第11節 盛岡×富山 盛岡・神川明彦監督の会見コメント
- 2016/05/29
- 19:29
★質疑内容を追加しました
●盛岡・神川明彦監督
グルージャ盛岡、神川です。本日はありがとうございました。
きょうの結果は率直にいって内容などいろんなことを考えても悔しい引き分け。そういう意味では一歩成長した。そういう引き分けはこれまでなかったので。
いくつかあったきょうのテーマのひとつは、栃木に引き分けて前節はYS横浜に勝ち、これをつないでいくこと。引き分けたのでこれで3戦負けなしとなり、つなぐことができた。そうやって少しずつ選手が独り立ちできるようにしたかった。
2つめは守備のところ。10節終わって18失点は多すぎて話にならない。ここから20節までの第2クールはなんとか失点を減らしたい。攻撃はかたちがみえてきているので。なんとか成長しようよとテーマに掲げてここまでやってきた。
勝った後に引き締めるのはなかなか難しく、そういうのもあってか前半に良い流れの中であのように決定機を外し続けると、よくありがちなちょっとしたことから失点した。けさのチャンピオンズリーグ決勝でもレアルが決定的なチャンスを外したあとにアトレチコのカラスコが同点ゴールを決めた。映像を見ながら、こういうことが我々のゲームでも起こり得るなと思っていた。それが我々のほうに起こってしまった。サッカーにありがちな現象が起こった。
ハーフタイムには怒った。特に梅内については、彼のミスから多くのピンチを招いていたので、それを自覚しているのかどうか厳しく言った。彼の一層の奮起を促していきたい。
カターレは明らかに我々よりもグレードが上のチームで、それに対して一歩もひけの取らないゲームができたと思っている。自信に変えて、また前を向いて明らかになった課題に向き合って一歩一歩ずつ歩を進めていきたい。
この暑い中、いつも精いっぱい応援してくださるサポーター、グルージャファミリー、スポンサー、株主のすべてのみなさんへの感謝と、カターレ富山のサポーターのみなさんが盛り上げてくれたことに対する感謝を述べてわたしの本日の総括とします。
Q:後半途中に投入した井上選手がアシストし、同じく土井良太選手が同点ゴールを決めた。起用の流れから振り返ってほしい。
2人をほめたい。短いプレー時間にもかかわらず、苦しい時間帯によくやってくれた。感謝の気持ちでいっぱい。林が燃料切れのような状態になり、牛之濵を中に入れ、梅内を右に出し、井上丈を左に入れることによって、とにかくクロスを、横からボールを入れようとした。丈はクロスの精度が高いのでそこに期待した。
谷村が後半冒頭に良くなかったが持ち直して良いプレーをしたので、交代のカードを切らずに待っていた。彼のプレー状況をみて(土井)良太を入れた。「丈からクロスが上がるので狙っとけ」と伝えていた。(交代の采配が的中したのは)たまたま。あの2人のおかげ。
そういう意味で歯車が少しうまくまわり始めたのかもしれない。森のけがは痛手だったが、栃木戦では守田が3つのポジションを掛け持ちしてしのいでくれた。前節も交代出場した谷村が活躍した。チーム一丸というのが少しではじめたのかな。選手に感謝しているし、これをもっと強くしていきたい。
Q:最後はノーガードの打ち合いになった。どう評価する。
精いっぱいだったかな。0-1の時間が長かったので攻めて疲れてしまう。富山は追い付かれてのショックはあったかもしれないが、もともと力があるのでそれを盛り返してくるだけの力がある。あの時間に西川君が入ってくるのだから。彼には明治大学時代も何回かやられている。そういう選手があの時間から出場してくる。
鹿児島戦は最後にやられてしまったので、栃木戦に続きしのぎ切ったのは選手がよくやってくれたから。リードしてゲーム優位に進めていたら状況は違ったわけで、前半の決定機を決めなければいけない。そこがきょうの試合で一番よくなかった点だとこの時点では分析している。
Q:土井良太選手は盛岡へ今季戻ってきて初ゴールだった。
彼はけがが多い。自己管理とか、そういうところをずっと要求してきた中でコンディションが上がってきていた。短時間ならもつと判断し、ワンチャンスにかけて起用した。富山のサイドにスペースができていて井上がクロスを上げれば何か起こるんじゃないかと考えて起用した。これをきっかけに彼の中にも何か変化が起きたらよい。
Q:ホームだがベンチメンバー7人の枠をあましている。(力量不足と判断されて)ベンチに入れない選手たちにどう働きかけをしているのか。
彼らも練習はやっている。やり方、考える力、要求を真摯に受け止めて実直にやるとか、そういうところはもっともっと出していってほしい。わたしと強化部長が選手たちと面談する中で、彼らの言葉にも耳を傾けながら奮起を促している。あすも練習するし、手は緩めない。こういうゲームをやっていれば彼らもあの中に、あの輪の中に入りたいと思うだろう。それが本当のアスリートだと思う。彼らの奮起を促してより強固なチームをつくっていきたい。「はやく来いよ」と。
「まぁいいか」という感じでメンバーに入れるのはやめようと決めた。我々の水準をクリアしないと入れない。入っても安心している選手は外す。その厳しさを我々スタッフも持たなければいけないと勉強させてもらった。追求していきたい。次のホームにベンチに7人が入ったなら、彼らが努力したのだと考えてもらってよい。
