第23節 富山×大分 富山・三浦泰年監督の会見コメント
- 2016/09/25
- 18:39
【第23節 富山0―0大分 ▽得点者:なし】
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
(今回のゲームは)こういう展開になる可能性もあったし、ふたを開けてみれば(異なるほうへ)動いていく可能性もあった。その中で、立ち上がりでしっかり試合に入れたと感じる。あのように自分たちの良い時間帯が続いた中で怖いのは、1つのカウンターやセットプレーで失点すること(だったがそれもなかった)。リズムとして、立ち上がりからある程度までは良いサッカーができていたと思う。
勝機を考えた時には大分がボールを保持する時間が長くなったほうが、自分たちに点が入る可能性があると思っていた。後半(は押し込まれたが)、ゲーム展開として最後に自分たちが1つ取って勝点3を得るというイメージは強くもっていた。実際にそういう(決定的な)シーンが1つあった。そこがきょうの試合で勝点3を取れるか取れないかという大きなポイントだったと思う。
ああいうところでしっかり決め切れるグループにならないと勝点は積み重なっていかない。あそこでゴールネットを揺らす作業をしっかりやるということが、残り7試合で我々にとって大事なことだと思う。
選手はしっかりハードワークをした。大分というのはしっかりしたチームだ。ベンチに入っていないブラジル人選手が2人いるように、昇格するためにお金をかけてしっかりした選手をそろえている。きょう出場した選手も、しっかりしたスキル、スピードをもった選手たちだ。それに対し、リスペクトし過ぎずに、引くことなく、良いトライを我々もしたと思っている。
(上位との)勝点差を考えると、この結果をネガティブにとらえる人間がいるかもしれないが、我々はポジティブに受け止める。そういう対戦相手に対してナイストライをしたと捉えて、次のガンバ戦への準備をスタートすることが大事だ。
最後のシーンをはじめ、細かい部分で選手として未熟だと思う部分が多々ある。そういうところを、経験を積みながら、本当の試合を重ねながら、大人のプロサッカー選手に成長することを期待したい。残り7試合。(今を)ピンチと捉えるなら、「ピンチはチャンスだ」との言葉を胸にこのあとしっかりトライしていきたい。
Q:冒頭に話したことを踏まえると、衛藤選手から北井選手への交代は速攻からの得点を狙ったものと理解してよいか。
衛藤のところはあまりよいパフォーマンスではなかった。彼のところで止まっていて、彼のところで相手にイニチアティブをとられていた。当然、彼ひとりの問題ではない。
大分は15番清本と29番岩田(のいる大分の右サイド)へ、サイドバックを含むDF3枚でビルドアップしてきていた。動きの量、質を上げるためにもチャレンジする交代が必要だと判断した。思い切って状況を自分のほうに持ってこられたらよいと考えた。思い切って手を打った。
Q:後半に押し込まれた理由はなんだろうか。
ボールの取りどころ、ハードワークするうえでの動きの量と質が、後ろにかかり過ぎていたように感じる。相手にパワーがあったのもある。しかし、(逆にそれは)うちが点を取れるチャンスだなとずっと感じていた。
(大分の攻撃で)怖さを感じていたのは個の力。あとはFWの後藤、三平に斜めに、背後にスプリントされているシーン。それでも(逆に)相手が攻め疲れて、自分たちのほうに大きいチャンスがくる展開だと思ったけどね。彼らは攻める時間が長いほうが、勝つ確率が下がるんじゃないかと。(そう思わせる)データはあったので。だから、(押し込まれても)それほどネガティブには捉えていなかった。
そこ(相手の右、自分たちの左サイド)を抑えるために、北井が後ろから30、40mをドリブルで運ぶシーンを1、2度つくれば相手も嫌だろうなと考えた。すると相手も松本(怜)を入れてきた。こちらがやろうとしたことを彼がやり、逆に北井を下げさせたかったのではなかろうか。
お互いに1つずつ決めなければいけないチャンスがあった。大分はカウンターで永井がファインセーブしたシーン、こちらは(後半アディショナルタイムで)セットプレーのこぼれ球を(ゴールまで)数mのところから蹴ったシーン。お互いに点を取れるチャンスがあったことを思えば、引き分けでよしとしなければいけないのかもしれない。
大分にとっては、(勝点1は試合内容に)ふさわしくない数字なのかもしれない。監督さんはなんて話していました?
