第31節 相模原×富山 マッチレポート■まさかの大敗で7試合ぶり黒星
- 2015/09/28
- 11:02
【第31節 相模原5―1富山 ▽得点者:前半4分・タレス(相)、同23分・井上(相)、同32分・曽我部(相)、後半32分・村松(富山)、同40分・成田(相)、同43分・安藝(相)】
アウェイまで足を運んだサポーターをがっかりさせる大敗だった。落胆したのは選手も同じだろう。6戦無敗でふくらみ始めていた希望がしぼんだ。
残り試合が7になり、首位の山口との勝点差が26に広がったため今季の目標に掲げていた優勝の可能性が消えた。2位・町田とも同20差になり、J2復帰の望みも早ければ次節にはついえる。
前半の3失点でほぼ勝負は決した。
開始4分、相模原のMF曽我部慶太にドリブルで中央からゴールに迫られ、ペナルティーエリア右のタレスへ。26歳のブラジル人FWは一旦内にいくとみせて右足甲で外へ切り返してDFを交わしゴールネットを勢いよく揺らした。
悔いが残るのは23分に失った2点目だ。MF北原毅之からの右ファーサイドへのクロスをFW高原直泰にゴールライン際で折り返されMF井上平に決められた。カターレは左サイドバックの田中寛己が高原に背後へ回り込まれ、不意を突かれたかのように体も寄せられなかった。田中は29分に交代を告げられた。「(クロスに対応すべきだった)僕も途中で止まってしまった。最後までプレーするというこれまで大事にしてきたことを欠いてしまった。(自分が)情けない」とDF吉井直人は振り返った。
32分の3点目は相模原の攻めが鮮やかにはまった。MFトロが中盤からエリア内のタレスに縦パスを打ち込む同時に、曽我部がスピードに乗って走り込む。タレスがワンタッチで右に流したラストパスを蹴り込んだ。
相模原の辛島啓珠監督が試合後の会見で示した以下の見方はこのゲームを的確に捉えているように思われる。「富山のリトリートした守備は、良い守りをしないとブロックが低いぶんだけこっちのチャンスは増える。相手はエンジンのかかりが、連戦の3戦目で少し遅かった。そこでフリーでプレーできたことが大きかった。良いプレッシャーでどんどんこられていたら狙いがうまくいかず違った状態になったかもしれない。相手はアウェイで移動もあったし、3戦目の影響はあったのではないか。それでも、我々が良いかたちで得点を決めたことは十分に褒められる」
前節に6失点で敗れた相模原はホームに戻り奮起が求められていた。高原とDF森勇介が8試合ぶりに先発し、井上も連戦の疲労を考慮して今節のために前節は途中出場だったという。メンタル、フィジカルの両面でカターレよりも充実していたのだろう。一方のカターレは「(ゲームへの入りが)こちらが悪くて、向こうがとても良かったのでその差が最初の10分、20分にでたと感じる。僕も含めてもっと声を出すべきだった。最初の時間で自分がもっと裏に走らなければいけなかったし、シンプルにやってもよかった」(FW苔口卓也)と反省するしかなかった。
後半は32分に苔口が右サイドでDFを振り切ってフリーになってアシストし、FW村松知輝の自身Jリーグ初得点が生まれ1点を返す。しかし、その後も相模原のMF成田恭輔に豪快なミドルシュートで4点目、森の好クロスから5点目を奪われて試合を終えた。
前節5位に浮上し、勝てばさらに上位進出も視野に入る大事な一戦だった。しかし、ゲームの入り方を誤り大敗するという失態を演じてしまった。今回の相模原のようにホームに戻る次節の秋田戦では意地をみせなければならない。町田は次節に試合がない。次々節の直接対決まで数字上の可能性を残すには勝利が条件となる。
アウェイまで足を運んだサポーターをがっかりさせる大敗だった。落胆したのは選手も同じだろう。6戦無敗でふくらみ始めていた希望がしぼんだ。
残り試合が7になり、首位の山口との勝点差が26に広がったため今季の目標に掲げていた優勝の可能性が消えた。2位・町田とも同20差になり、J2復帰の望みも早ければ次節にはついえる。
前半の3失点でほぼ勝負は決した。
開始4分、相模原のMF曽我部慶太にドリブルで中央からゴールに迫られ、ペナルティーエリア右のタレスへ。26歳のブラジル人FWは一旦内にいくとみせて右足甲で外へ切り返してDFを交わしゴールネットを勢いよく揺らした。
悔いが残るのは23分に失った2点目だ。MF北原毅之からの右ファーサイドへのクロスをFW高原直泰にゴールライン際で折り返されMF井上平に決められた。カターレは左サイドバックの田中寛己が高原に背後へ回り込まれ、不意を突かれたかのように体も寄せられなかった。田中は29分に交代を告げられた。「(クロスに対応すべきだった)僕も途中で止まってしまった。最後までプレーするというこれまで大事にしてきたことを欠いてしまった。(自分が)情けない」とDF吉井直人は振り返った。
32分の3点目は相模原の攻めが鮮やかにはまった。MFトロが中盤からエリア内のタレスに縦パスを打ち込む同時に、曽我部がスピードに乗って走り込む。タレスがワンタッチで右に流したラストパスを蹴り込んだ。
相模原の辛島啓珠監督が試合後の会見で示した以下の見方はこのゲームを的確に捉えているように思われる。「富山のリトリートした守備は、良い守りをしないとブロックが低いぶんだけこっちのチャンスは増える。相手はエンジンのかかりが、連戦の3戦目で少し遅かった。そこでフリーでプレーできたことが大きかった。良いプレッシャーでどんどんこられていたら狙いがうまくいかず違った状態になったかもしれない。相手はアウェイで移動もあったし、3戦目の影響はあったのではないか。それでも、我々が良いかたちで得点を決めたことは十分に褒められる」
前節に6失点で敗れた相模原はホームに戻り奮起が求められていた。高原とDF森勇介が8試合ぶりに先発し、井上も連戦の疲労を考慮して今節のために前節は途中出場だったという。メンタル、フィジカルの両面でカターレよりも充実していたのだろう。一方のカターレは「(ゲームへの入りが)こちらが悪くて、向こうがとても良かったのでその差が最初の10分、20分にでたと感じる。僕も含めてもっと声を出すべきだった。最初の時間で自分がもっと裏に走らなければいけなかったし、シンプルにやってもよかった」(FW苔口卓也)と反省するしかなかった。
後半は32分に苔口が右サイドでDFを振り切ってフリーになってアシストし、FW村松知輝の自身Jリーグ初得点が生まれ1点を返す。しかし、その後も相模原のMF成田恭輔に豪快なミドルシュートで4点目、森の好クロスから5点目を奪われて試合を終えた。
前節5位に浮上し、勝てばさらに上位進出も視野に入る大事な一戦だった。しかし、ゲームの入り方を誤り大敗するという失態を演じてしまった。今回の相模原のようにホームに戻る次節の秋田戦では意地をみせなければならない。町田は次節に試合がない。次々節の直接対決まで数字上の可能性を残すには勝利が条件となる。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第31節●1-5相模原