第19節 長野×富山 マッチレポート■1万人来場の敵地で奮戦
- 2016/08/01
- 12:18
【第19節 長野0―0富山 ▽得点者:なし】
※ダイジェスト映像あり
ゲームの流れが両チームのあいだで行き来し、ともに得点チャンスもあったがスコアレスドローに終わった。カターレは後半押し気味だっただけに惜しまれる。
「我々は非常に良いサッカーをした」と三浦泰年監督。攻守にわたりトレーニングの成果を発揮し、パスサッカーを目指す自らの志を敵地で示した。そして、運動量や球際の争いでも一歩も引かなかった。「前節の鹿児島戦に続き、気持ちの入ったサッカーがここ2試合できた。これをシーズンが終わるまですべての試合で続けることが第一の目標になる」と話した。
この試合には10,377人が来場し、J3の創設後初めて1万人超えを記録した。
ともに中盤では激しくプレッシャーをかけボールを取っては取られる展開。カターレは恐れずにワンタッチパスで打開を目指し、一方の長野は長身FW渡辺亮太へのロングボールや左右のウイングバックにボールをつけてからの連係で攻める。どちらも一旦攻め込まれると自陣でブロックをつくり粘り強く守った。
最初に流れをつかんだのは長野で前半11分に敵陣でボールを奪い返してボランチの有永一生が中央からミドルシュートを放つ。同21分には左ウイングバックの夛田凌輔がゴール近くまで持ち込み、こぼれ球を有永が狙いシュートが左ポストを直撃した。直後にも右からのクロスを渡辺にヘディングで合わせられるなどカターレは守りで我慢をしいられた。
しかし同20分過ぎからはカターレが盛り返し、中盤で細かくつなぎながらスペースをつくりサイドチェンジを起点に何度も相手陣深くに攻め入った。大きく揺さぶりながら中央へのパスコースを見つけることもできており、35分には左からのパスを受けてMF三上陽輔がミドルシュートで狙った。
だが前半の終わりには再び長野ペースに。同39分にサイドからペナルティーエリア内へランニングした夛田にMF橋本英郎が浮かせパスを合わせ、41分にもFW佐藤悠希がエリア内に進入。直後には前半3本目のDF松原優吉のロングスローから佐藤がヘディングシュートを放つ際どい場面があった。
ハーフタイムを挟むと今度はカターレの時間。三上やMF脇本晃成が積極的に前へ出ていって中盤の流動性が強まり、チャンスが増える。ワンツーなどのコンビネーションで果敢に中央突破を図るシーンもこの日は目立った。後半21分には三上がFW萱沼優聖とのワンツーから放ったミドルシュートが鋭く左ポストを叩いた。同28分に脇本のクロスにFW中西倫也が足から飛び込むが届かず。同36分にはクロスのこぼれ球にDF進藤誠司が競り掛け、混戦から脇本がシュートしたが枠外に飛んだ。
FW陣の選手層の厚さが強みである長野はJ2でも実績のある塩沢勝吾と荒田智之を相次いで投入。カターレも前節に決勝点を挙げたDF内田錬平を同43分にピッチに送り出す。しかし両チームとも攻撃の最後の精度で違いをみせることができずゴールネットを揺らせなかった。
カターレの連続試合得点は8で止まった。一方で無失点は5試合ぶり。勝負のポイントとみていた、長身FWへのロングボール&セカンドボールへの対応、セットプレーの守りともに事前準備の成果を数字で示した。長野のCKを1本だけに抑え、松原のロングスロー6本からも得点を許さなかった。
首位の栃木が大分との上位対決を制して連勝を10に伸ばし、5位のカターレとの勝点差は暫定で12まで開いた。栃木との直接対戦は10月30日の第27節まで待たなければならない。差を縮めるには連勝が必要になってきた。敵地で奮闘した今節を浮上のきっかけにしたい。
※ダイジェスト映像あり
ゲームの流れが両チームのあいだで行き来し、ともに得点チャンスもあったがスコアレスドローに終わった。カターレは後半押し気味だっただけに惜しまれる。
「我々は非常に良いサッカーをした」と三浦泰年監督。攻守にわたりトレーニングの成果を発揮し、パスサッカーを目指す自らの志を敵地で示した。そして、運動量や球際の争いでも一歩も引かなかった。「前節の鹿児島戦に続き、気持ちの入ったサッカーがここ2試合できた。これをシーズンが終わるまですべての試合で続けることが第一の目標になる」と話した。
この試合には10,377人が来場し、J3の創設後初めて1万人超えを記録した。
ともに中盤では激しくプレッシャーをかけボールを取っては取られる展開。カターレは恐れずにワンタッチパスで打開を目指し、一方の長野は長身FW渡辺亮太へのロングボールや左右のウイングバックにボールをつけてからの連係で攻める。どちらも一旦攻め込まれると自陣でブロックをつくり粘り強く守った。
最初に流れをつかんだのは長野で前半11分に敵陣でボールを奪い返してボランチの有永一生が中央からミドルシュートを放つ。同21分には左ウイングバックの夛田凌輔がゴール近くまで持ち込み、こぼれ球を有永が狙いシュートが左ポストを直撃した。直後にも右からのクロスを渡辺にヘディングで合わせられるなどカターレは守りで我慢をしいられた。
しかし同20分過ぎからはカターレが盛り返し、中盤で細かくつなぎながらスペースをつくりサイドチェンジを起点に何度も相手陣深くに攻め入った。大きく揺さぶりながら中央へのパスコースを見つけることもできており、35分には左からのパスを受けてMF三上陽輔がミドルシュートで狙った。
だが前半の終わりには再び長野ペースに。同39分にサイドからペナルティーエリア内へランニングした夛田にMF橋本英郎が浮かせパスを合わせ、41分にもFW佐藤悠希がエリア内に進入。直後には前半3本目のDF松原優吉のロングスローから佐藤がヘディングシュートを放つ際どい場面があった。
ハーフタイムを挟むと今度はカターレの時間。三上やMF脇本晃成が積極的に前へ出ていって中盤の流動性が強まり、チャンスが増える。ワンツーなどのコンビネーションで果敢に中央突破を図るシーンもこの日は目立った。後半21分には三上がFW萱沼優聖とのワンツーから放ったミドルシュートが鋭く左ポストを叩いた。同28分に脇本のクロスにFW中西倫也が足から飛び込むが届かず。同36分にはクロスのこぼれ球にDF進藤誠司が競り掛け、混戦から脇本がシュートしたが枠外に飛んだ。
FW陣の選手層の厚さが強みである長野はJ2でも実績のある塩沢勝吾と荒田智之を相次いで投入。カターレも前節に決勝点を挙げたDF内田錬平を同43分にピッチに送り出す。しかし両チームとも攻撃の最後の精度で違いをみせることができずゴールネットを揺らせなかった。
カターレの連続試合得点は8で止まった。一方で無失点は5試合ぶり。勝負のポイントとみていた、長身FWへのロングボール&セカンドボールへの対応、セットプレーの守りともに事前準備の成果を数字で示した。長野のCKを1本だけに抑え、松原のロングスロー6本からも得点を許さなかった。
首位の栃木が大分との上位対決を制して連勝を10に伸ばし、5位のカターレとの勝点差は暫定で12まで開いた。栃木との直接対戦は10月30日の第27節まで待たなければならない。差を縮めるには連勝が必要になってきた。敵地で奮闘した今節を浮上のきっかけにしたい。
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