第12節 富山×C大阪U-23 富山・三浦泰年監督の会見コメント
- 2016/06/12
- 19:17
●富山・三浦泰年監督
相手の特徴が分かっている中で、立ち上がりに中盤で食われた。三上のファーストプレーが相手に狙われて、そこから数プレーで(失点につながる)セットプレーを取られた。(失点後にみせた)「こんちくしょう」というテンポを90分間できるようになるとよい。
相手は若いチームで難しい状況にあっても選手一人ひとりの能力は高い。誰が出場するか予想しづらく、彼らは失うものがないのでプレッシャーがない。やりづらいといえばやりづらいのだが、後半に決めるべきところで決めて、しっかり落ち着いて勝たなければいけない。前半のうちに逆転したというところは評価できると思う。
こういう試合を1つ経験したことが、今後のプラスになってほしい。勝点3を取れたことだけではなく、点を取られて数分で取り返して逆転で終え、取り切れない中で辛抱強く逃げ切ったという中身を今後のスケールアップにつなげていければよいと思う。
あす松本とセカンドチーム同士でトレーニングマッチを行う。出場した選手だけでなく、チャレンジ、トライしていく環境をチームとしてもっとつくっていかなければいけないと思う。あすの試合内容によって、自分自身の戦術や哲学といったものが浸透しているかどうかが測れる。セカンドチームがしっかりプレーできれば、きょう戦った選手たちの評価もまた高まる。そういうものだと思う。1日1日、1時間1時間がすごく大事な時間になっているなと感じる。次の相模原戦の準備が始まるし、始まっている。
Q:すぐに同点にできた理由は。
「取り返さなければいけない」という気持ちの部分だと思う。目が覚めたというか、スイッチが入ったというか。サポートのスピードや人数とか、テンポが入りとは違っていたと思う。なぜ常時発揮できないのかというのがこれからの課題になる。スコアレスの時にスイッチを入れて1点、2点と取っていけるチームが(昇格という)目標を掲げるにふさわしいチームだと思うが、登山と同じで焦って登ると酸欠になって遭難し、スタートに戻らなければならなくなる。焦り過ぎず、イメージをしっかりもって進んでいきたい。トレーニングからそこに向かえるような働きかけはしていく。
Q:ここまで未勝利が3試合続いた。
そういう時期をどう乗り越えていくかが大事。人生と同じで良い時期ばかりではない。その間、彼らがどういうことをしていたか。集中してトレーニングをやっていたし、サッカーに向かう姿勢はなにひとつ変わっていなかった。その結果、こうやってホームで勝利がきたのだと思っている。(勝てない時期はなければよいのかもしれないが)チーム力を上げるひとつの要因になる。そういうものを乗り越えてより大きな集団になっていきたい。応援してくれている人たちには苦しい思いをさせた。辛抱強く我々を支えてくれたことに感謝している。
Q:2得点した萱沼選手について。
もし彼が喜んでいたらびっくりする。(決めていたら)得点王になれるぐらいに多くのチャンスがあった。2点で浮かれるとしたら危険な状況。メディアの方も彼への質問の仕方に気を付けてほしい(笑い)。
実際に彼が2点を取っており、チームで彼が最も決定力があるということ。彼は今季4点挙げているが、チームの位置を示しているものだとは思う。
後半に彼がしっかり決めていれば、もっと楽になれた。チームも彼自身も。決めることで、彼のキャリアも変化していく。あと1点でハットトリックだったし、4点目を取れば得点王争いにも絡めたかもしれない。そういうチャンスを逃したことを彼自身はしっかり受け止めらなければいけないと思う。
昨年、特別指定選手としての経験があるが、1年目の今季、良いかたちでチームに入ってきているなと思う。このチームでプレーすればもっとうまくなれる、成長できるというのを感じてトレーニング、試合に取り組んでいるのではないか。アグレッシブさ、積極性、やりたがると言うのかな、それが良いところ。彼が守備をすると相手はマークをするのが難しい。点を取るためだけにポジショニングをとっていたら、もしかしたら50歳の俺でも止められるかもしれない。献身的に守備をすることでマークが付きづらくなる。そういうことができる選手で、得点につながっている。
このチームがストロングとしているパスの部分をもっと吸収できたなら、ドリブルやフィニッシャーとしての能力がより生きてくる。パスのタイミング、強さ、精度を覚えてほしい。まだ課題は多い。
Q:序盤は足もとへの短めのパスが多かったように感じた。
相手が奪いにきても(長いボールを蹴らずに)やってみろと伝えている。ためて、ためて。衛藤には「GKへのバックパスがなかったな」と話した。GKも使うと相手をもっと走らせることができただろう。奪われなければよい。横パスも短いボール問題ない。奪われたらベンチから叫ぶだけ(苦笑)。
短いボールをみせることで長いボールが生きてくる。横は縦を生かすために必要。縦、縦だと若いDFでも止めるのは簡単。短いパス、横パス、斜めのパス、走らせるパスがあるから、裏へのパスが効いてくる。横だと思う時に縦、縦だと思う時に横に出せるようになれたらよい。立ち上がりにあのような状態になるのは、まだまだ力が足りないから。もっともっと精度アップしていきたいなと思う。
次の相模原戦で、どういうことができるかが大事。同じ試合は2度とないから、新しいトライ、新しい判断をしなければならない。相手にとって嫌な判断ができるか、もう一度トライする。
Q:窪田が出場停止だった。
窪田のポジションに入る選手に、窪田のようにやれとは絶対に言わない。新しい者は彼のアンカーをやればよい。信じられるから使う。
今回は出場した選手が特長を思う存分だそうとした試合だったと思う。できた選手とそうでなかった選手はいるだろうが、木本であればかなり良い絡みをしたと思うし、進藤もこれまで出場時間が短かったがきょうは彼らしさが少しでたと思う。
