【第20節vs秋田プレビュー】チームの成熟示す勝利を
- 2016/08/06
- 00:42
天皇杯のためJ3が中断されるまであと2試合。これを消化すると残り10試合となり、9月11日の再開後にリーグ戦は一気に佳境へと向かっていく。
優勝争いは風雲急を告げている。首位の栃木がリーグ新の10連勝中で後続を引き離しつつあるからだ。カターレも1試合消化が少ない状況ではあるが勝点12差をつけられた。もうこれ以上離されるわけにはいかない。三浦泰年監督も「数字的に不可能な状況にはしたくない。これからはすべてが決勝戦のようなもの」と話し、一戦一戦の重みが増していることを認める。ホームで戦う今節の秋田戦、13日にある次節の鳥取戦は生き残りをかけて勝点3を奪いにいく。
チームづくりは新たな段階へと突入している。誰が出場しても組織が機能するほど選手の戦術理解が進み、「調子の良い者を起用する」と三浦監督。前々節の鹿児島戦でDF西室隆規を初先発させ、前節の長野戦はDF進藤誠司を開幕戦以来となる先発に抜てきした。指揮官は今週も、紅白戦で選手の組み合わせをさまざまに試し、心技体の状態を見極めようとしている。その紅白戦では、秋田のフォーメーションを想定して一方のチームを[3-4-2-1]にするのではなく、互いに4バックで対戦。「想定しても、想定し切れるものではなく、練習のための練習になりがち。自分たちでどう守るか、相手のどこが薄いのかを考えてプレーするほうが大事」と狙いを語った。
ほかにも、対戦相手の試合映像を長めに見て対策を考えたり、セットプレーの攻守についてアイデアを出し合ったりと、選手主導で進める時間を増やしているようだ。“選手が自ら躍動していくチーム”への脱皮が促されている。
秋田とは5月15日の第9節で対戦。ともに今季無敗の首位攻防戦だったが後半19分にPKから決勝点を許して0-1で敗れた。今回は雪辱の舞台だ。前々節の鹿児島戦、前節の長野戦でみせた「気持ちの入ったサッカー」(三浦監督)を継続し、勝利へつなげたい。
秋田はカターレに勝った次の第10節から7戦勝ちなし(3分4敗)と足踏みしたが、前節は好調の藤枝を1-0で下しており復調気配がうかがえる。ベテランMF伊東輝悦が今季初先発するなどスタメンを大きく入れ替えたのが奏功したようだ。
前回の対戦でカターレは、前山恭平と久富賢のツーシャドウの攻守にわたるハードワークに苦しめられた。彼らの前線からのプレッシャーに負けずにパスをつなぎ自分たちのリズムをつくれるかどうかがポイントのひとつになりそう。MF脇本晃成は「秋田は前に速い攻めも多いのでしっかり対応したい。もう負けられないという危機感はあり、練習してきたことを百パーセントだせるようにする」と話した。
優勝争いは風雲急を告げている。首位の栃木がリーグ新の10連勝中で後続を引き離しつつあるからだ。カターレも1試合消化が少ない状況ではあるが勝点12差をつけられた。もうこれ以上離されるわけにはいかない。三浦泰年監督も「数字的に不可能な状況にはしたくない。これからはすべてが決勝戦のようなもの」と話し、一戦一戦の重みが増していることを認める。ホームで戦う今節の秋田戦、13日にある次節の鳥取戦は生き残りをかけて勝点3を奪いにいく。
チームづくりは新たな段階へと突入している。誰が出場しても組織が機能するほど選手の戦術理解が進み、「調子の良い者を起用する」と三浦監督。前々節の鹿児島戦でDF西室隆規を初先発させ、前節の長野戦はDF進藤誠司を開幕戦以来となる先発に抜てきした。指揮官は今週も、紅白戦で選手の組み合わせをさまざまに試し、心技体の状態を見極めようとしている。その紅白戦では、秋田のフォーメーションを想定して一方のチームを[3-4-2-1]にするのではなく、互いに4バックで対戦。「想定しても、想定し切れるものではなく、練習のための練習になりがち。自分たちでどう守るか、相手のどこが薄いのかを考えてプレーするほうが大事」と狙いを語った。
ほかにも、対戦相手の試合映像を長めに見て対策を考えたり、セットプレーの攻守についてアイデアを出し合ったりと、選手主導で進める時間を増やしているようだ。“選手が自ら躍動していくチーム”への脱皮が促されている。
秋田とは5月15日の第9節で対戦。ともに今季無敗の首位攻防戦だったが後半19分にPKから決勝点を許して0-1で敗れた。今回は雪辱の舞台だ。前々節の鹿児島戦、前節の長野戦でみせた「気持ちの入ったサッカー」(三浦監督)を継続し、勝利へつなげたい。
秋田はカターレに勝った次の第10節から7戦勝ちなし(3分4敗)と足踏みしたが、前節は好調の藤枝を1-0で下しており復調気配がうかがえる。ベテランMF伊東輝悦が今季初先発するなどスタメンを大きく入れ替えたのが奏功したようだ。
前回の対戦でカターレは、前山恭平と久富賢のツーシャドウの攻守にわたるハードワークに苦しめられた。彼らの前線からのプレッシャーに負けずにパスをつなぎ自分たちのリズムをつくれるかどうかがポイントのひとつになりそう。MF脇本晃成は「秋田は前に速い攻めも多いのでしっかり対応したい。もう負けられないという危機感はあり、練習してきたことを百パーセントだせるようにする」と話した。
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