【第11節vs盛岡プレビュー】パスサッカー対決に攻め勝て
- 2016/05/28
- 09:41
勝利での連敗ストップを目指して岩手へ乗り込む。先の秋田戦をはじめJ3に降格してから東北勢とのアウェイゲームでは苦労している。昨季第22節で福島を破ってはいるが通算成績は1勝2分1敗だ。盛岡とも昨季第3節で0-0、相手のカウンターに何度もゴールを脅かされて勝点1を拾うのがやっとだった。今回は実力上位を示して浮上への足掛かりにしたい。
今季初の2連敗を喫した前節後、三浦泰年監督はチームを見つめ直す必要性を口にした。J2復帰のためには全30試合でコンスタントに勝点を積み上げなければならない。中長期的なビジョンをもちながらも早め早めに手を打ち、より良い方向へ導きたいと考えているようだ。
前節も内容では栃木を圧倒したようにチーム力が上がってきているのは明らか。監督も「J3のほかのクラブと比較するだけなら、『このままでよい(連敗はしたが内容ではいずれも上回っていたから)』という判断もあり得る」と話す。しかし、「継続による安定がサッカーを小さくする恐れもある。一時的に後退するリスクはあっても更に何ができるのかトライしていかなければいけないと考えている」。
MF衛藤裕も現状を打破する必要性を感じており、「進化していかなければいけない」と言う。「チームはやりたいサッカーを表現できるレベルに達している。うちに対して割り切って(守り重視で)くる相手のゴールをどうこじ開けるか。良いサッカーを結果に結びつけるためには、3分の1(アタッキングサード)の攻略にかかってくる」と話した。
敗れた秋田、栃木戦では相手がカターレ戦を特別な試合と位置付け、高いモチベーションで挑んできた。順位や元J2という肩書きだけではなく、事前の分析でカターレの力を認めていたようだ。いずれも守備意識が高く、ハードワークで対抗してきた。まだ1巡目の対戦の半ばだが、すでに対戦相手のマークが厳しくなっている。J2復帰を果たすうえでは避けては通れない。課題をはっきりと自覚できたとすれば2連敗も無駄ではなくなるだろう。
連敗によるダメージを心配したが杞憂だった。27日の紅白戦は展開がスピーディーで、選手の動きにもメリハリがありチーム状態の良さを感じさせた。けがから復帰してまもないMF木本敬介に尋ねると「以前は固かったと感じるほど攻撃はよくやれている。どちらのチームも」と話していた。フォーメーションやメンバーを次々に変えながら行っており、指揮官の決断が注目される。
盛岡は前節のYS横浜戦で今季初勝利を挙げた。今季から前明治大総監督の神川明彦氏が監督に就任してチームづくりを進めている。少ないタッチでパスをテンポよくつなぐサッカーを目指しており、スカパーの「J3ハイライト」でも都並敏史氏ら解説陣が「面白いサッカーをしている」との評価を与えている。
総得点12はリーグ4位タイ。シュート数がリーグ最多の123(富山102)で、CKも同最多の81(富山42)。FKも175(富山159)で同最多。パスを回すだけでなく数多くチャンスをつくってゴールに迫っているチームであろうと想像される。カターレとのパスサッカー対決がどんな展開になるのか楽しみだ。しかし盛岡は失点もリーグワーストの18と多い。カターレはたとえ失点したとしてもそれ以上に点を奪って攻め勝つぐらいの強気で戦い抜きたい。
盛岡の前節は3-0で、後半だけで3点を挙げている。MF谷村憲一がペナルティーエリア内をドリブルで突進してGKを含む3人をかわして先制点を決めるなど2得点1アシストと大活躍。チームトップ4得点のFW谷口堅三が2点目を追加した。福岡から新加入のMF牛之濵拓が中盤で存在感を発揮している。関東学院大卒のDF久保海都がルーキーながら開幕から全試合にフル出場しており、大学でチームメートだった萱沼優聖とのマッチアップが楽しみ。
※Jリーグ公式サイトに見どころが掲載されています

草島グラウンドにシロツメクサが咲いています
今季初の2連敗を喫した前節後、三浦泰年監督はチームを見つめ直す必要性を口にした。J2復帰のためには全30試合でコンスタントに勝点を積み上げなければならない。中長期的なビジョンをもちながらも早め早めに手を打ち、より良い方向へ導きたいと考えているようだ。
前節も内容では栃木を圧倒したようにチーム力が上がってきているのは明らか。監督も「J3のほかのクラブと比較するだけなら、『このままでよい(連敗はしたが内容ではいずれも上回っていたから)』という判断もあり得る」と話す。しかし、「継続による安定がサッカーを小さくする恐れもある。一時的に後退するリスクはあっても更に何ができるのかトライしていかなければいけないと考えている」。
MF衛藤裕も現状を打破する必要性を感じており、「進化していかなければいけない」と言う。「チームはやりたいサッカーを表現できるレベルに達している。うちに対して割り切って(守り重視で)くる相手のゴールをどうこじ開けるか。良いサッカーを結果に結びつけるためには、3分の1(アタッキングサード)の攻略にかかってくる」と話した。
敗れた秋田、栃木戦では相手がカターレ戦を特別な試合と位置付け、高いモチベーションで挑んできた。順位や元J2という肩書きだけではなく、事前の分析でカターレの力を認めていたようだ。いずれも守備意識が高く、ハードワークで対抗してきた。まだ1巡目の対戦の半ばだが、すでに対戦相手のマークが厳しくなっている。J2復帰を果たすうえでは避けては通れない。課題をはっきりと自覚できたとすれば2連敗も無駄ではなくなるだろう。
連敗によるダメージを心配したが杞憂だった。27日の紅白戦は展開がスピーディーで、選手の動きにもメリハリがありチーム状態の良さを感じさせた。けがから復帰してまもないMF木本敬介に尋ねると「以前は固かったと感じるほど攻撃はよくやれている。どちらのチームも」と話していた。フォーメーションやメンバーを次々に変えながら行っており、指揮官の決断が注目される。
盛岡は前節のYS横浜戦で今季初勝利を挙げた。今季から前明治大総監督の神川明彦氏が監督に就任してチームづくりを進めている。少ないタッチでパスをテンポよくつなぐサッカーを目指しており、スカパーの「J3ハイライト」でも都並敏史氏ら解説陣が「面白いサッカーをしている」との評価を与えている。
総得点12はリーグ4位タイ。シュート数がリーグ最多の123(富山102)で、CKも同最多の81(富山42)。FKも175(富山159)で同最多。パスを回すだけでなく数多くチャンスをつくってゴールに迫っているチームであろうと想像される。カターレとのパスサッカー対決がどんな展開になるのか楽しみだ。しかし盛岡は失点もリーグワーストの18と多い。カターレはたとえ失点したとしてもそれ以上に点を奪って攻め勝つぐらいの強気で戦い抜きたい。
盛岡の前節は3-0で、後半だけで3点を挙げている。MF谷村憲一がペナルティーエリア内をドリブルで突進してGKを含む3人をかわして先制点を決めるなど2得点1アシストと大活躍。チームトップ4得点のFW谷口堅三が2点目を追加した。福岡から新加入のMF牛之濵拓が中盤で存在感を発揮している。関東学院大卒のDF久保海都がルーキーながら開幕から全試合にフル出場しており、大学でチームメートだった萱沼優聖とのマッチアップが楽しみ。
※Jリーグ公式サイトに見どころが掲載されています

草島グラウンドにシロツメクサが咲いています
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