相手の特徴が分かっている中で、立ち上がりに中盤で食われた。三上のファーストプレーが相手に狙われて、そこから数プレーで(失点につながる)セットプレーを取られた。(失点後にみせた)「こんちくしょう」というテンポを90分間できるようになるとよい。
相手は若いチームで難しい状況にあっても選手一人ひとりの能力は高い。誰が出場するか予想しづらく、彼らは失うものがないのでプレッシャーがない。やりづらいといえばやりづらいのだが、後半に決めるべきところで決めて、しっかり落ち着いて勝たなければいけない。前半のうちに逆転したというところは評価できると思う。
こういう試合を1つ経験したことが、今後のプラスになってほしい。勝点3を取れたことだけではなく、点を取られて数分で取り返して逆転で終え、取り切れない中で辛抱強く逃げ切ったという中身を今後のスケールアップにつなげていければよいと思う。
あす松本とセカンドチーム同士でトレーニングマッチを行う。出場した選手だけでなく、チャレンジ、トライしていく環境をチームとしてもっとつくっていかなければいけないと思う。あすの試合内容によって、自分自身の戦術や哲学といったものが浸透しているかどうかが測れる。セカンドチームがしっかりプレーできれば、きょう戦った選手たちの評価もまた高まる。そういうものだと思う。1日1日、1時間1時間がすごく大事な時間になっているなと感じる。次の相模原戦の準備が始まるし、始まっている。
Q:すぐに同点にできた理由は。
「取り返さなければいけない」という気持ちの部分だと思う。目が覚めたというか、スイッチが入ったというか。サポートのスピードや人数とか、テンポが入りとは違っていたと思う。なぜ常時発揮できないのかというのがこれからの課題になる。スコアレスの時にスイッチを入れて1点、2点と取っていけるチームが(昇格という)目標を掲げるにふさわしいチームだと思うが、登山と同じで焦って登ると酸欠になって遭難し、スタートに戻らなければならなくなる。焦り過ぎず、イメージをしっかりもって進んでいきたい。トレーニングからそこに向かえるような働きかけはしていく。
Q:ここまで未勝利が3試合続いた。
そういう時期をどう乗り越えていくかが大事。人生と同じで良い時期ばかりではない。その間、彼らがどういうことをしていたか。集中してトレーニングをやっていたし、サッカーに向かう姿勢はなにひとつ変わっていなかった。その結果、こうやってホームで勝利がきたのだと思っている。(勝てない時期はなければよいのかもしれないが)チーム力を上げるひとつの要因になる。そういうものを乗り越えてより大きな集団になっていきたい。応援してくれている人たちには苦しい思いをさせた。辛抱強く我々を支えてくれたことに感謝している。
Q:2得点した萱沼選手について。
もし彼が喜んでいたらびっくりする。(決めていたら)得点王になれるぐらいに多くのチャンスがあった。2点で浮かれるとしたら危険な状況。メディアの方も彼への質問の仕方に気を付けてほしい(笑い)。
実際に彼が2点を取っており、チームで彼が最も決定力があるということ。彼は今季4点挙げているが、チームの位置を示しているものだとは思う。
後半に彼がしっかり決めていれば、もっと楽になれた。チームも彼自身も。決めることで、彼のキャリアも変化していく。あと1点でハットトリックだったし、4点目を取れば得点王争いにも絡めたかもしれない。そういうチャンスを逃したことを彼自身はしっかり受け止めらなければいけないと思う。
昨年、特別指定選手としての経験があるが、1年目の今季、良いかたちでチームに入ってきているなと思う。このチームでプレーすればもっとうまくなれる、成長できるというのを感じてトレーニング、試合に取り組んでいるのではないか。アグレッシブさ、積極性、やりたがると言うのかな、それが良いところ。彼が守備をすると相手はマークをするのが難しい。点を取るためだけにポジショニングをとっていたら、もしかしたら50歳の俺でも止められるかもしれない。献身的に守備をすることでマークが付きづらくなる。そういうことができる選手で、得点につながっている。
このチームがストロングとしているパスの部分をもっと吸収できたなら、ドリブルやフィニッシャーとしての能力がより生きてくる。パスのタイミング、強さ、精度を覚えてほしい。まだ課題は多い。
Q:序盤は足もとへの短めのパスが多かったように感じた。
相手が奪いにきても(長いボールを蹴らずに)やってみろと伝えている。ためて、ためて。衛藤には「GKへのバックパスがなかったな」と話した。GKも使うと相手をもっと走らせることができただろう。奪われなければよい。横パスも短いボール問題ない。奪われたらベンチから叫ぶだけ(苦笑)。
短いボールをみせることで長いボールが生きてくる。横は縦を生かすために必要。縦、縦だと若いDFでも止めるのは簡単。短いパス、横パス、斜めのパス、走らせるパスがあるから、裏へのパスが効いてくる。横だと思う時に縦、縦だと思う時に横に出せるようになれたらよい。立ち上がりにあのような状態になるのは、まだまだ力が足りないから。もっともっと精度アップしていきたいなと思う。
次の相模原戦で、どういうことができるかが大事。同じ試合は2度とないから、新しいトライ、新しい判断をしなければならない。相手にとって嫌な判断ができるか、もう一度トライする。
Q:窪田が出場停止だった。
窪田のポジションに入る選手に、窪田のようにやれとは絶対に言わない。新しい者は彼のアンカーをやればよい。信じられるから使う。
今回は出場した選手が特長を思う存分だそうとした試合だったと思う。できた選手とそうでなかった選手はいるだろうが、木本であればかなり良い絡みをしたと思うし、進藤もこれまで出場時間が短かったがきょうは彼らしさが少しでたと思う。
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