●盛岡・神川明彦監督
グルージャ盛岡、神川です。本日はありがとうございました。
きょうの結果は率直にいって内容などいろんなことを考えても悔しい引き分け。そういう意味では一歩成長した。そういう引き分けはこれまでなかったので。
いくつかあったきょうのテーマのひとつは、栃木に引き分けて前節はYS横浜に勝ち、これをつないでいくこと。引き分けたのでこれで3戦負けなしとなり、つなぐことができた。そうやって少しずつ選手が独り立ちできるようにしたかった。
2つめは守備のところ。10節終わって18失点は多すぎて話にならない。ここから20節までの第2クールはなんとか失点を減らしたい。攻撃はかたちがみえてきているので。なんとか成長しようよとテーマに掲げてここまでやってきた。
勝った後に引き締めるのはなかなか難しく、そういうのもあってか前半に良い流れの中であのように決定機を外し続けると、よくありがちなちょっとしたことから失点した。けさのチャンピオンズリーグ決勝でもレアルが決定的なチャンスを外したあとにアトレチコのカラスコが同点ゴールを決めた。映像を見ながら、こういうことが我々のゲームでも起こり得るなと思っていた。それが我々のほうに起こってしまった。サッカーにありがちな現象が起こった。
ハーフタイムには怒った。特に梅内については、彼のミスから多くのピンチを招いていたので、それを自覚しているのかどうか厳しく言った。彼の一層の奮起を促していきたい。
カターレは明らかに我々よりもグレードが上のチームで、それに対して一歩もひけの取らないゲームができたと思っている。自信に変えて、また前を向いて明らかになった課題に向き合って一歩一歩ずつ歩を進めていきたい。
この暑い中、いつも精いっぱい応援してくださるサポーター、グルージャファミリー、スポンサー、株主のすべてのみなさんへの感謝と、カターレ富山のサポーターのみなさんが盛り上げてくれたことに対する感謝を述べてわたしの本日の総括とします。
Q:後半途中に投入した井上選手がアシストし、同じく土井良太選手が同点ゴールを決めた。起用の流れから振り返ってほしい。
2人をほめたい。短いプレー時間にもかかわらず、苦しい時間帯によくやってくれた。感謝の気持ちでいっぱい。林が燃料切れのような状態になり、牛之濵を中に入れ、梅内を右に出し、井上丈を左に入れることによって、とにかくクロスを、横からボールを入れようとした。丈はクロスの精度が高いのでそこに期待した。
谷村が後半冒頭に良くなかったが持ち直して良いプレーをしたので、交代のカードを切らずに待っていた。彼のプレー状況をみて(土井)良太を入れた。「丈からクロスが上がるので狙っとけ」と伝えていた。(交代の采配が的中したのは)たまたま。あの2人のおかげ。
そういう意味で歯車が少しうまくまわり始めたのかもしれない。森のけがは痛手だったが、栃木戦では守田が3つのポジションを掛け持ちしてしのいでくれた。前節も交代出場した谷村が活躍した。チーム一丸というのが少しではじめたのかな。選手に感謝しているし、これをもっと強くしていきたい。
Q:最後はノーガードの打ち合いになった。どう評価する。
精いっぱいだったかな。0-1の時間が長かったので攻めて疲れてしまう。富山は追い付かれてのショックはあったかもしれないが、もともと力があるのでそれを盛り返してくるだけの力がある。あの時間に西川君が入ってくるのだから。彼には明治大学時代も何回かやられている。そういう選手があの時間から出場してくる。
鹿児島戦は最後にやられてしまったので、栃木戦に続きしのぎ切ったのは選手がよくやってくれたから。リードしてゲーム優位に進めていたら状況は違ったわけで、前半の決定機を決めなければいけない。そこがきょうの試合で一番よくなかった点だとこの時点では分析している。
Q:土井良太選手は盛岡へ今季戻ってきて初ゴールだった。
彼はけがが多い。自己管理とか、そういうところをずっと要求してきた中でコンディションが上がってきていた。短時間ならもつと判断し、ワンチャンスにかけて起用した。富山のサイドにスペースができていて井上がクロスを上げれば何か起こるんじゃないかと考えて起用した。これをきっかけに彼の中にも何か変化が起きたらよい。
Q:ホームだがベンチメンバー7人の枠をあましている。(力量不足と判断されて)ベンチに入れない選手たちにどう働きかけをしているのか。
彼らも練習はやっている。やり方、考える力、要求を真摯に受け止めて実直にやるとか、そういうところはもっともっと出していってほしい。わたしと強化部長が選手たちと面談する中で、彼らの言葉にも耳を傾けながら奮起を促している。あすも練習するし、手は緩めない。こういうゲームをやっていれば彼らもあの中に、あの輪の中に入りたいと思うだろう。それが本当のアスリートだと思う。彼らの奮起を促してより強固なチームをつくっていきたい。「はやく来いよ」と。
「まぁいいか」という感じでメンバーに入れるのはやめようと決めた。我々の水準をクリアしないと入れない。入っても安心している選手は外す。その厳しさを我々スタッフも持たなければいけないと勉強させてもらった。追求していきたい。次のホームにベンチに7人が入ったなら、彼らが努力したのだと考えてもらってよい。
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