第14節 富山×YS横浜 富山・三浦泰年監督の会見コメント
- 2016/06/26
- 22:40
【第14節 富山1―0YS横浜 ▽得点者:前半12分・苔口(富)】
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
やる前から非常に難しい試合だった。90分間、集中力を保ち、勝点3をしっかり取って終わることが非常にイージーにみえがちだが、(下位と対戦する)こういうタイプの試合で自分も現役時代に何度も何度も痛い思いをしている。例えれば天皇杯と似ている部分がある。
相手の「できる」というやる気を引き出す展開になってしまったし、またみなさんから質問されるところだろうが、決定的なところを決め切れなかった。ただし、10点取っても勝点3にしかならないことを考えれば、そんなにネガティブに考える必要はない。得失点差はあるにしても、我々が積み重ねなければならないのは勝点だし、目の前の試合をしっかりと取っていくことがやはり大事だと思う。その中で評価と反省をしっかり持ちながら、次への準備をしていければなと思う。
試合展開を楽にできる、ぎりぎりの瞬間は何度もあった。(決めるのは)難しいこととはいえ2点目が入っていればもっと楽な展開になっていただろう。今日の横浜との試合での2点目は自分たちが大きく飛躍できる可能性がある得点であった。取れなかったのは次の課題であり、そういうチームを目指してやっていくべきかと思う。きっと選手も同じような気持ちだろうし、同じことを考えているんじゃないかなと思う。こういう試合というのはなかなか巡ってこない。次はまったく違う試合になるし、アウェイに乗り込むわけで。しっかり休養をとって、気持ちを合わせ、コンディションと心を整えて、戦術理解を高めるために良い時間を費やして藤枝戦に臨めたらなと思う。
Q:なにが試合を難しくすると考えていたのか。
なにがなんでもやられたくない、体を張りぎりぎりのところまであきらめない、という気持ちでグラウンドに立っている選手に対し、スキルやテクニックで上回っていたとしても、ねじ伏せるのは簡単ではない。分かり切っていることだ。
我々のほうが敗者のようなメンタリティーでグラウンドに立つことができればこんなには難しい試合にはならない。それができなければ難しい試合になる確率は非常に高くなる。そうでないことを祈って選手をグラウンドに立たせている。点差を広げる可能性はあったし、相手を得点が難しい状況にしていたにしても、この点差であればなにが起こるか分からない状態で90分+アディショナルタイムまで進んだ。
「負けて悔しい。次は絶対に勝ちたい」という敗者のメンタリティーをもってグラウンドに上がることができれば、もっと早く試合を決めることができるんじゃないかと思う。まだまだ彼らはこれから成長していく選手だと改めて感じている。
Q:先制後の前半終了までをどうみていたのか。ボールを保持できていた半面、追加点を奪いにいくアグレッシブさが足りないようにも感じた。
「このぐらいで大丈夫だろう」というポジショニングをとっていたかなと思う。このぐらいのアプローチで無失点でいけるだろうと。守備がそうなれば攻撃もそれほど躍動するわけがない。相手ボールになった瞬間に俊敏にポジショニングし、そこから良い守備でアプローチをかけていかなければ。ボールを奪いにいくところでも相手に脅威を与えなければ、良い攻撃のリズムにはならない。
(追加点を)決め切れなければ、なる必要がないのにネガティブになっていって(やるべきことを)繰り返すことができなくなる。アプローチがかからないのはシステム的なところもあるので彼らと少し話をしなければいけないと思う。連勝してポイントが積み重なることでそういうところがルーズになるのは良くない。反省すべき点、修正すべき点があり、どういうことを繰り返さなければいけないかを再確認するよい機会になったんじゃないかなと思う。たくさん点が入るときっとそういうことも薄れてしまいがち。PKによる1-0で終わったことで修正しなければいけないところについてもしっかりコミュニケーションがとれる。詰めて話ができればと思う。
Q:試合後のインタビューで苔口選手が内容についての不満を口にしていた。厳しさを言葉で発していくことは大事なことだと思うが監督はどう感じているのか。
非常に大事なことだと思う。スタッフと選手が同じ言葉を使い、同じ志、メンタリティーをもって発信できるのは良いことだと思っている。彼らがキャンプから追求しているもの、目指すサッカーを考えると、きょうのこのスコアでは彼らは納得いっていないだろう。そう察したからわたしからは「何点取っても勝点は変わらない」と話した。「勝ったからよい」という安堵がみられたらそうは言わない。
彼ら自身が僕よりも悔しいし、決めたかっただろう。そう思うと自分自身もより悔しさがわいてくる。そうやって彼らとともに成長して目標へ一歩一歩近づかなければいけないと思っている。今持っているものをすべて出せば目標をつかめるなんて思っていない。彼らがもっと成長し、もっと強くならなければ目標には行きつかない。だからより厳しいことを追求してやっていくことが大事。(チームの中で)多くの部分で共有し合っている、理解し合っているのが苔口や前節後の北井のインタビューといった選手の言葉からも感じ取れる。これは大事なことだと思っている。
