第25節 富山×FC東京U-23 富山・三浦泰年監督の会見コメント
- 2016/10/16
- 17:57
【第25節 富山0―0F東京U-23 ▽得点者:なし】
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
前半はリズムとテンポも良かったし、しっかりとしたボールつなぎの中からサッカーができていた。最後の決め切るところでもうワンテンポ速いリズムでゴールへ向かうのか、それとも落ち着かせてしっかりボールを動かすのかの選択があり、そういう中で決め切ることが非常に大事だった。ピラミッドの頂点のところが得点と勝利とするならば、内容で勝つよりも、結果で勝つことを考えた時に、もう1つ工夫やアイデアが必要だった。
後半はチャンスという部分では、ゴールぎりぎりのところでクリアされた場面がいくつかあった。ただし、サッカーの質という部分では前半より少しダウンしたかなと思う。FC東京U-23の若い選手にボールを握られていった。点を取れないからといって焦ってはいけないが、のんびりもしてはいられないと伝えていたが、まさしくその通りで、やっぱり少しずつ焦ってくると、相手にカウンターの機会やチャンスをつくられてしまう。そんな時間帯が後半はあった。
スコアレスで終えて勝点1というのは残り5試合での状況を厳しくしたと思うが、未来にとっては明るいと信じている。目指すサッカースタイルで勝負して1試合1試合、積み重なっていると思っている。残り5試合、なにがあっても、どういう状況になったとしてもしっかりとした準備をしたい。開幕前からやってきたのと同じ姿勢でトレーニングをして。
次は難しいアウェイゲームが2試合続くので、きょうと同じかそれ以上の気持ちと準備で臨みたい。ショックが大きくて同じ気持ちで戦えない選手がいるのならそれも考慮しなければいけないが、(きょうの試合は)チームにとって暗い、ネガティブなものではないと選手に伝えてきた。結果に対する責任はすべて監督にあるのだから、その責任をしっかり果たすべきと考えている。最後まであきらめずにやって、悔いのないようにこの5試合を戦っていきたい。
Q:今回のテーマであった攻守のスピードアップという面で前半の出来は満足いくものだったと受け止めてよいか。
試合は45分ではないので(前半だけで)満足してはいけないが、彼らは非常に良い入りをした。ガンバ戦から金沢との練習試合を経て改善はみられたなと思う。ただ、ハードワークする場合は1つの得点によって消耗せず楽になるというか、貯金できるというか。得点できないと後半に蓄積疲労の影響がでてくるのは否めない。これがサッカーなのだから、選手には乗り越えていってほしい。
成長し続ける、または成長するために今の力を出し切るのが大事。あるメンタルトレーナーが言ったことだが、150%や200%の必要はなく、自分の持っている力より1パーセントでも多く出すことを心掛けたらよい。それが積み重なることでチーム力に変わってくる。今の力はこんなものだとあきらめず、1%でも成長してやるという気持ちで取り組んでほしい。
Q:守備面での修正で意識した点は。
攻撃が良くなれば守備も良くなるし、守備がよくなれば攻撃もよくなる。この準備期間に攻守の切り替えの守りの部分ばかりやったのではない。奪ったボールをより速く相手が準備する前に攻めるのが狙いではあったが、それをやることで守備への切り替え、攻撃への切り替えが早くなる。前半には成果がでたと思う。
後半は後ろからのつなぎでイージーなミスが目立ったかなというのが正直なところだが、半面でゴール前でのチャンスは増えた。ペナルティーエリアの中で足を振り切れるような(チャンスの)場面がいくつかあったので、そこで点が来ればチームは変わってくる。チーム、個人のパフォーマンスが上がってくる。こうやって勝点1さえ失いかねないゲーム展開になると、こういうテンポになるのかなとは思う。
Q:昨夏に膝の靭帯を切る大けがをした椎名選手が復帰した。
3度目の大けがだと聞き、復帰を目指して努めている彼に対し、(復帰戦が)これぐらいの時期に(昇格の)かかった試合になるとよいな、と話したのを覚えている。彼がこの時期に、プレッシャーのかかる試合で復帰したのは彼にとって意味があるし、来季のカターレにとってもプラスだと思う。努力した椎名におめでとうと伝えたい。
負担を考えるとプレー時間は60分を目安に考えていたが、どう転ぶか分からないゲーム展開の中で彼のハードワーク、献身、攻撃に切り替わった時に起点になる効果的なプレーを考えると代えることができなかった。1年以上、実戦でプレーしていなかったのだから最高の状態ではないと思う。残り5試合、チームのために戦ってほしいし、プレーを自分のイメージに近づけていってほしい。
