第20節 富山×秋田 マッチレポート■負けパターンにはまり力不足露わ
- 2016/08/08
- 10:59
【第20節 富山0―1秋田 ▽得点者:前半45+2分・田中(秋)】
※ダイジェスト映像あり(J公式サイト)
セットプレー一発で先制点を許し、守りを固める相手から好機をつくるも得点を奪えない。典型的な負けパターンにはまった。三浦泰年監督は「現時点での力だと思う。結果も内容も含めて(今回示されたものが)すべて」と話した。4試合ぶりの黒星で、2試合連続の無得点。力は付いてきているがまだ不足している。課題と向き合い、さらに成長する必要がある。13日には未消化だった第5節・鳥取戦が待つ。戦いは続く。
開幕から全試合に先発していたFW苔口卓也に代わり、FW北井佑季をツートップの一角に起用。2試合続けてスタメンを外れていた彼の発奮に期待したものだろう。両サイドバックは前節から引き続き進藤誠司と西室隆規。ルーキーのMF石坂元気が初めてベンチ入りした。
対する秋田は[3-4-2-1]のフォーメーション。前回対戦した5月の第9節とは先発メンバーが5人異なるが、前線からのアグレッシブな守りや、球際への意識の高さは同じ。当時はウイングバックだった呉大陸がワントップに入り、ロングボールを引き出して攻撃の起点になった。以前よりもロングボールが多かった印象だが、間瀬秀一監督によると「いろんなことができなければいけない」との考えから戦い方の引き出しを増やしたうえで選択しているという。リードした後半の立ち上がりはボールを奪いにくるカターレをパスワークで交わす時間もあり、試合巧者ぶりが感じられた。
前半は時間を追うにしたがってカターレが敵陣でプレーする時間が増えた。30分過ぎには主導権をほぼ掌握。左サイドでショートパスをつなぎMF衛藤裕のクロスを相手GKがはじいた場面や、ゴール前でボールを奪い返してMF窪田良がミドルシュートで狙う好機をつくった。しかし、シュートは3本と少なく、ロングボールで切り返されて呉がGKと1対1になりかけるピンチが2度あった。
前半のラストプレーだった秋田のFKから先制点を与えたのが痛恨。MF浦島貴大にヘディングで合わせられてペナルティーエリア内にこぼれ、FW田中智大に密集の中から蹴り込まれた。
後半は秋田が5バックの守備ブロックをつくり、ボールを奪うとパスをつないだ。カターレは思うように攻められない苦しい時間がしばらく続いたが、辛抱強くプレーして同20分過ぎからは相手を押し込んだ。同25分に北井がMF三上陽輔とのワンツーで左からエリア内に進入して決定機を迎えたがシュートはGK正面へ。同27分は左からFW萱沼優聖が抜けてクロスを送ったが、味方の走り込みと合わなかった。
同29分にはクロスのターゲットとしてDF内田錬平を投入し、空中戦からも圧力をかける。狙い通りに内田がハイボールに競り勝って何度も好機をつくるが決め切れない。
アディショナルタイムの4分間にも、GKからのキックをはね返したボールが相手DF裏の萱沼にわたるがシュートが上に外れて絶好機を逃す。直後にも衛藤が自陣で奪ったボールを敵と競り合いながら運んで萱沼に送ったがシュートに持ち込めなかった。秋田に足がつる選手が何人もでていたように追い詰めていただけに惜しまれる。
※ダイジェスト映像あり(J公式サイト)
セットプレー一発で先制点を許し、守りを固める相手から好機をつくるも得点を奪えない。典型的な負けパターンにはまった。三浦泰年監督は「現時点での力だと思う。結果も内容も含めて(今回示されたものが)すべて」と話した。4試合ぶりの黒星で、2試合連続の無得点。力は付いてきているがまだ不足している。課題と向き合い、さらに成長する必要がある。13日には未消化だった第5節・鳥取戦が待つ。戦いは続く。
開幕から全試合に先発していたFW苔口卓也に代わり、FW北井佑季をツートップの一角に起用。2試合続けてスタメンを外れていた彼の発奮に期待したものだろう。両サイドバックは前節から引き続き進藤誠司と西室隆規。ルーキーのMF石坂元気が初めてベンチ入りした。
対する秋田は[3-4-2-1]のフォーメーション。前回対戦した5月の第9節とは先発メンバーが5人異なるが、前線からのアグレッシブな守りや、球際への意識の高さは同じ。当時はウイングバックだった呉大陸がワントップに入り、ロングボールを引き出して攻撃の起点になった。以前よりもロングボールが多かった印象だが、間瀬秀一監督によると「いろんなことができなければいけない」との考えから戦い方の引き出しを増やしたうえで選択しているという。リードした後半の立ち上がりはボールを奪いにくるカターレをパスワークで交わす時間もあり、試合巧者ぶりが感じられた。
前半は時間を追うにしたがってカターレが敵陣でプレーする時間が増えた。30分過ぎには主導権をほぼ掌握。左サイドでショートパスをつなぎMF衛藤裕のクロスを相手GKがはじいた場面や、ゴール前でボールを奪い返してMF窪田良がミドルシュートで狙う好機をつくった。しかし、シュートは3本と少なく、ロングボールで切り返されて呉がGKと1対1になりかけるピンチが2度あった。
前半のラストプレーだった秋田のFKから先制点を与えたのが痛恨。MF浦島貴大にヘディングで合わせられてペナルティーエリア内にこぼれ、FW田中智大に密集の中から蹴り込まれた。
後半は秋田が5バックの守備ブロックをつくり、ボールを奪うとパスをつないだ。カターレは思うように攻められない苦しい時間がしばらく続いたが、辛抱強くプレーして同20分過ぎからは相手を押し込んだ。同25分に北井がMF三上陽輔とのワンツーで左からエリア内に進入して決定機を迎えたがシュートはGK正面へ。同27分は左からFW萱沼優聖が抜けてクロスを送ったが、味方の走り込みと合わなかった。
同29分にはクロスのターゲットとしてDF内田錬平を投入し、空中戦からも圧力をかける。狙い通りに内田がハイボールに競り勝って何度も好機をつくるが決め切れない。
アディショナルタイムの4分間にも、GKからのキックをはね返したボールが相手DF裏の萱沼にわたるがシュートが上に外れて絶好機を逃す。直後にも衛藤が自陣で奪ったボールを敵と競り合いながら運んで萱沼に送ったがシュートに持ち込めなかった。秋田に足がつる選手が何人もでていたように追い詰めていただけに惜しまれる。
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