第2節 鳥取×富山レポート■序盤の失点が響き、不完全燃焼のまま敗れる
- 2015/03/23
- 04:00
【鳥取2-1富山 ▽得点者:前半14分・中山(鳥)、同22分・馬渡(鳥)、後半7分・國吉(富)】
開幕連勝を狙ったカターレは序盤の2失点を挽回できず今季初黒星を喫した。開始直後から主導権を握り、失点後も攻め続けていた。けっして力負けではないが、かみ合わなかった。「若いというか、幼い」と岸野靖之監督。若手の成長とチームの成熟という今季向き合っていかなければならない課題をあらためて突き付けられた。
カターレは開始2分、右サイドからMF大山俊輔が蹴ったFKにFW三上陽輔が頭で合わせたボールがバーを叩いた。その後も右の大山を起点に鳥取ゴールに迫り、上々の立ち上がりをみせていた。しかし、13分に縦パスで裏を狙われてFKを与えてしまう。MFフェルナンジーニョの低く鋭いキックに頭から飛び込んだFW中山仁斗に先制点を許した。
22分には右サイド深くに進入され、MF安藤由翔のクロスがファーに抜けたところに逆サイドから走り込んできたDF馬渡和彰にヘディングで押し込まれて2失点目。早々に大きなハンディを負うことになった。
ボールを回しながら反撃を試みるが、[5-3-2]の守備ブロックをつくる鳥取に手こずった。松波正信監督が「(前節に敗れた後の)ホーム開幕戦で富山を相手にするとあって選手に危機感があり、モチベーションは高かった。『今季最高のゲームをしよう』と伝えた」と話したように相手は気合十分だった。カターレは球際で厳しく対応され、シュートに至る以前にミスがでてカウンターで切り返される展開が続いた。
後半6分にも前掛かりになったところを突かれてピンチになったが、GK江角浩司が好セーブで救った。直後にFW中西倫也のドリブル突破を起点にしてMF國吉貴博が決めて1点差に。流れを引き寄せたかに思われた。しかし、同26分にDF内田錬平が2枚目のイエローカードをもらって退場になり苦しくなった。1人少ないながらもセットプレーなどで何度か好機をつくったが同点ゴールを奪えず終了の笛を聞いた。
内田は攻撃参加を狙って敵陣でボールを失い、奪い返そうとして2つめの警告をもらった。経験のなさが露呈したシーンのひとつだが、岸野監督は「最終ラインからでもどんどん前に出ていけとハーフタイムに指示していた。点を奪うためにはリスクを負わねばならず、前に出ていく姿勢が大事だ。積極的にやったうえでのことなので、(教訓を)今後に生かしてほしい」と責めなかった。
監督はチームの課題を踏まえて先を見据えている。成長過程に失敗はつきもので、必要ですらある。「幼い」と言ったのは、試合の流れに左右されて力を出し切れていないように見えたからだ。「若いのだから、ミスを恐れずもっと自分たちを出そうとしてほしい」と話した。一足飛びに強いチームになれるわけもなく、まずはがむしゃらに力を出し切ることから始めるべきなのだろう。今度は若さの長所を披露したい。
開幕連勝を狙ったカターレは序盤の2失点を挽回できず今季初黒星を喫した。開始直後から主導権を握り、失点後も攻め続けていた。けっして力負けではないが、かみ合わなかった。「若いというか、幼い」と岸野靖之監督。若手の成長とチームの成熟という今季向き合っていかなければならない課題をあらためて突き付けられた。
カターレは開始2分、右サイドからMF大山俊輔が蹴ったFKにFW三上陽輔が頭で合わせたボールがバーを叩いた。その後も右の大山を起点に鳥取ゴールに迫り、上々の立ち上がりをみせていた。しかし、13分に縦パスで裏を狙われてFKを与えてしまう。MFフェルナンジーニョの低く鋭いキックに頭から飛び込んだFW中山仁斗に先制点を許した。
22分には右サイド深くに進入され、MF安藤由翔のクロスがファーに抜けたところに逆サイドから走り込んできたDF馬渡和彰にヘディングで押し込まれて2失点目。早々に大きなハンディを負うことになった。
ボールを回しながら反撃を試みるが、[5-3-2]の守備ブロックをつくる鳥取に手こずった。松波正信監督が「(前節に敗れた後の)ホーム開幕戦で富山を相手にするとあって選手に危機感があり、モチベーションは高かった。『今季最高のゲームをしよう』と伝えた」と話したように相手は気合十分だった。カターレは球際で厳しく対応され、シュートに至る以前にミスがでてカウンターで切り返される展開が続いた。
後半6分にも前掛かりになったところを突かれてピンチになったが、GK江角浩司が好セーブで救った。直後にFW中西倫也のドリブル突破を起点にしてMF國吉貴博が決めて1点差に。流れを引き寄せたかに思われた。しかし、同26分にDF内田錬平が2枚目のイエローカードをもらって退場になり苦しくなった。1人少ないながらもセットプレーなどで何度か好機をつくったが同点ゴールを奪えず終了の笛を聞いた。
内田は攻撃参加を狙って敵陣でボールを失い、奪い返そうとして2つめの警告をもらった。経験のなさが露呈したシーンのひとつだが、岸野監督は「最終ラインからでもどんどん前に出ていけとハーフタイムに指示していた。点を奪うためにはリスクを負わねばならず、前に出ていく姿勢が大事だ。積極的にやったうえでのことなので、(教訓を)今後に生かしてほしい」と責めなかった。
監督はチームの課題を踏まえて先を見据えている。成長過程に失敗はつきもので、必要ですらある。「幼い」と言ったのは、試合の流れに左右されて力を出し切れていないように見えたからだ。「若いのだから、ミスを恐れずもっと自分たちを出そうとしてほしい」と話した。一足飛びに強いチームになれるわけもなく、まずはがむしゃらに力を出し切ることから始めるべきなのだろう。今度は若さの長所を披露したい。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第2節●1-2鳥取