【第33節vs町田プレビュー】あの悔しさを晴らせ
- 2015/10/09
- 17:47
前節でJ2復帰の可能性が消えた。しかし戦いは続き、今節は2位の町田とぶつかる。残り試合で唯一の上位との対戦であり、カターレの意地を広く示すならこの機会しかない。今季の対戦成績は2戦2敗で、特に前回の対戦では後半アディショナルタイムに決勝点を奪われて悔しい思いをさせられた相手でもある。好勝負と勝利を期待せずにはいられない。
今週もオフ明けの水曜日からこれまでと同じスケジュールでトレーニングを行っている。課題の攻撃面ではボールを追い越してパスコースをつくりながら前へ前へと出ていくことをテーマにしていた。8日には富山東高校と練習試合を行い、すべての選手が出場。MF山本祥輝やMF馬渡隼暉が元気の良さをアピールしていたほか、FW中西倫也とDF日高拓磨もけがから復帰してプレーした。
昇格の望みが絶たれ、選手のモチベーション維持が気になるところだが、そこはプロ。FW苔口卓也が「まだ試合が続く。最後までしっかりやる。サポーターのみなさんが『来年こそは』と期待をもてるような試合をしたい」と話したように、それぞれが気持ちを整理してチームとしての、個人としての次の戦いに目を向けている。
そのようなプロ意識を「ピッチでどう示すか」が問われていると澤入重雄監督は話す。練習のテーマにした攻撃への積極性や、前節もトライしたボールを奪いにいく守り、攻守の切り替えの素早さなどを求めていく方針だ。「サッカー人として根底にある、良いゲームをしたい、勝ちたいといった気持ちが大事になる試合だと思う。前回の町田戦で発揮したようなまとまりを開始からだしていけたら」と話した。
町田と前回対戦した8月2日の第24節はカターレの今季を語るうえで外せない試合のひとつだ。MF北井佑季の退場処分や相手GKのファールによる決定機阻止に退場が課されないなどジャッジにも泣かされ、10人で奮闘したが終了直前にPKで決勝点を許した。昇格争いという面でも、勝っていればまた異なる展開も望めたであろう分岐点だった。
当時、途中負傷で退いたMF三上陽輔は「いろいろなことがあって悔しい負け方だった」と振り返る。あの悔しさを思い起こすことは選手たちの心に火をつけるだろう。三上は「町田は昇格がかかっており負けられないと思っているはず。自分たちも強い気持ちをもって戦わなければならない」と話した。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第33節●0-2町田