【天皇杯2回戦vs鹿島プレビュー】真っ向勝負で挑む
- 2016/09/02
- 00:48
2年ぶり4度目となるJ1クラブとの対戦。2009年に川崎F、11年に鹿島、14年はC大阪にいずれも敗れた。鹿島戦は延長戦まで粘ったが1-2で屈している。「公式戦で鹿島と対戦する機会はお金を積んでも買うことができない。どんな結果になっても価値のある時間になる」と三浦泰年監督。11日の藤枝戦から再開するリーグ戦に向けて結果、内容ともに実り多きゲームにしたい。
「鹿島はうまいだけのチームではない。プレッシャーが速く、戦う姿勢も徹底されている」(MF衛藤裕)。選手みなが意識しているのは対戦相手がJ1であること以上に、鹿島であることだ。三浦監督も「判断を含むプレースピードの速さ、技術の高さだけでなく、攻守の切り替えが早くハードワークもできる。理想のチームだ」と敬意を表した。
彼らは栄光の歴史に今季もファーストステージ優勝を刻んだ。その勝負強さの源は伝統として受け継がれている勝者のメンタリティーにあるとも言われる。先週、一時休養した石井正忠監督の進退が取りざたされたが、監督が不在だった8月27日のセカンドステージ第10節・横浜FM戦(△2-2)の映像を見た三浦監督は「あのような出来事さえも戦うパワーに変える凄みを感じた」と話した。
そんなリスペクトすべきクラブとの対戦に向けて選手の士気は高い。チームとしても貴重な機会をより有意義なものにするため真っ向勝負を挑む構え。MF窪田良は「自分たちのやってきたボールを動かすサッカーでチャレンジする。守りもファーストアプローチとカバーリングといったいつも通りのことをやるだけ。それが通用すればリーグ戦への自信になる」と話した。
トレーニングは鹿島の素早い攻守の切り替えを想定しながら進められた。守りではボールホルダーに対するファーストアプローチをしっかり行うこと、攻撃ではボール奪取直後のプレスを外せるようにプレースピードを上げることなどを確認し合っていた。
勝機を見いだすには最少失点に抑える守備の粘り強さが不可欠だが、注目されるのは攻撃面だ。鍛えてきた看板のパスサッカーが強豪相手にどこまで機能し、チャンスをつくれるか否か、得点が奪えるか否か。今季これまでの取り組みが試される。三浦監督は「守りで個々に対峙すると『相手はすごい』と感じるだろうが、その次に何ができるのかが大事。あきらめず、なりふり構わずやればよい。マイボール時には、我々のリズムとテンポを出してどれだけ攻撃をつくれるか。臆せずに思い切りやってほしい」と話した。
監督、選手が繰り返し口にした「プレースピードの速さ」とは、走る速度、パススピード、寄せや攻守の切り替えのスピーディーさ、プレー選択をはじめとする判断の素早さなどすべてを指す。心構えはできていても普段のJ3では経験できないレベルであり、序盤は戸惑う恐れがある。そこをなんとかしのいでゲームを軌道に乗せたい。
鹿島にとっても石井監督の復帰戦でありモチベーションは高いだろう。DF昌子源がW杯予選の日本代表に選出されたが負傷で離脱し、代わってDF植田直通が招集されたため不在となる。J1でのチームトップスコアラーはFW金崎夢生で9得点、MF土居聖真が8得点、MF鈴木優磨が7得点で続いている。
3日、7日に行われる天皇杯2回戦ではカターレを含むJ3の8クラブがJ1勢に挑む。1回戦では鹿児島が福岡に2-7(前半2-2)で敗れた。昨年は町田、藤枝がアップセットを実現しそれぞれ4回戦、3回戦まで進んでおり、今年もJ3の存在感を示せるか。
※Jリーグ公式サイト/鹿島×富山の見どころはこちら
「鹿島はうまいだけのチームではない。プレッシャーが速く、戦う姿勢も徹底されている」(MF衛藤裕)。選手みなが意識しているのは対戦相手がJ1であること以上に、鹿島であることだ。三浦監督も「判断を含むプレースピードの速さ、技術の高さだけでなく、攻守の切り替えが早くハードワークもできる。理想のチームだ」と敬意を表した。
彼らは栄光の歴史に今季もファーストステージ優勝を刻んだ。その勝負強さの源は伝統として受け継がれている勝者のメンタリティーにあるとも言われる。先週、一時休養した石井正忠監督の進退が取りざたされたが、監督が不在だった8月27日のセカンドステージ第10節・横浜FM戦(△2-2)の映像を見た三浦監督は「あのような出来事さえも戦うパワーに変える凄みを感じた」と話した。
そんなリスペクトすべきクラブとの対戦に向けて選手の士気は高い。チームとしても貴重な機会をより有意義なものにするため真っ向勝負を挑む構え。MF窪田良は「自分たちのやってきたボールを動かすサッカーでチャレンジする。守りもファーストアプローチとカバーリングといったいつも通りのことをやるだけ。それが通用すればリーグ戦への自信になる」と話した。
トレーニングは鹿島の素早い攻守の切り替えを想定しながら進められた。守りではボールホルダーに対するファーストアプローチをしっかり行うこと、攻撃ではボール奪取直後のプレスを外せるようにプレースピードを上げることなどを確認し合っていた。
勝機を見いだすには最少失点に抑える守備の粘り強さが不可欠だが、注目されるのは攻撃面だ。鍛えてきた看板のパスサッカーが強豪相手にどこまで機能し、チャンスをつくれるか否か、得点が奪えるか否か。今季これまでの取り組みが試される。三浦監督は「守りで個々に対峙すると『相手はすごい』と感じるだろうが、その次に何ができるのかが大事。あきらめず、なりふり構わずやればよい。マイボール時には、我々のリズムとテンポを出してどれだけ攻撃をつくれるか。臆せずに思い切りやってほしい」と話した。
監督、選手が繰り返し口にした「プレースピードの速さ」とは、走る速度、パススピード、寄せや攻守の切り替えのスピーディーさ、プレー選択をはじめとする判断の素早さなどすべてを指す。心構えはできていても普段のJ3では経験できないレベルであり、序盤は戸惑う恐れがある。そこをなんとかしのいでゲームを軌道に乗せたい。
鹿島にとっても石井監督の復帰戦でありモチベーションは高いだろう。DF昌子源がW杯予選の日本代表に選出されたが負傷で離脱し、代わってDF植田直通が招集されたため不在となる。J1でのチームトップスコアラーはFW金崎夢生で9得点、MF土居聖真が8得点、MF鈴木優磨が7得点で続いている。
3日、7日に行われる天皇杯2回戦ではカターレを含むJ3の8クラブがJ1勢に挑む。1回戦では鹿児島が福岡に2-7(前半2-2)で敗れた。昨年は町田、藤枝がアップセットを実現しそれぞれ4回戦、3回戦まで進んでおり、今年もJ3の存在感を示せるか。
※Jリーグ公式サイト/鹿島×富山の見どころはこちら
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