【第9節vs秋田プレビュー】敵地で首位攻防戦。攻め落とせるか
- 2016/05/13
- 23:58
開幕から無敗の2クラブがぶつかる首位攻防戦。2位のカターレ(4勝3分)は秋田(4勝4分)よりも消化試合が1つ少ないが勝てば追い越せる。J3降格後初めて首位に立つ絶好のチャンスが巡ってきた。
カターレは琉球、大分、長野と対戦時に自身より上位にいたクラブから勝点を奪って2位まで浮上してきた。2連勝を飾った前節の長野戦は大分戦に続いて試合内容も上々だった。チームが勢いづいてきた今なら3連勝での“奪首”も夢ではない。
「勝てば首位」という状況をどう捉えているか三浦泰年監督に尋ねると、「最終的な目標を見失わないよう、(首位に立つことよりも)勝点を取ることを意識すべき。順位は変動するが勝点は減らないからだ。しかし、自分たちの力を確認し、勝点を取りにいく大事な試合であることは間違いない」と語った。良い内容のサッカーをして勝てば首位がついてくる。この順序を誤らないように言葉を選びながらも、この一戦にかける熱い気持ちが伝わってきた。
前節は途中出場したDF吉井直人が先制点を挙げるなど活躍し、MF衛藤裕も負傷から復帰してベンチ入りした。途中で退いたDF平出涼も練習に参加しており、スタメン争いは激化している。今週のゲーム形式の練習では選手の入れ替えやポジション変更が盛んに行われていた。メンバー選考の一環と思われるが、このトレーニングは選手層の底上げにつながり、先々にも生きてくるだろう。中身の濃い練習が積まれた印象だ。誰が入ってもチームは機能しており、個々の戦術理解と応用力の高まりを改めて感じた。今節のスタメンは発表を楽しみに待ちたい。
秋田は第7節で首位に立ち、前節は相模原と2-2で引き分けて順位をキープした。昨季の第3クールで7勝3分2敗(カターレは5勝4分3敗)と好調だったが、これを引き継いだかのように足取りが軽い。選手の顔ぶれは大きく変わっているが、2年目の間瀬秀一監督が戦術と考えを円滑にチームに浸透させた模様だ。
間瀬監督は2013年の東京Vで三浦監督のもとコーチを務めた。三浦監督は「秋田には積み重ねを感じる。それが首位という今の順位につながっている。(間瀬監督が)一日一日、大事にトレーニングをしてきたのだろう」と話した。
秋田のフォーメーションは昨季と同じ[3-4-2-1]。5バックの守備ブロックを敷く堅守速攻をベースにしながら、ハイプレスを効果的に交え、ボールを保持して攻める技術力も備える。開幕からの8試合すべてで同じ11人が先発しており、意思統一してこれらを使い分ける力があるようだ。ツーシャドーの一角で機動力を発揮するMF前山恭平、ドリブルが切れるウイングバック呉大陸が攻撃の中心。ボランチ熊谷達也は前節、左足からのFKで先制点を演出している。
カターレは昨季、秋田と1勝1分1敗だった。ホームで0-2の完敗を喫した第32節はJ2復帰の可能性が消滅した試合でもある。今季初顔合わせで昨季との違いを示せるか。GK永井堅梧は「秋田からはチームしてのまとまりや自信を感じる。順位が示す通りに自分たちはチャンレジしなければいけない」と気を引き締め、「(昇格するためには)倒さなければならない相手だ」と話した。
※Jリーグ公式サイトの見どころ

13日の練習は快晴のもとで実施。
その後、選手たちはバスで秋田へ向かった。約8時間を要する長距離移動だ。
カターレは琉球、大分、長野と対戦時に自身より上位にいたクラブから勝点を奪って2位まで浮上してきた。2連勝を飾った前節の長野戦は大分戦に続いて試合内容も上々だった。チームが勢いづいてきた今なら3連勝での“奪首”も夢ではない。
「勝てば首位」という状況をどう捉えているか三浦泰年監督に尋ねると、「最終的な目標を見失わないよう、(首位に立つことよりも)勝点を取ることを意識すべき。順位は変動するが勝点は減らないからだ。しかし、自分たちの力を確認し、勝点を取りにいく大事な試合であることは間違いない」と語った。良い内容のサッカーをして勝てば首位がついてくる。この順序を誤らないように言葉を選びながらも、この一戦にかける熱い気持ちが伝わってきた。
前節は途中出場したDF吉井直人が先制点を挙げるなど活躍し、MF衛藤裕も負傷から復帰してベンチ入りした。途中で退いたDF平出涼も練習に参加しており、スタメン争いは激化している。今週のゲーム形式の練習では選手の入れ替えやポジション変更が盛んに行われていた。メンバー選考の一環と思われるが、このトレーニングは選手層の底上げにつながり、先々にも生きてくるだろう。中身の濃い練習が積まれた印象だ。誰が入ってもチームは機能しており、個々の戦術理解と応用力の高まりを改めて感じた。今節のスタメンは発表を楽しみに待ちたい。
秋田は第7節で首位に立ち、前節は相模原と2-2で引き分けて順位をキープした。昨季の第3クールで7勝3分2敗(カターレは5勝4分3敗)と好調だったが、これを引き継いだかのように足取りが軽い。選手の顔ぶれは大きく変わっているが、2年目の間瀬秀一監督が戦術と考えを円滑にチームに浸透させた模様だ。
間瀬監督は2013年の東京Vで三浦監督のもとコーチを務めた。三浦監督は「秋田には積み重ねを感じる。それが首位という今の順位につながっている。(間瀬監督が)一日一日、大事にトレーニングをしてきたのだろう」と話した。
秋田のフォーメーションは昨季と同じ[3-4-2-1]。5バックの守備ブロックを敷く堅守速攻をベースにしながら、ハイプレスを効果的に交え、ボールを保持して攻める技術力も備える。開幕からの8試合すべてで同じ11人が先発しており、意思統一してこれらを使い分ける力があるようだ。ツーシャドーの一角で機動力を発揮するMF前山恭平、ドリブルが切れるウイングバック呉大陸が攻撃の中心。ボランチ熊谷達也は前節、左足からのFKで先制点を演出している。
カターレは昨季、秋田と1勝1分1敗だった。ホームで0-2の完敗を喫した第32節はJ2復帰の可能性が消滅した試合でもある。今季初顔合わせで昨季との違いを示せるか。GK永井堅梧は「秋田からはチームしてのまとまりや自信を感じる。順位が示す通りに自分たちはチャンレジしなければいけない」と気を引き締め、「(昇格するためには)倒さなければならない相手だ」と話した。
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その後、選手たちはバスで秋田へ向かった。約8時間を要する長距離移動だ。
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