第10節 富山×栃木 富山・三浦泰年監督の会見コメント
- 2016/05/22
- 19:13
★質疑内容を追加しました
●富山・三浦泰年監督
きょうの試合の結果によって、定めている目標が正しいものなのかどうか測れる大事な試合だったと思う。しっかり戦って結果を出せばチャンスはふくらんでくるだろうし、そうでなければ弱いところを強くしてより成長していくことを再認識しなければならなかった。
前節・秋田戦ならば、コーチングスタッフが用具車を運転していったり、それを分業にして2時間ずつ自分自身も運転したりと、(敗戦の)言い訳が生まれるような環境だった。だからこそ、このホームで言い訳なしのものを、しっかり自分たちがプロのプレーヤーとして示さなければならなかった。それがホームで絶対に勝たなければならない理由だと思う。そういう意味では、何も言い訳が見つからない。
自分たちの力をしっかりと認めて、次へ向かうことが大事だ。いつも通り準備して、いつも通りの運動量でトレーニングをやってきた。「普段通り」という意識を高めながら。彼らがピッチで表したものがまわりにどう見えたのか。満足いくものではなかったか、不満を抱くようなものであったのか。
この結果は見ている人たち、支えてくれる人たちを含め、(スタジアムに)来ていなくても不満であり納得いかないだろう。それがホームの敗戦というものだ。
わたしがどうみたかと言えば、結果ではなく、やっているサッカーに不満を持つ試合だった。だからこそ改善していく、より成長していく、サッカーをよりコレクティブにしていくために何が必要か。3試合を短期とみて、シーズンはそれが10回ある。それが3回終わった。もう一度、何をどうしていくべきなのか。変化させられる部分、プラスアルファで上乗せしなければならない部分、選手起用のところでは出場していない選手のモチベーションや特性など、日ごろから見てはいるが、改めて確認してやっていかなければならないかなと思う。
試合の内容には計り知れないものがあるが、まずここで言うべきことはなにかと考えた時に、こう会見するのが良いと思いました。
Q:不満に感じた点はどこにあるのか。
きょうやったサッカー、彼らの姿、表現したサッカーは自分自身が納得いくものではなかった。勝てば帳消しになるというものではない。90分通して全体を見た時には満足いかない、納得いかない気持ちが強い。いつも通りにやらなければならない、セカンドボールへの反応やボール際、基本の動きがルーズになっているというかぼけている感じがした。
(シーズンを)戦う中で、力を何倍にもできるのがホームで勝つことだと思う。それが逆に、ホーム戦うプレッシャーになったりもする。本来はそういうものも楽しまなければいけない。しかし、(プレッシャーが)いつも通りに、普段通りにできないというかたちで表れたのだとしたら、非常にもったいないかなと思う。
毎日トレーニングを見ており、彼らの動きをチェックし、モチベーション、心になにを持ちながらトレーニングに来ているのかは把握しているつもり。こういう表現しかできずに90分終わったというのは彼ら自身も納得していないと思う。
Q:衛藤選手のポジションが低めだった。
そういう現象はきょうだけでなく以前にもあった。それを対戦相手がどう思うかというのが大事であり、それがどう我々のリズムとテンポにつながっていくのかが大事である。そのへんはよく分かっているつもりだ。結果がでないと(中心選手である)彼を戦犯にしがちなところはあるけれど、僕はサッカーがひとりできるものではないと思っており、彼がそこに下がらなかったらどうなっていたかという検証もしっかりしなければいけない。また、選手たちが彼に頼り過ぎているところがあるのか、ないのかも。そういうところまで含めて、チームがよりコレクティブになっていく方向に持っていけたらと思う。今のコメントが衛藤のもとに届くことを期待している。
Q:練習の時にみせるパフォーマンスを試合で発揮できなかったことに対する不満と捉えてよいか。
練習でも当然まだまだのところはある。しかし、練習の方が喜びを感じるような動きをしていたらもったいない。なんのために練習をしているのかといえば試合で戦うためだ。ここが我々のかかった場所なのだから、ここでもっと躍動して、もっとたくさんのことを考えてほしい。しかし、本番は考えている時間がないとすれば、(そもそも)練習でやっていることがどうであるのかも考え直さなければならないとも思う。もっと彼らがトレーニングでみせるような顔で試合をやってほしいな、とは思う。
Q:西川選手や苔口選手がDF裏に抜けてチャンスをつくっていたが、そこに絡んでいく選手がいたらもっとよかったのでは。
裏に抜けたら1人で決めたらよい。西川が抜け出したのになぜわざわざゴールに遠いほうに持っていくのかな。前半を振り返れば苔口も良いタイミングで抜けていた。そこで決めることができるかどうか。
トレーニングではさらに欲をかいて横でもらう者がスプリントする(ということもやっている)。しかし、リスクマネージメントも考えるとそこに誰かが顔をだせないシーンというのはある。決定的なシーンを決め切るのがセンターフォワードの仕事であるのだから。
FW、MF、DFといった部分部分のポジションの選手のことよりも、それがひとつになっていく、連動していくという、チーム感といったものが必要なんじゃないかなと思う。誰がどうだから、どうであると言うのはあまり好きではない。
もっともっとみんなが隣の人間のことを知ってあげることが大事なのかなと思う。選手は毎日、顔を合わせて話をしている。もっともっとお互いが分かり合えるような、どんな強み、弱みをもって、どんなストレスを抱えているのか。
(目線が)チームが全体としてどう向かっていくのか(という大事なところ)から遠ざかってしまわないように、我々がしっかり向き合って解決すべきかなと思う。ホームで勝たなければいけないチャンスを逃したのはもったいない。自分たちの姿をもう一度確認して次に進むことが大事であり、勘違いをしてはいけないと思う。
