天皇杯県代表決定戦 カターレ×新庄 マッチレポート■再び苦戦も勝利で終える
- 2016/08/22
- 12:14
【天皇杯県代表決定戦 カターレ1―0新庄 ▽得点者:延長後半3分・脇本(カ)】
開始時の気温は34.9度。炎天下、延長の30分を含む120分にわたり、両チームの選手が意地をぶつけ合った。カターレは延長後半3分にMF脇本晃成がミドルシュートを決めて1-0で勝利を収めた。昨年と同じく苦しんだが、なんとかプロの面目を保って天皇杯への出場権を得た。来週の27日に1回戦で新潟県代表の新潟医療福祉大と対戦する。
カターレはリーグ戦に準じたスタメン構成。新加入のFW大島康樹が起用され、DF吉井直人がJ3第11節・盛岡戦以来となる先発出場を果たした。
対する新庄は[4-4-2]のフォーメーション。守りを固めてワンチャンスを生かす作戦で昨年の再現を狙う。本来MFのキャプテン松井奏多がセンターバックに入ってチームを引き締めた。
開始からカターレが主導権を握って敵陣でプレーし、クロスやセットプレーからゴールを目指すが前半のシュートは2本にとどまった。12分、FKにMF三上陽輔が飛び込んだがヘディングシュートは上に外れた。
新庄は自陣で守備ブロックをつくり球際でも負けずに対抗して決定機を与えない。前半13分には自陣からのFKでDF小林聖季が直接ゴールを狙って観客を沸かせた。
後半は新庄の運動量が落ちるとともにカターレが一方的に攻める展開になった。得点をなかなか奪えない状況は昨年と同じだったが、カターレがボールを回して新庄の疲労を誘い、DF平出涼がカウンターアタックの芽を摘み相手に攻撃の機会を与えなかったのは大きな違い。いつゴールをこじ開けるかに焦点が絞られ、後半だけで21本のシュートを放った。
同7分、FW萱沼優聖が反転から左足で狙ったシュートがクロスバーを直撃する。ペナルティーエリア周辺を固めることしかできなくなった相手に対し、ミドルシュートを打つ場面も増えた。
しかし、新庄のGK高藤隆治が立ちはだかる。同23分に萱沼のPKを右に飛んで止めると、32分にDF進藤誠司のシュートを防ぎ、アディショナルタイムのMF窪田良のミドルシュートも反応鋭くセーブした。
カターレは同33分、FW苔口卓也が右サイドから切り込んで浮かせたクロスに萱沼が頭で合わせる。クロスバーに当たってライン際でボールが弾んだが判定はノーゴールだった。
延長に入り同前半4分に新庄はFW鈴木勇二がフィードからシュートまで持ち込む。直後のCKではファーから小林が飛び込んでゴールに迫った。
カターレは繰り返し浮き球のクロスを入れるがやや単調でゴールが遠い。あと15分でPK戦になる延長後半に入り、脇本がファインゴールでチームを救った。
「最後は足がつってしまい限界だった」(松井)という新庄だったが、同点を目指して力を振り絞った。同8分に松井が左サイドから持ち込みクロス、DF宮越竜大のヘディングシュートが枠を捉えたがGK永井堅梧に阻まれた。直後にもミドルパス1本から鈴木がシュートまで持ち込み見せ場をつくった。
カターレは新庄の攻めを切り返して追加点の好機を何度もつくったが、ここでも決め切れず1-0のまま終了。決定力の向上はリーグ終盤に向けてのテーマでもある。今回の経験と反省を今後に生かしたい。
開始時の気温は34.9度。炎天下、延長の30分を含む120分にわたり、両チームの選手が意地をぶつけ合った。カターレは延長後半3分にMF脇本晃成がミドルシュートを決めて1-0で勝利を収めた。昨年と同じく苦しんだが、なんとかプロの面目を保って天皇杯への出場権を得た。来週の27日に1回戦で新潟県代表の新潟医療福祉大と対戦する。
カターレはリーグ戦に準じたスタメン構成。新加入のFW大島康樹が起用され、DF吉井直人がJ3第11節・盛岡戦以来となる先発出場を果たした。
対する新庄は[4-4-2]のフォーメーション。守りを固めてワンチャンスを生かす作戦で昨年の再現を狙う。本来MFのキャプテン松井奏多がセンターバックに入ってチームを引き締めた。
開始からカターレが主導権を握って敵陣でプレーし、クロスやセットプレーからゴールを目指すが前半のシュートは2本にとどまった。12分、FKにMF三上陽輔が飛び込んだがヘディングシュートは上に外れた。
新庄は自陣で守備ブロックをつくり球際でも負けずに対抗して決定機を与えない。前半13分には自陣からのFKでDF小林聖季が直接ゴールを狙って観客を沸かせた。
後半は新庄の運動量が落ちるとともにカターレが一方的に攻める展開になった。得点をなかなか奪えない状況は昨年と同じだったが、カターレがボールを回して新庄の疲労を誘い、DF平出涼がカウンターアタックの芽を摘み相手に攻撃の機会を与えなかったのは大きな違い。いつゴールをこじ開けるかに焦点が絞られ、後半だけで21本のシュートを放った。
同7分、FW萱沼優聖が反転から左足で狙ったシュートがクロスバーを直撃する。ペナルティーエリア周辺を固めることしかできなくなった相手に対し、ミドルシュートを打つ場面も増えた。
しかし、新庄のGK高藤隆治が立ちはだかる。同23分に萱沼のPKを右に飛んで止めると、32分にDF進藤誠司のシュートを防ぎ、アディショナルタイムのMF窪田良のミドルシュートも反応鋭くセーブした。
カターレは同33分、FW苔口卓也が右サイドから切り込んで浮かせたクロスに萱沼が頭で合わせる。クロスバーに当たってライン際でボールが弾んだが判定はノーゴールだった。
延長に入り同前半4分に新庄はFW鈴木勇二がフィードからシュートまで持ち込む。直後のCKではファーから小林が飛び込んでゴールに迫った。
カターレは繰り返し浮き球のクロスを入れるがやや単調でゴールが遠い。あと15分でPK戦になる延長後半に入り、脇本がファインゴールでチームを救った。
「最後は足がつってしまい限界だった」(松井)という新庄だったが、同点を目指して力を振り絞った。同8分に松井が左サイドから持ち込みクロス、DF宮越竜大のヘディングシュートが枠を捉えたがGK永井堅梧に阻まれた。直後にもミドルパス1本から鈴木がシュートまで持ち込み見せ場をつくった。
カターレは新庄の攻めを切り返して追加点の好機を何度もつくったが、ここでも決め切れず1-0のまま終了。決定力の向上はリーグ終盤に向けてのテーマでもある。今回の経験と反省を今後に生かしたい。
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