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
やる前から非常に難しい試合だった。90分間、集中力を保ち、勝点3をしっかり取って終わることが非常にイージーにみえがちだが、(下位と対戦する)こういうタイプの試合で自分も現役時代に何度も何度も痛い思いをしている。例えれば天皇杯と似ている部分がある。
相手の「できる」というやる気を引き出す展開になってしまったし、またみなさんから質問されるところだろうが、決定的なところを決め切れなかった。ただし、10点取っても勝点3にしかならないことを考えれば、そんなにネガティブに考える必要はない。得失点差はあるにしても、我々が積み重ねなければならないのは勝点だし、目の前の試合をしっかりと取っていくことがやはり大事だと思う。その中で評価と反省をしっかり持ちながら、次への準備をしていければなと思う。
試合展開を楽にできる、ぎりぎりの瞬間は何度もあった。(決めるのは)難しいこととはいえ2点目が入っていればもっと楽な展開になっていただろう。今日の横浜との試合での2点目は自分たちが大きく飛躍できる可能性がある得点であった。取れなかったのは次の課題であり、そういうチームを目指してやっていくべきかと思う。きっと選手も同じような気持ちだろうし、同じことを考えているんじゃないかなと思う。こういう試合というのはなかなか巡ってこない。次はまったく違う試合になるし、アウェイに乗り込むわけで。しっかり休養をとって、気持ちを合わせ、コンディションと心を整えて、戦術理解を高めるために良い時間を費やして藤枝戦に臨めたらなと思う。
Q:なにが試合を難しくすると考えていたのか。
なにがなんでもやられたくない、体を張りぎりぎりのところまであきらめない、という気持ちでグラウンドに立っている選手に対し、スキルやテクニックで上回っていたとしても、ねじ伏せるのは簡単ではない。分かり切っていることだ。
我々のほうが敗者のようなメンタリティーでグラウンドに立つことができればこんなには難しい試合にはならない。それができなければ難しい試合になる確率は非常に高くなる。そうでないことを祈って選手をグラウンドに立たせている。点差を広げる可能性はあったし、相手を得点が難しい状況にしていたにしても、この点差であればなにが起こるか分からない状態で90分+アディショナルタイムまで進んだ。
「負けて悔しい。次は絶対に勝ちたい」という敗者のメンタリティーをもってグラウンドに上がることができれば、もっと早く試合を決めることができるんじゃないかと思う。まだまだ彼らはこれから成長していく選手だと改めて感じている。
Q:先制後の前半終了までをどうみていたのか。ボールを保持できていた半面、追加点を奪いにいくアグレッシブさが足りないようにも感じた。
「このぐらいで大丈夫だろう」というポジショニングをとっていたかなと思う。このぐらいのアプローチで無失点でいけるだろうと。守備がそうなれば攻撃もそれほど躍動するわけがない。相手ボールになった瞬間に俊敏にポジショニングし、そこから良い守備でアプローチをかけていかなければ。ボールを奪いにいくところでも相手に脅威を与えなければ、良い攻撃のリズムにはならない。
(追加点を)決め切れなければ、なる必要がないのにネガティブになっていって(やるべきことを)繰り返すことができなくなる。アプローチがかからないのはシステム的なところもあるので彼らと少し話をしなければいけないと思う。連勝してポイントが積み重なることでそういうところがルーズになるのは良くない。反省すべき点、修正すべき点があり、どういうことを繰り返さなければいけないかを再確認するよい機会になったんじゃないかなと思う。たくさん点が入るときっとそういうことも薄れてしまいがち。PKによる1-0で終わったことで修正しなければいけないところについてもしっかりコミュニケーションがとれる。詰めて話ができればと思う。
Q:試合後のインタビューで苔口選手が内容についての不満を口にしていた。厳しさを言葉で発していくことは大事なことだと思うが監督はどう感じているのか。
非常に大事なことだと思う。スタッフと選手が同じ言葉を使い、同じ志、メンタリティーをもって発信できるのは良いことだと思っている。彼らがキャンプから追求しているもの、目指すサッカーを考えると、きょうのこのスコアでは彼らは納得いっていないだろう。そう察したからわたしからは「何点取っても勝点は変わらない」と話した。「勝ったからよい」という安堵がみられたらそうは言わない。
彼ら自身が僕よりも悔しいし、決めたかっただろう。そう思うと自分自身もより悔しさがわいてくる。そうやって彼らとともに成長して目標へ一歩一歩近づかなければいけないと思っている。今持っているものをすべて出せば目標をつかめるなんて思っていない。彼らがもっと成長し、もっと強くならなければ目標には行きつかない。だからより厳しいことを追求してやっていくことが大事。(チームの中で)多くの部分で共有し合っている、理解し合っているのが苔口や前節後の北井のインタビューといった選手の言葉からも感じ取れる。これは大事なことだと思っている。
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