(記者:悔しがっておられた。チャンスも多かったので、と。)
うちもチャンスという面ではもう少しつくりたい。スタッツをみてもそう思う(シュート数は富山6、大分12)。少なかったかな。次、頑張ります。
Q:残り7試合の現在、昇格を狙える位置につけている。チームの雰囲気はどうか。
順位に関してはあまり気にしていない。相手と、相手の順位を気にしすぎても、ウサギとカメの寓話のウサギのようになってしまう。相手を見て居眠りをしたり、萎縮したりしてはいけないと思う。カメのように、我々は目標とゴールだけを見て、一歩一歩進んでいくだけだと考えている。1日1日のトレーニング、1試合1試合にしっかり集中して、自分たちを見失わずに、目標とゴールに向かって努力していきたい。
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
(今回のゲームは)こういう展開になる可能性もあったし、ふたを開けてみれば(異なるほうへ)動いていく可能性もあった。その中で、立ち上がりでしっかり試合に入れたと感じる。あのように自分たちの良い時間帯が続いた中で怖いのは、1つのカウンターやセットプレーで失点すること(だったがそれもなかった)。リズムとして、立ち上がりからある程度までは良いサッカーができていたと思う。
勝機を考えた時には大分がボールを保持する時間が長くなったほうが、自分たちに点が入る可能性があると思っていた。後半(は押し込まれたが)、ゲーム展開として最後に自分たちが1つ取って勝点3を得るというイメージは強くもっていた。実際にそういう(決定的な)シーンが1つあった。そこがきょうの試合で勝点3を取れるか取れないかという大きなポイントだったと思う。
ああいうところでしっかり決め切れるグループにならないと勝点は積み重なっていかない。あそこでゴールネットを揺らす作業をしっかりやるということが、残り7試合で我々にとって大事なことだと思う。
選手はしっかりハードワークをした。大分というのはしっかりしたチームだ。ベンチに入っていないブラジル人選手が2人いるように、昇格するためにお金をかけてしっかりした選手をそろえている。きょう出場した選手も、しっかりしたスキル、スピードをもった選手たちだ。それに対し、リスペクトし過ぎずに、引くことなく、良いトライを我々もしたと思っている。
(上位との)勝点差を考えると、この結果をネガティブにとらえる人間がいるかもしれないが、我々はポジティブに受け止める。そういう対戦相手に対してナイストライをしたと捉えて、次のガンバ戦への準備をスタートすることが大事だ。
最後のシーンをはじめ、細かい部分で選手として未熟だと思う部分が多々ある。そういうところを、経験を積みながら、本当の試合を重ねながら、大人のプロサッカー選手に成長することを期待したい。残り7試合。(今を)ピンチと捉えるなら、「ピンチはチャンスだ」との言葉を胸にこのあとしっかりトライしていきたい。
Q:冒頭に話したことを踏まえると、衛藤選手から北井選手への交代は速攻からの得点を狙ったものと理解してよいか。
衛藤のところはあまりよいパフォーマンスではなかった。彼のところで止まっていて、彼のところで相手にイニチアティブをとられていた。当然、彼ひとりの問題ではない。
大分は15番清本と29番岩田(のいる大分の右サイド)へ、サイドバックを含むDF3枚でビルドアップしてきていた。動きの量、質を上げるためにもチャレンジする交代が必要だと判断した。思い切って状況を自分のほうに持ってこられたらよいと考えた。思い切って手を打った。
Q:後半に押し込まれた理由はなんだろうか。
ボールの取りどころ、ハードワークするうえでの動きの量と質が、後ろにかかり過ぎていたように感じる。相手にパワーがあったのもある。しかし、(逆にそれは)うちが点を取れるチャンスだなとずっと感じていた。
(大分の攻撃で)怖さを感じていたのは個の力。あとはFWの後藤、三平に斜めに、背後にスプリントされているシーン。それでも(逆に)相手が攻め疲れて、自分たちのほうに大きいチャンスがくる展開だと思ったけどね。彼らは攻める時間が長いほうが、勝つ確率が下がるんじゃないかと。(そう思わせる)データはあったので。だから、(押し込まれても)それほどネガティブには捉えていなかった。
そこ(相手の右、自分たちの左サイド)を抑えるために、北井が後ろから30、40mをドリブルで運ぶシーンを1、2度つくれば相手も嫌だろうなと考えた。すると相手も松本(怜)を入れてきた。こちらがやろうとしたことを彼がやり、逆に北井を下げさせたかったのではなかろうか。
お互いに1つずつ決めなければいけないチャンスがあった。大分はカウンターで永井がファインセーブしたシーン、こちらは(後半アディショナルタイムで)セットプレーのこぼれ球を(ゴールまで)数mのところから蹴ったシーン。お互いに点を取れるチャンスがあったことを思えば、引き分けでよしとしなければいけないのかもしれない。
大分にとっては、(勝点1は試合内容に)ふさわしくない数字なのかもしれない。監督さんはなんて話していました?
(記者:悔しがっておられた。チャンスも多かったので、と。)
うちもチャンスという面ではもう少しつくりたい。スタッツをみてもそう思う(シュート数は富山6、大分12)。少なかったかな。次、頑張ります。
Q:残り7試合の現在、昇格を狙える位置につけている。チームの雰囲気はどうか。
順位に関してはあまり気にしていない。相手と、相手の順位を気にしすぎても、ウサギとカメの寓話のウサギのようになってしまう。相手を見て居眠りをしたり、萎縮したりしてはいけないと思う。カメのように、我々は目標とゴールだけを見て、一歩一歩進んでいくだけだと考えている。1日1日のトレーニング、1試合1試合にしっかり集中して、自分たちを見失わずに、目標とゴールに向かって努力していきたい。
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