【第18節vs鹿児島プレビュー】時は来た
- 2016/07/22
- 19:54
5位のカターレが勝点4差で追っている4位・鹿児島との対決。3月13日の開幕戦では0-0で引き分けている。総失点がリーグ3位の12で堅守を誇る鹿児島からゴールを奪ったうえで勝ち切れるかどうか。この4カ月の成長度が問われる。
前節の福島戦を1-1で引き分けて連敗を2で止めたものの今季2度目の3戦勝ちなし。首位の栃木がJ3新記録の8連勝と走り始めており、足踏み状態に気をもんでいるサポーターも多いだろう。しかし、これまでが順調すぎたのかもしれない。新監督を迎えてパスサッカーに取り組み半年。必然の勝利を手にできる大きなチームに育つには時間と根気が必要。まだ道半ばだ。
「最後に優勝することだけを考えており、今の順位は気にしていない。目の前の試合に勝つこと、そのために先制点を奪うことが大事。勝利は必ずついてくると思っている」とFW萱沼優聖が語る。目先の勝敗に一喜一憂せず、チーム力を上げていくのがチームの方針。実りを迎えるには今が苦労のしどころだと思って乗り越えたい。三浦泰年監督は「失うものは何もない。トライすべき。100回倒れても101回立ち上がればよい」と選手を鼓舞している。
前節のMF窪田良の得点によって連続得点が7試合に伸び、2012年のJ2第32-38節にマークしたクラブ記録に並んだ。これまでの着実な進歩は数字にも表れている。ならば飛躍の時はいつか。「時は来ている」と三浦監督。「選手が自ら躍動していくチームになっていくべき。ミスを恐れず、リスクを冒して。彼らが『もっとできる』ことは練習で見せてもらっているから。食事を口までスプーンで運んでもらう必要はもうない。自分が食べたいものを選び代金を払って食べたらよい」と続けた。
今季のカターレは対戦時に順位が上のクラブには4勝2分1敗と好成績を残している。上位対決のシチュエーションが「その時」を迎えるきっかけになってほしい。次節には長野との隣県対決も控える。譲れない戦いが選手の能力を引き出してくれるかもしれない。指揮官自らが気分転換と験担ぎを兼ねて髪をシルバー色にした。スタジアムではこの一戦の重要性を知るサポーターたちが声援で背中を押してくれるはずだ。
鹿児島は第7節から8戦負けなし(6勝2分)を記録し、J3初年にもかかわらず一時は首位にも立った。6月末にはJ2クラブライセンスを申請し、昇格候補として今後の戦いに臨む。
前節はホームで栃木との首位攻防戦に挑んだが、後半41分にCKから失点して0-1で敗れた。J公式サイトの伝えたMF田上裕のコメントに「予想していたゲーム展開でやはり相手も堅守、守りを固めてあまりリスクを負わず、ユナイテッドもそんなに難しいリスクを負わない中でも、前後半を通して主導権を握れている感じはしたんですが、(後略)」とある。双方が失点しないことを重視したゲーム展開だったようだ。
鹿児島は本来、攻撃では小刻みなパスワークによる崩しを持ち味にしている。カターレとの対戦では、前回の開幕戦もそうだったように、互いに攻め合うシーンが多くなるだろう。
前回の対戦でカターレは押し気味に進めて決定機もつくったが無得点に終わった。鹿児島は攻守の切り替えがスピーディーで運動量も豊富。引いて守る時と、前から奪いにくる時のメリハリが効いていた。当時より間違いなく自信をつけている鹿児島からゴールを奪うのは容易ではない。こちらも攻撃のバリエーションやコンビネーション、決定力などで前回との違いを示さなければならない。
前節の福島戦を1-1で引き分けて連敗を2で止めたものの今季2度目の3戦勝ちなし。首位の栃木がJ3新記録の8連勝と走り始めており、足踏み状態に気をもんでいるサポーターも多いだろう。しかし、これまでが順調すぎたのかもしれない。新監督を迎えてパスサッカーに取り組み半年。必然の勝利を手にできる大きなチームに育つには時間と根気が必要。まだ道半ばだ。
「最後に優勝することだけを考えており、今の順位は気にしていない。目の前の試合に勝つこと、そのために先制点を奪うことが大事。勝利は必ずついてくると思っている」とFW萱沼優聖が語る。目先の勝敗に一喜一憂せず、チーム力を上げていくのがチームの方針。実りを迎えるには今が苦労のしどころだと思って乗り越えたい。三浦泰年監督は「失うものは何もない。トライすべき。100回倒れても101回立ち上がればよい」と選手を鼓舞している。
前節のMF窪田良の得点によって連続得点が7試合に伸び、2012年のJ2第32-38節にマークしたクラブ記録に並んだ。これまでの着実な進歩は数字にも表れている。ならば飛躍の時はいつか。「時は来ている」と三浦監督。「選手が自ら躍動していくチームになっていくべき。ミスを恐れず、リスクを冒して。彼らが『もっとできる』ことは練習で見せてもらっているから。食事を口までスプーンで運んでもらう必要はもうない。自分が食べたいものを選び代金を払って食べたらよい」と続けた。
今季のカターレは対戦時に順位が上のクラブには4勝2分1敗と好成績を残している。上位対決のシチュエーションが「その時」を迎えるきっかけになってほしい。次節には長野との隣県対決も控える。譲れない戦いが選手の能力を引き出してくれるかもしれない。指揮官自らが気分転換と験担ぎを兼ねて髪をシルバー色にした。スタジアムではこの一戦の重要性を知るサポーターたちが声援で背中を押してくれるはずだ。
鹿児島は第7節から8戦負けなし(6勝2分)を記録し、J3初年にもかかわらず一時は首位にも立った。6月末にはJ2クラブライセンスを申請し、昇格候補として今後の戦いに臨む。
前節はホームで栃木との首位攻防戦に挑んだが、後半41分にCKから失点して0-1で敗れた。J公式サイトの伝えたMF田上裕のコメントに「予想していたゲーム展開でやはり相手も堅守、守りを固めてあまりリスクを負わず、ユナイテッドもそんなに難しいリスクを負わない中でも、前後半を通して主導権を握れている感じはしたんですが、(後略)」とある。双方が失点しないことを重視したゲーム展開だったようだ。
鹿児島は本来、攻撃では小刻みなパスワークによる崩しを持ち味にしている。カターレとの対戦では、前回の開幕戦もそうだったように、互いに攻め合うシーンが多くなるだろう。
前回の対戦でカターレは押し気味に進めて決定機もつくったが無得点に終わった。鹿児島は攻守の切り替えがスピーディーで運動量も豊富。引いて守る時と、前から奪いにくる時のメリハリが効いていた。当時より間違いなく自信をつけている鹿児島からゴールを奪うのは容易ではない。こちらも攻撃のバリエーションやコンビネーション、決定力などで前回との違いを示さなければならない。
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