●富山・三浦泰年監督
きょうの試合の結果によって、定めている目標が正しいものなのかどうか測れる大事な試合だったと思う。しっかり戦って結果を出せばチャンスはふくらんでくるだろうし、そうでなければ弱いところを強くしてより成長していくことを再認識しなければならなかった。
前節・秋田戦ならば、コーチングスタッフが用具車を運転していったり、それを分業にして2時間ずつ自分自身も運転したりと、(敗戦の)言い訳が生まれるような環境だった。だからこそ、このホームで言い訳なしのものを、しっかり自分たちがプロのプレーヤーとして示さなければならなかった。それがホームで絶対に勝たなければならない理由だと思う。そういう意味では、何も言い訳が見つからない。
自分たちの力をしっかりと認めて、次へ向かうことが大事だ。いつも通り準備して、いつも通りの運動量でトレーニングをやってきた。「普段通り」という意識を高めながら。彼らがピッチで表したものがまわりにどう見えたのか。満足いくものではなかったか、不満を抱くようなものであったのか。
この結果は見ている人たち、支えてくれる人たちを含め、(スタジアムに)来ていなくても不満であり納得いかないだろう。それがホームの敗戦というものだ。
わたしがどうみたかと言えば、結果ではなく、やっているサッカーに不満を持つ試合だった。だからこそ改善していく、より成長していく、サッカーをよりコレクティブにしていくために何が必要か。3試合を短期とみて、シーズンはそれが10回ある。それが3回終わった。もう一度、何をどうしていくべきなのか。変化させられる部分、プラスアルファで上乗せしなければならない部分、選手起用のところでは出場していない選手のモチベーションや特性など、日ごろから見てはいるが、改めて確認してやっていかなければならないかなと思う。
試合の内容には計り知れないものがあるが、まずここで言うべきことはなにかと考えた時に、こう会見するのが良いと思いました。
Q:不満に感じた点はどこにあるのか。
きょうやったサッカー、彼らの姿、表現したサッカーは自分自身が納得いくものではなかった。勝てば帳消しになるというものではない。90分通して全体を見た時には満足いかない、納得いかない気持ちが強い。いつも通りにやらなければならない、セカンドボールへの反応やボール際、基本の動きがルーズになっているというかぼけている感じがした。
(シーズンを)戦う中で、力を何倍にもできるのがホームで勝つことだと思う。それが逆に、ホーム戦うプレッシャーになったりもする。本来はそういうものも楽しまなければいけない。しかし、(プレッシャーが)いつも通りに、普段通りにできないというかたちで表れたのだとしたら、非常にもったいないかなと思う。
毎日トレーニングを見ており、彼らの動きをチェックし、モチベーション、心になにを持ちながらトレーニングに来ているのかは把握しているつもり。こういう表現しかできずに90分終わったというのは彼ら自身も納得していないと思う。
Q:衛藤選手のポジションが低めだった。
そういう現象はきょうだけでなく以前にもあった。それを対戦相手がどう思うかというのが大事であり、それがどう我々のリズムとテンポにつながっていくのかが大事である。そのへんはよく分かっているつもりだ。結果がでないと(中心選手である)彼を戦犯にしがちなところはあるけれど、僕はサッカーがひとりできるものではないと思っており、彼がそこに下がらなかったらどうなっていたかという検証もしっかりしなければいけない。また、選手たちが彼に頼り過ぎているところがあるのか、ないのかも。そういうところまで含めて、チームがよりコレクティブになっていく方向に持っていけたらと思う。今のコメントが衛藤のもとに届くことを期待している。
Q:練習の時にみせるパフォーマンスを試合で発揮できなかったことに対する不満と捉えてよいか。
練習でも当然まだまだのところはある。しかし、練習の方が喜びを感じるような動きをしていたらもったいない。なんのために練習をしているのかといえば試合で戦うためだ。ここが我々のかかった場所なのだから、ここでもっと躍動して、もっとたくさんのことを考えてほしい。しかし、本番は考えている時間がないとすれば、(そもそも)練習でやっていることがどうであるのかも考え直さなければならないとも思う。もっと彼らがトレーニングでみせるような顔で試合をやってほしいな、とは思う。
Q:西川選手や苔口選手がDF裏に抜けてチャンスをつくっていたが、そこに絡んでいく選手がいたらもっとよかったのでは。
裏に抜けたら1人で決めたらよい。西川が抜け出したのになぜわざわざゴールに遠いほうに持っていくのかな。前半を振り返れば苔口も良いタイミングで抜けていた。そこで決めることができるかどうか。
トレーニングではさらに欲をかいて横でもらう者がスプリントする(ということもやっている)。しかし、リスクマネージメントも考えるとそこに誰かが顔をだせないシーンというのはある。決定的なシーンを決め切るのがセンターフォワードの仕事であるのだから。
FW、MF、DFといった部分部分のポジションの選手のことよりも、それがひとつになっていく、連動していくという、チーム感といったものが必要なんじゃないかなと思う。誰がどうだから、どうであると言うのはあまり好きではない。
もっともっとみんなが隣の人間のことを知ってあげることが大事なのかなと思う。選手は毎日、顔を合わせて話をしている。もっともっとお互いが分かり合えるような、どんな強み、弱みをもって、どんなストレスを抱えているのか。
(目線が)チームが全体としてどう向かっていくのか(という大事なところ)から遠ざかってしまわないように、我々がしっかり向き合って解決すべきかなと思う。ホームで勝たなければいけないチャンスを逃したのはもったいない。自分たちの姿をもう一度確認して次に進むことが大事であり、勘違いをしてはいけないと思う。
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