第9節 秋田×富山 秋田・間瀬秀一監督の会見コメント
- 2016/05/15
- 16:51
★質疑内容を追加しました
●秋田・間瀬秀一監督
うれしいです。きょうは喜んでよいと思う。選手たちをほめてあげてほしい。
シチュエーションとすれば、首位攻防戦であり、無敗同士の対決であり、我々にとっては12戦ホーム無敗のJ3新記録がかかる試合だった。シーズン日程の3分の1弱が終わった時点で両クラブがこのような試合を迎えることができ、富山、秋田の両県民がわくわくするような状況を迎えられたことがうれしい。
きょうミーティングで確認し合ったのは、このような試合を秋田の地で勝利することが、クラブと秋田のみなさんに対する我々現場の人間の恩返しになるということ。
ゲーム自体はワンチャンスをものにしての1-0。90分+ロスタイム、選手が本当に賢く声を掛け合って、気を抜くことなく戦い抜いた。
Q:1点守り切れたのはチームの成長だと感じる。一方でさらに成長するための課題はあるか。
はっきり言うと、きょうの試合の課題にはまだ目を向けていない。きょうだけは喜びたい。きょうのような試合をみんなで力を合わせてものにした。大きな喜びを味わい、次もこの次もこの喜びに浸りたいと思って日々努力することが大事だと思う。課題はもちろんあるが、この場を離れてから目を向けたいと思う。
Q:理想のサッカーに近づけているのか。
サッカーは相手があって成り立っている。間違いなく今回の第9節は対戦相手がひと味違う、強い相手だったのは事実。それを踏まえてその相手と対峙した試合だった。その中で自分たちのサッカーができたかというと、さほどできてはいない。ゴールはワンチャンスをものにしての1点だけだった。
前節の相模原戦は(逆の立場で)相手に与えた2つのチャンスで2点失った。そこまではほとんど崩されていなかったにもかかわらず。そのような出来事があり、この1週間、自分たちには人として選手として隙があるのか、ないのか見直して準備してきた。このような強い相手に対し、失点しなかったのは成長した部分。守備としては良かったと思う。
Q:遊馬選手がホームで初得点。ホーム連続負けなしのJ3新記録も達成した。
遊馬はFWであり得点を挙げたことを喜んでいるだろう。チームとしても最もゴールに近いFWが取ったことは喜ばしい。セットプレーからであったり、ループシュートで決めたりした得点があったが、これまで裏をとって優位に立つプレーは少なかったと思う。今回はPKの得点だが、裏をとってのプレーで彼自身がPKを得た。PKは誰が蹴ってもよいのだが、自分で蹴りにいって落ち着いて決めた。本人にとっても、チームにとっても大きい。
ホーム連続無敗の記録は秋田のみなさんにとっては喜ばしいこと。しかし我々現場の人間は試合にどんな付加価値がかかっていても平常心で、冷静な目を持つことが大事だった。これは選手にも伝えていた。記録が達成されたことは喜ばしいが、どこまで伸ばせるか考えたことは一切ない。
Q:彼がPKを決めてくれるという自信はあったか。
ベンチから念を送っていた(笑い)。絶対の確信を持つことは自分に隙をつくることにつながる。ただ彼がPKを決めてくれる、この試合を選手たちがしっかり戦ってものにしてくれるという確信はもって臨んでいた。
Q:冒頭で「恩返し」との表現を使ったが、それは勝てない時期を支えてくれたことに対しての意味か。
これも選手に話したことなのだが、我々は(県外出身であっても今は)秋田市民であり、秋田産のお米を食べ、秋田のスポンサー企業のみなさんからいただいたお金が給料になり、そうやってサッカーをやる場を与えてもらっていることがひとつ。そして、関わってくれるサポーター、観客は我々の試みを楽しみにして試合に足を運んでくれ、喜び悲しみをともにして戦ってくれている。それらすべてのことに対する恩返しである。
Q:守備がどういうふうに成長したのか。
90分+ロスタイムのあいだに隙をみせなかった。ここまでの試合では隙をいくつもみせていた。1週間の練習で、みんなで声を掛け合ってきた部分でもある。
もうひとつ言うと、今週はわたしが全選手と1対1の対話をした。ここまで自分たちが力を合わせてやってきている取り組みにぶれがないかを確認しようと思い、一切ぶれがないことが確認できた。そういうこともわたしの中ではこのタイミングにやるべきだと思ってやった。それがかたちとなって勝利できたのはうれしく思う。なぜか、このタイミングだと思った。
Q:コーチの立場で一緒に戦った経験のある三浦泰年監督との対戦を意識したか。
この一戦が近づき、朝を迎え、ミーティングで選手の前に立った時には相手の監督が三浦泰年さんであることは不思議と意識していなかった。みんなで力を合わせて戦っているという意識(がまさっていた)からだと思う。
ただ、わたしにとって三浦泰年さんは人間的にも、指導者としても本当に尊敬できる人。一緒に戦った東京Vでの1年間はわたしのサッカー人生の財産だ。この試合の中でも、三浦さんと一緒にやらせてもらって積み上げた財産というものが、自分たちのサッカーの要素として表れていたかもしれない。それぐらい大きな影響を受けた人だ。
このような試合、このような日を秋田で迎えられた。これはタイミングだったと思う。次の対戦はアウェイなのでまったく違ったものになると思う。
<会見場をあとにする際に記者たちに呼び掛けて>
きょうは喜びましょう!
