第38節 富山×盛岡 富山・澤入重雄監督の会見コメント
- 2015/11/15
- 18:58
【第38節 富山2―1盛岡 ▽得点者:前半45+3分・高橋(盛)、後半18分・木本(富)、同27分・北井(富)】
★質疑内容を追加しました
●富山・澤入重雄監督
1年間、熱い声援をいただいたサポーターのみなさんにお礼を申し上げたい。非常に感謝しています。ありがとうございました。
ここ数試合の中では出来は少し落ちたのだが、それは盛岡が前からプレスをかけてよいサッカーをしていたからだと思う。それをなんとかいなしてゲームをコントロールできたらよかったが、まだそこまでには至っていないのかと思う。後半はよく切り替えて1本の縦パスを勇気をもって入れてくれたのでそこからチャンスができた。最終的にはクロスやPKからの得点になったが、勇気のある縦パスを入れられるようになったことでゲームを前に進められたのかなと思う。
Q:前半は守りにまわる時間が長かった。
結果的に守るかたちになった。相手が前からくる中でもう少し落ち着いてボールを扱えて、ここぞという時に良い縦パスが送れたら、何本かはあったが、少し違った展開になったと思う。守備の修正よりもどう攻めるかというところだったと思う。後半は少し修正できた。
Q:最後まで3点目を取りにいっていたが指示があったのか。
選手の取りたいという気持ちが強かったのだろう。
Q:後半から森選手に代わって朝日選手が投入されてチームの動きが変わったようにみえた。
今節まで2週間の準備期間があった。ゲームの流れの中で代えるという準備はしていた。ポジショニングや組み立てに特徴の違いがあるので、結果的にきょうの試合では朝日選手が生きた。
Q:冒頭で1本の縦パスの重要さについて触れたが、先制点の場面も当てはまるのか。
相手のDFラインの裏のスペース、前のスペースに対して一つパスが出て、そこに選手が絡んでいけばチャンスになる。1点目は進藤選手から苔口選手に渡り、木本選手が開いて、北井選手が真ん中に入っていっているので、4人が絡んでいる。縦パスによってそういった絡みがでてくるともっとチャンスは増える。
Q:第3クールから監督兼任となった。目指したものに対する結果をどう評価している。
(監督就任当初は)J2復帰の可能性が少し残っていた中で、前監督の時から根付いたものを生かしてアグレッシブに戦った。そこに攻撃に関して、ひとつ色をつけるというかたちで進めてきた。苔口、木本、北井といった我がカターレの前線の選手の特長を考えた時に少し長いボールを中心にしたほうが生きるというのはみえていたので、攻撃のパターンは移行できないかなと考えていた。
相模原戦には悔いが残る。勝負をかけるというか選手を前に出させたかったが結果的に逆の展開になった。あのゲームをもう少し落ち着いて戦えていたならもう少し違った第3クールになったのかなとは思う。
ここ数試合はチーム全体としてどう戦い、どう点を奪い、守るかということが浸透して誰がでても同じクオリティーで戦えるようになっている。チームに少しなってきたのかなとは思う。
Q:来季に向けてのチーム設計について話してほしい。
選手構成については進めている。どういうチームになるかはスタートしての模索になるが、今季J3を戦っての反省がある。チームがどう戦うかを選手が理解し、各ポジションでどういうことが必要なのかをはっきりしたうえでチームのカラーがでてくると思う。そのようにはっきりさせて選手には戦わせてあげたいなと思う。
相手のシステムやコンディションに惑わされず、自分たちのスタイルはこういうものだと積み上げてく中で戦っていきたい。なぜなら、J3は J1、J2のような素晴らしいセンターフォワードやセンターバックを呼べるカテゴリーではない。選手一人ひとりのもっている能力を最大限に発揮できる環境づくりというのが我々に求められている。そこを念頭に置いてきちっとやっていく。
守備、攻撃、セットプレーをはじめ細部にわたって役割をはっきりさせたほうが選手は働きやすい。プラスアルファでそれぞれの特長というものを出してくれたらよい。選手の力を最大限に、1試合1試合で発揮できるシステム、トレーニングを日々考えていきたい。
Q:ゴール裏に掲げられた横断幕にはクラブに対する厳しい文言が並んでいたが。
J2復帰が果たせたらよかったが、至らなかった。クラブとしてそこを目指してひとつひとつやっていく。気持ちと行動はそこしかない。
Q:ゼネラルマネジャーに就任して約1年。振り返ってみての反省点はあるか。
結果がすべてであり、どのぐらいできたかとの問いには、できていなかったと答えるしかない。
このメンバーのそれぞれ持っている力が発揮できたのかといえば発揮できていなかった、という反省が一番大きなところ。例えば苔口選手が第3クールで5点を挙げているが、第1、第2クールはそれほど取れていない。環境づくりができていなかったと反省したい。
選手それぞれの力がこれぐらいあるだろうと思ってチーム編成をする。その力を最大限発揮できる環境づくりがまた大きな仕事になるのだが、そこはやり切れなかったかなと反省している。
Q:J3の難しさがあったのか。
J1、J2とも違うなというのが感想。それぞれのチームがそれぞれの思惑をもってやっている。J2なら、J1を目指すか、J2に残留して次の準備をするかといったように各クラブの目標がはっきりしているが、J3はそれぞれに思惑が異なる。J-22のように個人の成長やアピールを目標にしているところもある。
3回戦制であり、来季はJ1クラブのセカンドチームが入るという話もある。リーグ自体の様子が変わっていく不安定さがあり、そこに対してぶれることなくこう戦うんだというものをつくらないと迷ってしまうというのが感想。そのために編成を含めてチームをしっかりつくらなければいけない。
Q:監督の選考は進んでいるのか。
いろんな候補者と話をして、誰にしようかとなるが、シーズン途中では難しいのもある。きちっと進めているのは間違いない。
