第6節 山口×富山マッチレポート■成熟度に差。悔しい完敗
- 2015/04/20
- 09:00
【第6節 山口1―0富山 ▽得点者:後半20分・宮城(山)】
JFLからの昇格クラブに敗れて今季初の連敗。結果を聞いて落胆した地元ファンは少なくないだろう。しかし、今回については潔く負けを認めるしかない内容。全勝で首位に立つ山口の力が上だった。カターレは優勝でのJ2復帰を目指している。倒さなければならない強敵の存在が明らかになった。岸野靖之監督は相手を称えつつも「次に対戦する時には勝つ」と話した。次回の山口との対戦は6月28日の第18節。チームが成長するための良い目標ができたと捉えたい。完敗の悔しさを巻き返しの出発点にしたい。
カターレは当初の作戦通り、高い位置からボールを奪いにいった。しかし早々の5分、中盤でプレスを交わされて速攻を浴びる。山口は右サイドに通したスルーパスを起点にしてゴール前のスペースに走り込んだ選手が次々とボールをつないで決定機を創出。シュートは外れたが、好調さをまざまざと見せつける先制パンチだった。直後にも左サイドのスローインからゴール前へ進入され、GK至近距離からのシュートを許した。
カターレは中盤でなかなかボールを奪い切れない。パスコースをつくり・見つけるという山口の連動がスムーズで、プレッシャーがかからなかった。山口は攻守の切り替えも素早かった。カウンターアタックでは複数人が一気にゴールに向かって走り、攻めから守りへの移行もきっちり。FW岸田和人ら前線の献身的な守備も効果的だった。
目指すスタイルが類似した両者が真っ向勝負を挑んだため、コントラストがより鮮明になったといえる。中盤で相手守備のアタックを外した場面で確実に好機につなげた山口に対し、カターレは頑張って敵陣で奪ったボールをすぐに失うもったいないシーンが目立った。
山口は大半が昨季から所属するメンバー。攻守にイメージが共有されており、パスワークの巧みさや攻撃のスピード感につながっている印象だ。カターレは好機でシュート性のクロスに誰も詰めていないシーンが数度。押し込む時間帯もあったが手数がかかってシュートまで至らぬうちにボールを失った。「チームとしての積み上げの差があった」(岸野監督)。
カターレはセットプレーやMF木本敬介のサイド突破などで状況の打開を目指したが得点は生まれなかった。守りはGK江角浩司が後半19分に岸田と1対1になったところを好セーブで防ぐなど、再三のピンチをなんとかしのいでいた。しかし同20分に失点。山口がCKから厚みのある攻撃を繰り出し、左からのクロスを岸田が折り返したボールをDF宮城雅史が頭で押し込んだ。
開幕5戦を終えて1勝1分3敗で10位タイ。苦戦は覚悟していたとはいえ、予想以上に厳しい結果だ。プレー内容で上回っていた第2節・鳥取戦、第4節・町田戦の取りこぼしが痛い。大型連休中の5連戦はうち4試合をホームで戦える。次節の4月26日・藤枝戦から反転攻勢をスタートさせたい。
JFLからの昇格クラブに敗れて今季初の連敗。結果を聞いて落胆した地元ファンは少なくないだろう。しかし、今回については潔く負けを認めるしかない内容。全勝で首位に立つ山口の力が上だった。カターレは優勝でのJ2復帰を目指している。倒さなければならない強敵の存在が明らかになった。岸野靖之監督は相手を称えつつも「次に対戦する時には勝つ」と話した。次回の山口との対戦は6月28日の第18節。チームが成長するための良い目標ができたと捉えたい。完敗の悔しさを巻き返しの出発点にしたい。
カターレは当初の作戦通り、高い位置からボールを奪いにいった。しかし早々の5分、中盤でプレスを交わされて速攻を浴びる。山口は右サイドに通したスルーパスを起点にしてゴール前のスペースに走り込んだ選手が次々とボールをつないで決定機を創出。シュートは外れたが、好調さをまざまざと見せつける先制パンチだった。直後にも左サイドのスローインからゴール前へ進入され、GK至近距離からのシュートを許した。
カターレは中盤でなかなかボールを奪い切れない。パスコースをつくり・見つけるという山口の連動がスムーズで、プレッシャーがかからなかった。山口は攻守の切り替えも素早かった。カウンターアタックでは複数人が一気にゴールに向かって走り、攻めから守りへの移行もきっちり。FW岸田和人ら前線の献身的な守備も効果的だった。
目指すスタイルが類似した両者が真っ向勝負を挑んだため、コントラストがより鮮明になったといえる。中盤で相手守備のアタックを外した場面で確実に好機につなげた山口に対し、カターレは頑張って敵陣で奪ったボールをすぐに失うもったいないシーンが目立った。
山口は大半が昨季から所属するメンバー。攻守にイメージが共有されており、パスワークの巧みさや攻撃のスピード感につながっている印象だ。カターレは好機でシュート性のクロスに誰も詰めていないシーンが数度。押し込む時間帯もあったが手数がかかってシュートまで至らぬうちにボールを失った。「チームとしての積み上げの差があった」(岸野監督)。
カターレはセットプレーやMF木本敬介のサイド突破などで状況の打開を目指したが得点は生まれなかった。守りはGK江角浩司が後半19分に岸田と1対1になったところを好セーブで防ぐなど、再三のピンチをなんとかしのいでいた。しかし同20分に失点。山口がCKから厚みのある攻撃を繰り出し、左からのクロスを岸田が折り返したボールをDF宮城雅史が頭で押し込んだ。
開幕5戦を終えて1勝1分3敗で10位タイ。苦戦は覚悟していたとはいえ、予想以上に厳しい結果だ。プレー内容で上回っていた第2節・鳥取戦、第4節・町田戦の取りこぼしが痛い。大型連休中の5連戦はうち4試合をホームで戦える。次節の4月26日・藤枝戦から反転攻勢をスタートさせたい。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第6節●0-1山口