【天皇杯県代表決定戦vs富山新庄プレビュー】昨年の雪辱なるか
- 2016/08/20
- 10:56
天皇杯の県代表を決める第21回富山県サッカー選手権の決勝で北信越リーグ1部の富山新庄クラブと対戦する。
21日14時05分開始で、会場は富山市の五福公園陸上競技場。
カターレは昨年の決勝で富山新庄に敗れた。2度のリードを追い付かれて2-2のまま延長戦でも勝ち切れず、PK戦の末に苦杯をなめた。クラブは4日後に岸野靖之監督を解任し、理由のひとつとしてこの敗戦を挙げている。結果的に、クラブとチーム、選手のその後を大きく左右する試合になってしまった。
今回もカターレが優位であることは間違いないが、ピッチでは両チームが平等に機会を与えられている。約束された勝利などあり得ない。格上に挑む富山新庄の戦略や同じサッカー選手としての意地にも注目して勝負を楽しみたい。
カターレは今回の代表決定戦、27日の天皇杯1回戦(新潟県代表と対戦)、9月3日の同2回戦・鹿島戦の3試合をしっかり戦い抜くことを目標に掲げた。それが9月11日に再開されるリーグ戦につながると考えている。三浦泰年監督は「緊張感をはじめリーグ戦に近い環境で試合ができるのは大きく、思い切ったトライも可能。チーム力アップのために生かしたい」と言う。
3試合戦うためには、今回と来週の1回戦でカテゴリーが下の対戦相手を倒さなければならない。「童話の中でなぜウサギはカメに負けたのか。カメは遅いと考えて油断したからだ。対戦相手に左右される必要はない。それは選手にしっかり伝えており、良い準備をして良いプレーをしてくれると思っている」と続けた。
昨年の代表決定戦では、リーグ戦で出場機会の少ない選手を試すことに比重を置き先発メンバーを選んだ。比較して今年は“3試合戦う”という目標設定から考えてもリーグ戦に準じたメンバー構成が予想される。
昨年先発したGK永井堅梧は「冷静さを保つ重要性などを昨年は学んだ。失敗をプラスに変えていかなければならない」と振り返る。「自分たちはリーグ戦でも何も得ていないチーム。昨年負けている相手に今回はリベンジしなければならない。自分たちのサッカーをしっかりやりたい」と話した。同じくDF進藤誠司は「昨年は負けてはいけないゲームで負けた。試合では何が起こるか分からないが、その可能性は低くしなければいけない。先制点を取った後も追加点を狙って動かなければいけないし、守りは無失点で進めたい」と話した。
富山新庄は今季、北信越リーグ1部で8クラブ中の6位につけている。現在4勝1分7敗で、総得点12、総失点36。チーム得点王は攻撃の中心でキャプテンのMF松井奏多で3点を挙げている。昨年の代表決定戦で活躍の目立ったMF前野良平やMF佐伯大成、FW鈴木勇二をはじめ中心選手は昨季とほぼ同じ。36歳のFW前田剛史、元カターレ戦士の監督兼任の野嶋良とMF景山健司らベテラン勢も健在のようだ。
7月には予選を勝ち抜いて全国社会人サッカー選手権への初出場を決めている。
リーグ戦ではサウルコス福井やアルティスタ東御(長野)といったJFL昇格を目指す実力派とも対戦しており、我慢強く守って少ない好機を生かすゲーム運びも身に付けている。高校、大学と強豪でプレーしてきた選手ばかりで、再び波乱を起こそうと燃えているはずだ。
※富山県サッカー協会のHPに試合当日の駐車場についての情報が掲載されています。御確認ください。
21日14時05分開始で、会場は富山市の五福公園陸上競技場。
カターレは昨年の決勝で富山新庄に敗れた。2度のリードを追い付かれて2-2のまま延長戦でも勝ち切れず、PK戦の末に苦杯をなめた。クラブは4日後に岸野靖之監督を解任し、理由のひとつとしてこの敗戦を挙げている。結果的に、クラブとチーム、選手のその後を大きく左右する試合になってしまった。
今回もカターレが優位であることは間違いないが、ピッチでは両チームが平等に機会を与えられている。約束された勝利などあり得ない。格上に挑む富山新庄の戦略や同じサッカー選手としての意地にも注目して勝負を楽しみたい。
カターレは今回の代表決定戦、27日の天皇杯1回戦(新潟県代表と対戦)、9月3日の同2回戦・鹿島戦の3試合をしっかり戦い抜くことを目標に掲げた。それが9月11日に再開されるリーグ戦につながると考えている。三浦泰年監督は「緊張感をはじめリーグ戦に近い環境で試合ができるのは大きく、思い切ったトライも可能。チーム力アップのために生かしたい」と言う。
3試合戦うためには、今回と来週の1回戦でカテゴリーが下の対戦相手を倒さなければならない。「童話の中でなぜウサギはカメに負けたのか。カメは遅いと考えて油断したからだ。対戦相手に左右される必要はない。それは選手にしっかり伝えており、良い準備をして良いプレーをしてくれると思っている」と続けた。
昨年の代表決定戦では、リーグ戦で出場機会の少ない選手を試すことに比重を置き先発メンバーを選んだ。比較して今年は“3試合戦う”という目標設定から考えてもリーグ戦に準じたメンバー構成が予想される。
昨年先発したGK永井堅梧は「冷静さを保つ重要性などを昨年は学んだ。失敗をプラスに変えていかなければならない」と振り返る。「自分たちはリーグ戦でも何も得ていないチーム。昨年負けている相手に今回はリベンジしなければならない。自分たちのサッカーをしっかりやりたい」と話した。同じくDF進藤誠司は「昨年は負けてはいけないゲームで負けた。試合では何が起こるか分からないが、その可能性は低くしなければいけない。先制点を取った後も追加点を狙って動かなければいけないし、守りは無失点で進めたい」と話した。
富山新庄は今季、北信越リーグ1部で8クラブ中の6位につけている。現在4勝1分7敗で、総得点12、総失点36。チーム得点王は攻撃の中心でキャプテンのMF松井奏多で3点を挙げている。昨年の代表決定戦で活躍の目立ったMF前野良平やMF佐伯大成、FW鈴木勇二をはじめ中心選手は昨季とほぼ同じ。36歳のFW前田剛史、元カターレ戦士の監督兼任の野嶋良とMF景山健司らベテラン勢も健在のようだ。
7月には予選を勝ち抜いて全国社会人サッカー選手権への初出場を決めている。
リーグ戦ではサウルコス福井やアルティスタ東御(長野)といったJFL昇格を目指す実力派とも対戦しており、我慢強く守って少ない好機を生かすゲーム運びも身に付けている。高校、大学と強豪でプレーしてきた選手ばかりで、再び波乱を起こそうと燃えているはずだ。
※富山県サッカー協会のHPに試合当日の駐車場についての情報が掲載されています。御確認ください。
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