差で追う。昇格へ望みをつなぐには勝つしかなく、負ければ優勝の可能性が消える。この一戦にすべてを注ぐしかないシチュエーションができあがり、選手たちは「自分たちのやるべきことははっきりしている」(FW苔口卓也)と集中力を高めている。
栃木はJ2加入以来のスタイルである堅守速攻をJ3でも貫き首位を走ってきた。総失点17はリーグトップ(カターレ23)。総得点33は同7位でカターレ(32点)と同水準だが、1-0のスコアで8勝を挙げるなどゴールを効率よく勝点に結び付けてきた。DF広瀬健太の豪快なミドルシュート一発でカターレを沈めた第10節から始まりJ3記録の10連勝をマーク。第6節から第23節でG大阪U-23に敗れるまで17戦負けなし(13勝4分)も記録した。
最近5試合続けて失点し、1勝3分1敗とややスピードダウンしているが、しぶとく勝点を積み上げている。FW大石治寿がチーム最多の8点、次いでチームリーダーのMF廣瀬浩二が4点を挙げている。
栃木と対照的に攻撃を重視してボールを保持しようとするカターレは、立ちはだかる守備ブロックを崩さなければならない。MF窪田良は「外でボールを回していても崩せない。ブロックのあいだを狙ったパスに積極的にチャレンジしたい。ミスを怖れずにやる」。苔口は「縦パスを受けて展開したい。精度がポイントになるが、チャンスはつくれると思っている」と語った。志したスタイルの成熟度が問われる一戦としても興味深い。
一方の栃木はカターレのパスミスを突く、速攻からの得点を狙っているだろう。三浦監督は「栃木は攻撃のレベルも高く、セットプレーや個の能力でゴールをこじ開けている。特にルーズボールの競り合いに強く、ロングボールに走り込んでくる攻めには注意が必要」と話す。相手のストロングポイントを抑える観点からもパスワークの精度はカギになる。「五分五分の競り合いになる場面をいかにして消していくか。そういう意味でも我々のサッカーを貫き、ゲームの主導権を握りたい」と話している。
MF三上陽輔やMF椎名伸志の復帰によって選手層が厚くなり、前節の11人に加え6、7人がスタメンを争う。前節は高さが武器のDF内田錬平を投入して劇的な決勝点を生んだ。今週のトレーニングでは選手の組み合わせを変えながらゲーム形式で攻守をチェック。決戦に向け、作戦やゲーム展開に応じたいくつかのメンバー構成を選択肢として検討している模様だ。
首位を独走してきた栃木も前節・藤枝戦に引き分けたことで後続との差が詰まり、「引き分けでもよい」と考える余裕はないだろう。勝点3を目指した激しいぶつかり合いと駆け引きが期待できる。
※J公式サイト見どころ 栃木×富山
残り4試合、4位のカターレは首位の栃木を勝点8差、2位の大分と3位の鹿児島を同5差で追う。昇格へ望みをつなぐには勝つしかなく、負ければ優勝の可能性が消える。この一戦にすべてを注ぐしかないシチュエーションができあがり、選手たちは「自分たちのやるべきことははっきりしている」(FW苔口卓也)と集中力を高めている。
栃木はJ2加入以来のスタイルである堅守速攻をJ3でも貫き首位を走ってきた。総失点17はリーグトップ(カターレ23)。総得点33は同7位でカターレ(32点)と同水準だが、1-0のスコアで8勝を挙げるなどゴールを効率よく勝点に結び付けてきた。DF広瀬健太の豪快なミドルシュート一発でカターレを沈めた第10節から始まりJ3記録の10連勝をマーク。第6節から第23節でG大阪U-23に敗れるまで17戦負けなし(13勝4分)も記録した。
最近5試合続けて失点し、1勝3分1敗とややスピードダウンしているが、しぶとく勝点を積み上げている。FW大石治寿がチーム最多の8点、次いでチームリーダーのMF廣瀬浩二が4点を挙げている。
栃木と対照的に攻撃を重視してボールを保持しようとするカターレは、立ちはだかる守備ブロックを崩さなければならない。MF窪田良は「外でボールを回していても崩せない。ブロックのあいだを狙ったパスに積極的にチャレンジしたい。ミスを怖れずにやる」。苔口は「縦パスを受けて展開したい。精度がポイントになるが、チャンスはつくれると思っている」と語った。志したスタイルの成熟度が問われる一戦としても興味深い。
一方の栃木はカターレのパスミスを突く、速攻からの得点を狙っているだろう。三浦監督は「栃木は攻撃のレベルも高く、セットプレーや個の能力でゴールをこじ開けている。特にルーズボールの競り合いに強く、ロングボールに走り込んでくる攻めには注意が必要」と話す。相手のストロングポイントを抑える観点からもパスワークの精度はカギになる。「五分五分の競り合いになる場面をいかにして消していくか。そういう意味でも我々のサッカーを貫き、ゲームの主導権を握りたい」と話している。
MF三上陽輔やMF椎名伸志の復帰によって選手層が厚くなり、前節の11人に加え6、7人がスタメンを争う。前節は高さが武器のDF内田錬平を投入して劇的な決勝点を生んだ。今週のトレーニングでは選手の組み合わせを変えながらゲーム形式で攻守をチェック。決戦に向け、作戦やゲーム展開に応じたいくつかのメンバー構成を選択肢として検討している模様だ。
首位を独走してきた栃木も前節・藤枝戦に引き分けたことで後続との差が詰まり、「引き分けでもよい」と考える余裕はないだろう。勝点3を目指した激しいぶつかり合いと駆け引きが期待できる。
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