秋田のみなさんは自分に厳しい方が多いです(笑い)。
●秋田・間瀬秀一監督
うれしいです。きょうは喜んでよいと思う。選手たちをほめてあげてほしい。
シチュエーションとすれば、首位攻防戦であり、無敗同士の対決であり、我々にとっては12戦ホーム無敗のJ3新記録がかかる試合だった。シーズン日程の3分の1弱が終わった時点で両クラブがこのような試合を迎えることができ、富山、秋田の両県民がわくわくするような状況を迎えられたことがうれしい。
きょうミーティングで確認し合ったのは、このような試合を秋田の地で勝利することが、クラブと秋田のみなさんに対する我々現場の人間の恩返しになるということ。
ゲーム自体はワンチャンスをものにしての1-0。90分+ロスタイム、選手が本当に賢く声を掛け合って、気を抜くことなく戦い抜いた。
Q:1点守り切れたのはチームの成長だと感じる。一方でさらに成長するための課題はあるか。
はっきり言うと、きょうの試合の課題にはまだ目を向けていない。きょうだけは喜びたい。きょうのような試合をみんなで力を合わせてものにした。大きな喜びを味わい、次もこの次もこの喜びに浸りたいと思って日々努力することが大事だと思う。課題はもちろんあるが、この場を離れてから目を向けたいと思う。
Q:理想のサッカーに近づけているのか。
サッカーは相手があって成り立っている。間違いなく今回の第9節は対戦相手がひと味違う、強い相手だったのは事実。それを踏まえてその相手と対峙した試合だった。その中で自分たちのサッカーができたかというと、さほどできてはいない。ゴールはワンチャンスをものにしての1点だけだった。
前節の相模原戦は(逆の立場で)相手に与えた2つのチャンスで2点失った。そこまではほとんど崩されていなかったにもかかわらず。そのような出来事があり、この1週間、自分たちには人として選手として隙があるのか、ないのか見直して準備してきた。このような強い相手に対し、失点しなかったのは成長した部分。守備としては良かったと思う。
Q:遊馬選手がホームで初得点。ホーム連続負けなしのJ3新記録も達成した。
遊馬はFWであり得点を挙げたことを喜んでいるだろう。チームとしても最もゴールに近いFWが取ったことは喜ばしい。セットプレーからであったり、ループシュートで決めたりした得点があったが、これまで裏をとって優位に立つプレーは少なかったと思う。今回はPKの得点だが、裏をとってのプレーで彼自身がPKを得た。PKは誰が蹴ってもよいのだが、自分で蹴りにいって落ち着いて決めた。本人にとっても、チームにとっても大きい。
ホーム連続無敗の記録は秋田のみなさんにとっては喜ばしいこと。しかし我々現場の人間は試合にどんな付加価値がかかっていても平常心で、冷静な目を持つことが大事だった。これは選手にも伝えていた。記録が達成されたことは喜ばしいが、どこまで伸ばせるか考えたことは一切ない。
Q:彼がPKを決めてくれるという自信はあったか。
ベンチから念を送っていた(笑い)。絶対の確信を持つことは自分に隙をつくることにつながる。ただ彼がPKを決めてくれる、この試合を選手たちがしっかり戦ってものにしてくれるという確信はもって臨んでいた。
Q:冒頭で「恩返し」との表現を使ったが、それは勝てない時期を支えてくれたことに対しての意味か。
これも選手に話したことなのだが、我々は(県外出身であっても今は)秋田市民であり、秋田産のお米を食べ、秋田のスポンサー企業のみなさんからいただいたお金が給料になり、そうやってサッカーをやる場を与えてもらっていることがひとつ。そして、関わってくれるサポーター、観客は我々の試みを楽しみにして試合に足を運んでくれ、喜び悲しみをともにして戦ってくれている。それらすべてのことに対する恩返しである。
Q:守備がどういうふうに成長したのか。
90分+ロスタイムのあいだに隙をみせなかった。ここまでの試合では隙をいくつもみせていた。1週間の練習で、みんなで声を掛け合ってきた部分でもある。
もうひとつ言うと、今週はわたしが全選手と1対1の対話をした。ここまで自分たちが力を合わせてやってきている取り組みにぶれがないかを確認しようと思い、一切ぶれがないことが確認できた。そういうこともわたしの中ではこのタイミングにやるべきだと思ってやった。それがかたちとなって勝利できたのはうれしく思う。なぜか、このタイミングだと思った。
Q:コーチの立場で一緒に戦った経験のある三浦泰年監督との対戦を意識したか。
この一戦が近づき、朝を迎え、ミーティングで選手の前に立った時には相手の監督が三浦泰年さんであることは不思議と意識していなかった。みんなで力を合わせて戦っているという意識(がまさっていた)からだと思う。
ただ、わたしにとって三浦泰年さんは人間的にも、指導者としても本当に尊敬できる人。一緒に戦った東京Vでの1年間はわたしのサッカー人生の財産だ。この試合の中でも、三浦さんと一緒にやらせてもらって積み上げた財産というものが、自分たちのサッカーの要素として表れていたかもしれない。それぐらい大きな影響を受けた人だ。
このような試合、このような日を秋田で迎えられた。これはタイミングだったと思う。次の対戦はアウェイなのでまったく違ったものになると思う。
<会見場をあとにする際に記者たちに呼び掛けて>
きょうは喜びましょう!
秋田のみなさんは自分に厳しい方が多いです(笑い)。
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- きょうは秋田にて13時キックオフ