【第13節vs相模原プレビュー】組織力全面に難敵から初勝利狙う
- 2016/06/17
- 23:54
J3の上位争いは首位の鹿児島から8位の琉球までが勝点4差内にひしめく混戦になっている。7位のカターレは今節、勝点2差で追う6位の相模原との直接対決だ。この好機をものにして先頭グループ内での番手を上げていきたい。
相模原とは昨季1分2敗だった。4月29日の第8節は唯一与えたチャンスをFW井上平に決められて0-1。魚津桃山で7月21日にあった第21節は押し気味だったが0-0で引き分け、9月27日の第31節はアウェイで1-5の大敗を喫した。「相模原には能力の高い選手が多く、ゲーム内容では負けていなかったのに勝てなかった」とDF國吉貴博が振り返る。今季もJ2で活躍したベテランやブラジル人選手をそろえており、カターレは昨季との違いをみせなければ同じ轍を踏む恐れがある。
三浦泰年監督も相手の強みを認め、「菊岡(拓朗)や井上といったサッカーを知っている選手がおり、ひとつのプレーで試合の流れを引き寄せることができる」と警戒。そのうえで試合のポイントは「相手ではなく、自分たちが貫けるかにかかっている」。追求しているパスサッカー、そして組織力で個の力に対抗する構えだ。
自らの考えをこうも語ってくれた。「コパアメリカやユーロを見ていても個の力は必要だと感じる。だが、やはりサッカーの魅力はチームによる個性の違い。我々もカターレのリズム、テンポ、味のようなものを出してサッカーの魅力を発信できたらよい」。今回はスカパーで試合中継が行われる。選手が躍動し、今季のカターレのサッカー、そして高き志が多くの人に伝わってほしい。
16日のトレーニングではフィールドプレイヤー8対8の変則的なハーフコートゲームを実施。ボールを保持した側が両ゴールのGKを含む10人でパスを回し、相手側はボール奪取から近くのゴールに得点を目指すというもの。チームが重視する「敵にボールを与えない」「奪って素早く決め切る」という要点を改めて確認した。
前節に2得点したFW萱沼優聖は「相模原は失点が少なく守りが固い。チャンスはそれほど多くはないと思うので、一つひとつの決定機を確実に決めていきたい」と話した。
確かに相模原は全6勝のうち5試合が1-0で、完封試合が6つもある(カターレ4試合)。新任の薩川了洋監督のもと、センターバックのルーカスと工藤祐生、GK川口能活らを中心に計算できる守備力が整えられているようだ。前々節まで8戦負けなし(5勝3分)で首位にも立った。前節は大分に0-3で敗れたが、出場停止だったMF岩渕良太が戻る今回は立て直してくるだろう。彼は薩川監督とともに琉球から移籍してきた。昨季のカターレ戦でも決勝点を挙げている。
前線には昨季のカターレ戦で2得点している井上だけなく、千葉などで活躍した深井正樹が今季から加わった。ラストパスを供給するのが同じく札幌から新加入の菊岡で、セットプレーのキッカーとしても存在感を発揮している。カターレはセットプレー絡みの失点が続いており、GK永井堅梧は「試合映像を見ながらみんなで修正点を共有した。(失点は)ここで断ち切りたい」と話している。
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相模原とは昨季1分2敗だった。4月29日の第8節は唯一与えたチャンスをFW井上平に決められて0-1。魚津桃山で7月21日にあった第21節は押し気味だったが0-0で引き分け、9月27日の第31節はアウェイで1-5の大敗を喫した。「相模原には能力の高い選手が多く、ゲーム内容では負けていなかったのに勝てなかった」とDF國吉貴博が振り返る。今季もJ2で活躍したベテランやブラジル人選手をそろえており、カターレは昨季との違いをみせなければ同じ轍を踏む恐れがある。
三浦泰年監督も相手の強みを認め、「菊岡(拓朗)や井上といったサッカーを知っている選手がおり、ひとつのプレーで試合の流れを引き寄せることができる」と警戒。そのうえで試合のポイントは「相手ではなく、自分たちが貫けるかにかかっている」。追求しているパスサッカー、そして組織力で個の力に対抗する構えだ。
自らの考えをこうも語ってくれた。「コパアメリカやユーロを見ていても個の力は必要だと感じる。だが、やはりサッカーの魅力はチームによる個性の違い。我々もカターレのリズム、テンポ、味のようなものを出してサッカーの魅力を発信できたらよい」。今回はスカパーで試合中継が行われる。選手が躍動し、今季のカターレのサッカー、そして高き志が多くの人に伝わってほしい。
16日のトレーニングではフィールドプレイヤー8対8の変則的なハーフコートゲームを実施。ボールを保持した側が両ゴールのGKを含む10人でパスを回し、相手側はボール奪取から近くのゴールに得点を目指すというもの。チームが重視する「敵にボールを与えない」「奪って素早く決め切る」という要点を改めて確認した。
前節に2得点したFW萱沼優聖は「相模原は失点が少なく守りが固い。チャンスはそれほど多くはないと思うので、一つひとつの決定機を確実に決めていきたい」と話した。
確かに相模原は全6勝のうち5試合が1-0で、完封試合が6つもある(カターレ4試合)。新任の薩川了洋監督のもと、センターバックのルーカスと工藤祐生、GK川口能活らを中心に計算できる守備力が整えられているようだ。前々節まで8戦負けなし(5勝3分)で首位にも立った。前節は大分に0-3で敗れたが、出場停止だったMF岩渕良太が戻る今回は立て直してくるだろう。彼は薩川監督とともに琉球から移籍してきた。昨季のカターレ戦でも決勝点を挙げている。
前線には昨季のカターレ戦で2得点している井上だけなく、千葉などで活躍した深井正樹が今季から加わった。ラストパスを供給するのが同じく札幌から新加入の菊岡で、セットプレーのキッカーとしても存在感を発揮している。カターレはセットプレー絡みの失点が続いており、GK永井堅梧は「試合映像を見ながらみんなで修正点を共有した。(失点は)ここで断ち切りたい」と話している。
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