★質疑内容を追加しました
●富山・澤入重雄監督
1年間、熱い声援をいただいたサポーターのみなさんにお礼を申し上げたい。非常に感謝しています。ありがとうございました。
ここ数試合の中では出来は少し落ちたのだが、それは盛岡が前からプレスをかけてよいサッカーをしていたからだと思う。それをなんとかいなしてゲームをコントロールできたらよかったが、まだそこまでには至っていないのかと思う。後半はよく切り替えて1本の縦パスを勇気をもって入れてくれたのでそこからチャンスができた。最終的にはクロスやPKからの得点になったが、勇気のある縦パスを入れられるようになったことでゲームを前に進められたのかなと思う。
Q:前半は守りにまわる時間が長かった。
結果的に守るかたちになった。相手が前からくる中でもう少し落ち着いてボールを扱えて、ここぞという時に良い縦パスが送れたら、何本かはあったが、少し違った展開になったと思う。守備の修正よりもどう攻めるかというところだったと思う。後半は少し修正できた。
Q:最後まで3点目を取りにいっていたが指示があったのか。
選手の取りたいという気持ちが強かったのだろう。
Q:後半から森選手に代わって朝日選手が投入されてチームの動きが変わったようにみえた。
今節まで2週間の準備期間があった。ゲームの流れの中で代えるという準備はしていた。ポジショニングや組み立てに特徴の違いがあるので、結果的にきょうの試合では朝日選手が生きた。
Q:冒頭で1本の縦パスの重要さについて触れたが、先制点の場面も当てはまるのか。
相手のDFラインの裏のスペース、前のスペースに対して一つパスが出て、そこに選手が絡んでいけばチャンスになる。1点目は進藤選手から苔口選手に渡り、木本選手が開いて、北井選手が真ん中に入っていっているので、4人が絡んでいる。縦パスによってそういった絡みがでてくるともっとチャンスは増える。
Q:第3クールから監督兼任となった。目指したものに対する結果をどう評価している。
(監督就任当初は)J2復帰の可能性が少し残っていた中で、前監督の時から根付いたものを生かしてアグレッシブに戦った。そこに攻撃に関して、ひとつ色をつけるというかたちで進めてきた。苔口、木本、北井といった我がカターレの前線の選手の特長を考えた時に少し長いボールを中心にしたほうが生きるというのはみえていたので、攻撃のパターンは移行できないかなと考えていた。
相模原戦には悔いが残る。勝負をかけるというか選手を前に出させたかったが結果的に逆の展開になった。あのゲームをもう少し落ち着いて戦えていたならもう少し違った第3クールになったのかなとは思う。
ここ数試合はチーム全体としてどう戦い、どう点を奪い、守るかということが浸透して誰がでても同じクオリティーで戦えるようになっている。チームに少しなってきたのかなとは思う。
Q:来季に向けてのチーム設計について話してほしい。
選手構成については進めている。どういうチームになるかはスタートしての模索になるが、今季J3を戦っての反省がある。チームがどう戦うかを選手が理解し、各ポジションでどういうことが必要なのかをはっきりしたうえでチームのカラーがでてくると思う。そのようにはっきりさせて選手には戦わせてあげたいなと思う。
相手のシステムやコンディションに惑わされず、自分たちのスタイルはこういうものだと積み上げてく中で戦っていきたい。なぜなら、J3は J1、J2のような素晴らしいセンターフォワードやセンターバックを呼べるカテゴリーではない。選手一人ひとりのもっている能力を最大限に発揮できる環境づくりというのが我々に求められている。そこを念頭に置いてきちっとやっていく。
守備、攻撃、セットプレーをはじめ細部にわたって役割をはっきりさせたほうが選手は働きやすい。プラスアルファでそれぞれの特長というものを出してくれたらよい。選手の力を最大限に、1試合1試合で発揮できるシステム、トレーニングを日々考えていきたい。
Q:ゴール裏に掲げられた横断幕にはクラブに対する厳しい文言が並んでいたが。
J2復帰が果たせたらよかったが、至らなかった。クラブとしてそこを目指してひとつひとつやっていく。気持ちと行動はそこしかない。
Q:ゼネラルマネジャーに就任して約1年。振り返ってみての反省点はあるか。
結果がすべてであり、どのぐらいできたかとの問いには、できていなかったと答えるしかない。
このメンバーのそれぞれ持っている力が発揮できたのかといえば発揮できていなかった、という反省が一番大きなところ。例えば苔口選手が第3クールで5点を挙げているが、第1、第2クールはそれほど取れていない。環境づくりができていなかったと反省したい。
選手それぞれの力がこれぐらいあるだろうと思ってチーム編成をする。その力を最大限発揮できる環境づくりがまた大きな仕事になるのだが、そこはやり切れなかったかなと反省している。
Q:J3の難しさがあったのか。
J1、J2とも違うなというのが感想。それぞれのチームがそれぞれの思惑をもってやっている。J2なら、J1を目指すか、J2に残留して次の準備をするかといったように各クラブの目標がはっきりしているが、J3はそれぞれに思惑が異なる。J-22のように個人の成長やアピールを目標にしているところもある。
3回戦制であり、来季はJ1クラブのセカンドチームが入るという話もある。リーグ自体の様子が変わっていく不安定さがあり、そこに対してぶれることなくこう戦うんだというものをつくらないと迷ってしまうというのが感想。そのために編成を含めてチームをしっかりつくらなければいけない。
Q:監督の選考は進んでいるのか。
いろんな候補者と話をして、誰にしようかとなるが、シーズン途中では難しいのもある。きちっと進めているのは間違いない。
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- テーマ:Jリーグ
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