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
前半はリズムとテンポも良かったし、しっかりとしたボールつなぎの中からサッカーができていた。最後の決め切るところでもうワンテンポ速いリズムでゴールへ向かうのか、それとも落ち着かせてしっかりボールを動かすのかの選択があり、そういう中で決め切ることが非常に大事だった。ピラミッドの頂点のところが得点と勝利とするならば、内容で勝つよりも、結果で勝つことを考えた時に、もう1つ工夫やアイデアが必要だった。
後半はチャンスという部分では、ゴールぎりぎりのところでクリアされた場面がいくつかあった。ただし、サッカーの質という部分では前半より少しダウンしたかなと思う。FC東京U-23の若い選手にボールを握られていった。点を取れないからといって焦ってはいけないが、のんびりもしてはいられないと伝えていたが、まさしくその通りで、やっぱり少しずつ焦ってくると、相手にカウンターの機会やチャンスをつくられてしまう。そんな時間帯が後半はあった。
スコアレスで終えて勝点1というのは残り5試合での状況を厳しくしたと思うが、未来にとっては明るいと信じている。目指すサッカースタイルで勝負して1試合1試合、積み重なっていると思っている。残り5試合、なにがあっても、どういう状況になったとしてもしっかりとした準備をしたい。開幕前からやってきたのと同じ姿勢でトレーニングをして。
次は難しいアウェイゲームが2試合続くので、きょうと同じかそれ以上の気持ちと準備で臨みたい。ショックが大きくて同じ気持ちで戦えない選手がいるのならそれも考慮しなければいけないが、(きょうの試合は)チームにとって暗い、ネガティブなものではないと選手に伝えてきた。結果に対する責任はすべて監督にあるのだから、その責任をしっかり果たすべきと考えている。最後まであきらめずにやって、悔いのないようにこの5試合を戦っていきたい。
Q:今回のテーマであった攻守のスピードアップという面で前半の出来は満足いくものだったと受け止めてよいか。
試合は45分ではないので(前半だけで)満足してはいけないが、彼らは非常に良い入りをした。ガンバ戦から金沢との練習試合を経て改善はみられたなと思う。ただ、ハードワークする場合は1つの得点によって消耗せず楽になるというか、貯金できるというか。得点できないと後半に蓄積疲労の影響がでてくるのは否めない。これがサッカーなのだから、選手には乗り越えていってほしい。
成長し続ける、または成長するために今の力を出し切るのが大事。あるメンタルトレーナーが言ったことだが、150%や200%の必要はなく、自分の持っている力より1パーセントでも多く出すことを心掛けたらよい。それが積み重なることでチーム力に変わってくる。今の力はこんなものだとあきらめず、1%でも成長してやるという気持ちで取り組んでほしい。
Q:守備面での修正で意識した点は。
攻撃が良くなれば守備も良くなるし、守備がよくなれば攻撃もよくなる。この準備期間に攻守の切り替えの守りの部分ばかりやったのではない。奪ったボールをより速く相手が準備する前に攻めるのが狙いではあったが、それをやることで守備への切り替え、攻撃への切り替えが早くなる。前半には成果がでたと思う。
後半は後ろからのつなぎでイージーなミスが目立ったかなというのが正直なところだが、半面でゴール前でのチャンスは増えた。ペナルティーエリアの中で足を振り切れるような(チャンスの)場面がいくつかあったので、そこで点が来ればチームは変わってくる。チーム、個人のパフォーマンスが上がってくる。こうやって勝点1さえ失いかねないゲーム展開になると、こういうテンポになるのかなとは思う。
Q:昨夏に膝の靭帯を切る大けがをした椎名選手が復帰した。
3度目の大けがだと聞き、復帰を目指して努めている彼に対し、(復帰戦が)これぐらいの時期に(昇格の)かかった試合になるとよいな、と話したのを覚えている。彼がこの時期に、プレッシャーのかかる試合で復帰したのは彼にとって意味があるし、来季のカターレにとってもプラスだと思う。努力した椎名におめでとうと伝えたい。
負担を考えるとプレー時間は60分を目安に考えていたが、どう転ぶか分からないゲーム展開の中で彼のハードワーク、献身、攻撃に切り替わった時に起点になる効果的なプレーを考えると代えることができなかった。1年以上、実戦でプレーしていなかったのだから最高の状態ではないと思う。残り5試合、チームのために戦ってほしいし、プレーを自分のイメージに近づけていってほしい。
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