第36節 YS横浜×富山 マッチレポート■先制パンチ鮮やか
- 2015/11/02
- 11:37
【第36節 YS横浜0―2富山 ▽得点者:前半2分・木本(富)、同38分・苔口(富)】
カターレは序盤に先制して前半のうちに追加点も奪う理想的な展開で快勝した。後方でパスをつなぎながら前線のスピードを生かす攻撃がかたちになってきた。残り2試合でも得点と勝利につなげて有終の美を飾ろう。
開始していきなりMF森泰次郎が強い縦パスをゴール前のFW苔口卓也に入れてアクセルを踏むと直後の2分に先制点を奪った。敵陣左のスローインからMF國吉貴博がファーサイドへクロス、大外にいたMF進藤誠司が落としてDF三上陽輔がグラウンダーのミドルシュートを放つ。GK手前でFW木本敬介が左足で触ってゴール右隅へ決めた。木本はこれが今季初得点。彼が先発するようになって前々節は前半10分、前節も同14分に先制している。ゴールを目指す積極性が攻撃にパワーを注入しているのだろう。今回は自身の得点でチームを勢いづけた。
失点したYS横浜は「ボールを奪いにいくところとステイするところの使い分けができない状態になった。(取り返すために)いかなきゃという焦りと、蹴られて裏を取られるのではないかという怖さとで、主導をもって攻守ができなかった」と有馬賢二監督が振り返る。カターレは6月の第17節以来の先発だったMF大山俊輔が最終ラインまで下がり、高めに位置する両サイドバック(SB)を含む5人でパスを回しながら攻めかかるタイミングをはかっていた。YS横浜の守りが機能不全に陥ってプレスがかからなかったのもあり、SBが絡んでのサイド突破や大山から前線へのロングパスなどで数多く好機をつくった。
前半38分、ショートカウンターからドリブルで仕掛けた木本が右からクロス、DFと駆け引きしながらゴール前に走り込んだFW苔口卓也がダイレクトに蹴り込んで今季7点目。直後にも大山から苔口が受けて持ち込み、こぼれ球を拾った進藤と木本が立て続けにシュートを放つ。しかしこれはYS横浜のGK・DF陣が体を張って防いだ。
後半は6分に苔口の右からのクロスに木本とMF北井佑季が飛び込み、12分には北井のドリブル突破を起点にして最後は木本が混戦から押し込みにかかる。しかし、勝負を決める3点目は奪えなかった。すると、守り方を修正して持ち直したYS横浜がチャンスをつくるようになった。途中出場したMF梅内和磨が同11分にペナルティーエリア内でクロスをトラップしてオーバーヘッドで狙い、同30分に3人の連係でFW井上和馬がエリア内に進入してシュートを放った。ただ、決定機と呼べるほどではなく、シュート数もこの2本を含む3本に終わった。
カターレは6試合ぶりに無失点で守り切った。2点差以上をつけての勝利は第22節・福島戦(3-0)以来で今季4度目。課題探しをするなら後半のゲーム運びだろう。澤入重雄監督は「2-0で勝っているにもかかわらず、相手と同じペースになっていたなと思う。あえてペースダウンするとか、相手をいなすとかできる試合巧者になれたら成長だと言える」と話した。勝ったからこそ勝ち方にまで考えを巡らせられる。白星を重ねながらチームの引き出しを増やしていきたい。
今季13勝9分12敗となり勝ち星が先行して5位をキープ。4位の相模原との勝点差は暫定ながら3に縮まり、残り2試合に勝てば追い抜けるかもしれない。次節の第37節は試合がなく、11月15日13時よりホーム最終戦の第38節で盛岡と対戦する。
カターレは序盤に先制して前半のうちに追加点も奪う理想的な展開で快勝した。後方でパスをつなぎながら前線のスピードを生かす攻撃がかたちになってきた。残り2試合でも得点と勝利につなげて有終の美を飾ろう。
開始していきなりMF森泰次郎が強い縦パスをゴール前のFW苔口卓也に入れてアクセルを踏むと直後の2分に先制点を奪った。敵陣左のスローインからMF國吉貴博がファーサイドへクロス、大外にいたMF進藤誠司が落としてDF三上陽輔がグラウンダーのミドルシュートを放つ。GK手前でFW木本敬介が左足で触ってゴール右隅へ決めた。木本はこれが今季初得点。彼が先発するようになって前々節は前半10分、前節も同14分に先制している。ゴールを目指す積極性が攻撃にパワーを注入しているのだろう。今回は自身の得点でチームを勢いづけた。
失点したYS横浜は「ボールを奪いにいくところとステイするところの使い分けができない状態になった。(取り返すために)いかなきゃという焦りと、蹴られて裏を取られるのではないかという怖さとで、主導をもって攻守ができなかった」と有馬賢二監督が振り返る。カターレは6月の第17節以来の先発だったMF大山俊輔が最終ラインまで下がり、高めに位置する両サイドバック(SB)を含む5人でパスを回しながら攻めかかるタイミングをはかっていた。YS横浜の守りが機能不全に陥ってプレスがかからなかったのもあり、SBが絡んでのサイド突破や大山から前線へのロングパスなどで数多く好機をつくった。
前半38分、ショートカウンターからドリブルで仕掛けた木本が右からクロス、DFと駆け引きしながらゴール前に走り込んだFW苔口卓也がダイレクトに蹴り込んで今季7点目。直後にも大山から苔口が受けて持ち込み、こぼれ球を拾った進藤と木本が立て続けにシュートを放つ。しかしこれはYS横浜のGK・DF陣が体を張って防いだ。
後半は6分に苔口の右からのクロスに木本とMF北井佑季が飛び込み、12分には北井のドリブル突破を起点にして最後は木本が混戦から押し込みにかかる。しかし、勝負を決める3点目は奪えなかった。すると、守り方を修正して持ち直したYS横浜がチャンスをつくるようになった。途中出場したMF梅内和磨が同11分にペナルティーエリア内でクロスをトラップしてオーバーヘッドで狙い、同30分に3人の連係でFW井上和馬がエリア内に進入してシュートを放った。ただ、決定機と呼べるほどではなく、シュート数もこの2本を含む3本に終わった。
カターレは6試合ぶりに無失点で守り切った。2点差以上をつけての勝利は第22節・福島戦(3-0)以来で今季4度目。課題探しをするなら後半のゲーム運びだろう。澤入重雄監督は「2-0で勝っているにもかかわらず、相手と同じペースになっていたなと思う。あえてペースダウンするとか、相手をいなすとかできる試合巧者になれたら成長だと言える」と話した。勝ったからこそ勝ち方にまで考えを巡らせられる。白星を重ねながらチームの引き出しを増やしていきたい。
今季13勝9分12敗となり勝ち星が先行して5位をキープ。4位の相模原との勝点差は暫定ながら3に縮まり、残り2試合に勝てば追い抜けるかもしれない。次節の第37節は試合がなく、11月15日13時よりホーム最終戦の第38節で盛岡と対戦する。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第36節○2-0YS横浜