【第10節vs栃木プレビュー】再起かけて昇格同期と激突
- 2016/05/20
- 18:40
ともに2009年からJリーグで戦う入会同期の栃木と2年ぶりにぶつかる。J2復帰を狙う者同士の直接対決だ。前節に今季初黒星を喫したカターレにとっては再スタートを切るための大事な試合でもある。負けなしを続けた力が本物であると改めて示せるか。
今季のカターレは三浦泰年監督のもと、日々のトレーニングによってプレー内容を高めていくことを最も重要視している。それが勝利への近道であるからだ。だからこそ初めて負けた直後も監督は冷静だった。「目標に向かってひと休みするという感覚で(この負けを)受け止めて次の準備をしたい。勝とうが負けようが引き分けようが、努力する姿勢、準備する時間、我々が持たなければいけないメンタリティーは変わらないし、変わる必要もない」と語っている。
指揮官は初めての負けを好機とさえ捉えているようだ。「自分たちを見つめ直す良い機会だと思う。これまで積み上げてきたものはゼロにはならない。ただし現状維持ではいけない」と選手に伝えた。先日亡くなった演出家の蜷川幸雄氏と彼に師事した俳優たちが高みを目指した姿勢を引き合いに出し、「サッカーを楽しむには楽しむための努力が必要なのではないか。より楽しむためにはより苦しまなければならないのではないのか」とも問い掛けたそうだ。
選手たちも考えをともにしている。MF窪田良が「いつかは負ける時がくると思っていた。それよりも負けたあとが大事。栃木戦でもこれまでやってきたことを出すだけ」。FW苔口卓也は「課題を修正して次の試合に勝つことに集中している。この試合が大事なことを分かっており、週初めの練習からみんな気合いが入っている」と話した。
前節は開幕戦以来7試合ぶりに無得点に終わった。攻撃のコンビネーションやフィニッシュワークについて改善を図り、今節に備えている。
栃木は開幕直後に負けが先行して苦しんだが、最近4試合は鹿児島、大分を下すなど2勝2分で調子を上げているようだ。前節は盛岡に追い付かれて1-1のドローに終わり現在9位だが、5位のカターレとの勝点差が3であるように上位との差は小さい。1年目の横山雄次監督は前節後の会見で、「幸い負けなかったので、来週のアウェイで今調子の良い富山とできるので、勝点3を取ることに気持ちを切り替えて、しっかりやっていきたい」(J公式サイト)と今節について言及した。選手たちも今回を浮上の好機とみて意気込んでいるだろう。
前節の先発メンバーのうち新加入は5人。藤枝から移籍のFW大石治寿、鳥取からのMF山本大稀は昨季にカターレが苦しめられた好選手だ。大石はすでに4得点を挙げており、静岡学園高校で1学年上のDF國吉貴博が「点を取れる選手。クロスに合わせるのが上手く、ボールをつなぐこともできる」と言うように警戒が必要だ。J2時代からお馴染みのFW廣瀬浩二とDF菅和範、元新潟のMF本間勲らベテランも健在で、敵として軽視できる要素は見当たらない。
J2時代の栃木は固い守りが看板だった。これまでの対戦成績でカターレは3勝3分7敗と大きく負け越している。攻撃サッカーを目指す今季こそ堅守の壁を打ち崩したい。
今季のカターレは三浦泰年監督のもと、日々のトレーニングによってプレー内容を高めていくことを最も重要視している。それが勝利への近道であるからだ。だからこそ初めて負けた直後も監督は冷静だった。「目標に向かってひと休みするという感覚で(この負けを)受け止めて次の準備をしたい。勝とうが負けようが引き分けようが、努力する姿勢、準備する時間、我々が持たなければいけないメンタリティーは変わらないし、変わる必要もない」と語っている。
指揮官は初めての負けを好機とさえ捉えているようだ。「自分たちを見つめ直す良い機会だと思う。これまで積み上げてきたものはゼロにはならない。ただし現状維持ではいけない」と選手に伝えた。先日亡くなった演出家の蜷川幸雄氏と彼に師事した俳優たちが高みを目指した姿勢を引き合いに出し、「サッカーを楽しむには楽しむための努力が必要なのではないか。より楽しむためにはより苦しまなければならないのではないのか」とも問い掛けたそうだ。
選手たちも考えをともにしている。MF窪田良が「いつかは負ける時がくると思っていた。それよりも負けたあとが大事。栃木戦でもこれまでやってきたことを出すだけ」。FW苔口卓也は「課題を修正して次の試合に勝つことに集中している。この試合が大事なことを分かっており、週初めの練習からみんな気合いが入っている」と話した。
前節は開幕戦以来7試合ぶりに無得点に終わった。攻撃のコンビネーションやフィニッシュワークについて改善を図り、今節に備えている。
栃木は開幕直後に負けが先行して苦しんだが、最近4試合は鹿児島、大分を下すなど2勝2分で調子を上げているようだ。前節は盛岡に追い付かれて1-1のドローに終わり現在9位だが、5位のカターレとの勝点差が3であるように上位との差は小さい。1年目の横山雄次監督は前節後の会見で、「幸い負けなかったので、来週のアウェイで今調子の良い富山とできるので、勝点3を取ることに気持ちを切り替えて、しっかりやっていきたい」(J公式サイト)と今節について言及した。選手たちも今回を浮上の好機とみて意気込んでいるだろう。
前節の先発メンバーのうち新加入は5人。藤枝から移籍のFW大石治寿、鳥取からのMF山本大稀は昨季にカターレが苦しめられた好選手だ。大石はすでに4得点を挙げており、静岡学園高校で1学年上のDF國吉貴博が「点を取れる選手。クロスに合わせるのが上手く、ボールをつなぐこともできる」と言うように警戒が必要だ。J2時代からお馴染みのFW廣瀬浩二とDF菅和範、元新潟のMF本間勲らベテランも健在で、敵として軽視できる要素は見当たらない。
J2時代の栃木は固い守りが看板だった。これまでの対戦成績でカターレは3勝3分7敗と大きく負け越している。攻撃サッカーを目指す今季こそ堅守の壁を打ち崩したい。
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