第25節 富山×F東京U-23 マッチレポート■ゴール遠く一歩後退
- 2016/10/17
- 08:56
【第25節 富山0―0F東京U-23 ▽得点者:なし】
※ダイジェスト映像あり(J公式サイト)
19本のシュートを放ったが3試合連続となる無得点で引き分けに終わった。2位・大分との勝点差は5に縮まったが、首位・栃木とは10差に。残り5試合。
MF椎名伸志が復帰して右サイドハーフに入る[4-2-3-1]で臨んだ。椎名は昨年7月29日のJ3第23節・琉球戦で左ひざ前十字靭帯断裂の大けがをして以来の出場。攻守のスピードアップをテーマに掲げた今節のキーマンだったが、持ち味の寄せの速さ、視野の広いパス出しで期待通りの存在感を発揮した。
対するF東京U-23はU-18から2種登録された5人を含む先発平均20.18歳の若いメンバー構成。前半2分と6分、左サイドバックの小川諒也が左足からクロスを入れてオーバーエイジのFW林容平がシュートを放ち、J1レベルの片鱗を示してスタートした。
カターレは前からボールを奪いにいくアグレッブな姿勢で主導権を掌握。早いタイミングでクロスを入れつつ、相手陣でボールを奪い返して二次、三次攻撃を繰り出した。18分にフィードからFW大島康樹、椎名とつなぎ、MF窪田良が放ったミドルシュートが枠を捉える。GK圍謙太朗の好セーブに阻まれたが、スタンドが大きく沸いた。本日の来場者は5,081人。5,000人超えは2014年5月18日のJ2第14節・磐田戦(8,018人)以来だった。直後の20分にはDF進藤誠司が右からえぐって折り返し、MF脇本晃成が詰めたがゴール上に外れた。
セットプレーでもDF代健司を中心に相手よりも先にボールに触るシーンが多く、期待感を抱かせた。44分にCKの流れからGKのこぼしたボールを大島が奪い返してシュート。45分にもFKから裏に走り込んだ代が頭で合わせたが右へ外れた。
攻め続けたカターレが無得点で折り返すと、後半はF東京U-23が盛り返し始める。5分にMF内田宅哉のスルーパスで後半から出場してFWに入った小山拓哉が裏に抜ける。決定的な好機だったが、シュートはGK飯田健巳に左足で止められた。
カターレは後半11分にCKからの混戦で押し込みにかかったが相手守備陣が体を張って決め切れない。20分を過ぎると前半から飛ばした疲れも出始め、F東京U-23にボールを回され押され気味に。35分までに3度ほどピンチがあったが、相手も最後の精度を欠いた。
この時間帯をしのぐと、残り10分は再び攻勢にでる。ロングボールを使って前線のパワーとスピードに勝ち越しの望みをかけた。41分のCK、代が落とし、こぼれ球を自身がオーバーヘッドで狙ったがMF野澤英之にゴールイン寸前でクリアされる。アディショナルタイムにはFKをFW中西倫也が落とし、FW萱沼優聖がゴール正面から反転シュートを放ったがGK正面。直後にも萱沼がミドルシュートを打ち、得たCKにGKの飯田も攻撃参加したが1点が遠く、これがラストプレーになった。
上位の勝点差は接近しており、ひと節の勝ち負けで昇格争いの状況は変化する。今節も、失速気味だった栃木が勝ち、長野が好調の大分を下して踏みとどまった。カターレもまだ屈するわけにはいかない。
FW苔口卓也はこれまで、記者たちの質問に対し「昇格」という言葉を使うことを意識的に避けてきた。理由を尋ねると「常に目の前の試合に集中したい。口にするとそれが疎かになるような気がしたから」と話していた。今回の試合後にも「まだ可能性はある。みんなで最高の準備をして次の試合に臨みたい」。次の1勝、次の1点で流れを引き寄せたい。
※ダイジェスト映像あり(J公式サイト)
19本のシュートを放ったが3試合連続となる無得点で引き分けに終わった。2位・大分との勝点差は5に縮まったが、首位・栃木とは10差に。残り5試合。
MF椎名伸志が復帰して右サイドハーフに入る[4-2-3-1]で臨んだ。椎名は昨年7月29日のJ3第23節・琉球戦で左ひざ前十字靭帯断裂の大けがをして以来の出場。攻守のスピードアップをテーマに掲げた今節のキーマンだったが、持ち味の寄せの速さ、視野の広いパス出しで期待通りの存在感を発揮した。
対するF東京U-23はU-18から2種登録された5人を含む先発平均20.18歳の若いメンバー構成。前半2分と6分、左サイドバックの小川諒也が左足からクロスを入れてオーバーエイジのFW林容平がシュートを放ち、J1レベルの片鱗を示してスタートした。
カターレは前からボールを奪いにいくアグレッブな姿勢で主導権を掌握。早いタイミングでクロスを入れつつ、相手陣でボールを奪い返して二次、三次攻撃を繰り出した。18分にフィードからFW大島康樹、椎名とつなぎ、MF窪田良が放ったミドルシュートが枠を捉える。GK圍謙太朗の好セーブに阻まれたが、スタンドが大きく沸いた。本日の来場者は5,081人。5,000人超えは2014年5月18日のJ2第14節・磐田戦(8,018人)以来だった。直後の20分にはDF進藤誠司が右からえぐって折り返し、MF脇本晃成が詰めたがゴール上に外れた。
セットプレーでもDF代健司を中心に相手よりも先にボールに触るシーンが多く、期待感を抱かせた。44分にCKの流れからGKのこぼしたボールを大島が奪い返してシュート。45分にもFKから裏に走り込んだ代が頭で合わせたが右へ外れた。
攻め続けたカターレが無得点で折り返すと、後半はF東京U-23が盛り返し始める。5分にMF内田宅哉のスルーパスで後半から出場してFWに入った小山拓哉が裏に抜ける。決定的な好機だったが、シュートはGK飯田健巳に左足で止められた。
カターレは後半11分にCKからの混戦で押し込みにかかったが相手守備陣が体を張って決め切れない。20分を過ぎると前半から飛ばした疲れも出始め、F東京U-23にボールを回され押され気味に。35分までに3度ほどピンチがあったが、相手も最後の精度を欠いた。
この時間帯をしのぐと、残り10分は再び攻勢にでる。ロングボールを使って前線のパワーとスピードに勝ち越しの望みをかけた。41分のCK、代が落とし、こぼれ球を自身がオーバーヘッドで狙ったがMF野澤英之にゴールイン寸前でクリアされる。アディショナルタイムにはFKをFW中西倫也が落とし、FW萱沼優聖がゴール正面から反転シュートを放ったがGK正面。直後にも萱沼がミドルシュートを打ち、得たCKにGKの飯田も攻撃参加したが1点が遠く、これがラストプレーになった。
上位の勝点差は接近しており、ひと節の勝ち負けで昇格争いの状況は変化する。今節も、失速気味だった栃木が勝ち、長野が好調の大分を下して踏みとどまった。カターレもまだ屈するわけにはいかない。
FW苔口卓也はこれまで、記者たちの質問に対し「昇格」という言葉を使うことを意識的に避けてきた。理由を尋ねると「常に目の前の試合に集中したい。口にするとそれが疎かになるような気がしたから」と話していた。今回の試合後にも「まだ可能性はある。みんなで最高の準備をして次の試合に臨みたい」。次の1勝、次の1点で流れを引き寄せたい。
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