第29節 富山×福島 マッチレポート■連勝ならず無念の足踏み
- 2015/09/21
- 17:23
【第29節 富山1―1福島 ▽得点者:前半12分・大原(福)、後半1分・苔口(富)】
首位を下した前節から連勝をスタートさせたかったが1-1のドローに終わった。先制されても追い付く力はみせたものの、後半途中からは防戦一方になり計21本のシュートを浴びた。負けなくてよかったと言うべきだろう。2位・町田との勝点差は1つしか縮まらず17、首位・山口とは26に広がった。残り9試合。
カターレの立ち上がりは上々だった。4分にFW苔口卓也、MF國吉貴博を経由して左からMF北井佑季がクロス、こぼれ球をMF三上陽輔がボレーでミドルレンジから狙う。6分にもDF内田錬平から苔口、國吉とつないでクロスを入れる。パスを回しながら攻め込み、得点への期待が高まった。
前半12分に福島に左のFKからDF大原卓丈にヘディングで決められて先制を許したが、その後もチャンスをつくり同点をうかがう展開。苔口が裏を狙うだけでなく、DFラインからのフィードで両サイドハーフにつけて起点をつくるなどして攻めた。21分、けがから復帰して5月17日の第12節・琉球戦以来の出場を果たしたDF田中寛己がFKのこぼれ球を拾って左から入れたクロスがゴール前を横切る。22分には相手DFの判断ミスを突き苔口が裏に抜けマイナスのクロスに朝日が飛び込む。揺さぶりが効いて好機をつくることができていた。
対する福島は中盤での厳しい寄せで対抗。今季3試合目の先発となったルーキーのFW齋藤恵太へのロングボールを中心に打開を図り、追加点を目指す。遠目からも積極的に狙い、前半だけでシュート9本を放った(カターレ3本)。アディショナルタイムには左サイドでためをつくり中央で受けたMF安東輝がフリーでミドルシュート、クロスバー下部に当たって地面にボールが叩き付けられる際どいシーンがあった。
後半の開始30秒でカターレが同点に追い付いた。中盤で奪って北井から苔口へ。動き出しとぴたりと合った浮き球のパスで苔口が抜け出し、スピードに乗ったまま蹴り込む得意のかたちで2試合連続となるゴールを決めた。
勢いに乗って主導権を握りたかったが、逆にその後は福島の時間が続いた。「ボールの取りどころがはっきりしなかった」とはMF森泰次郎。MF朝日大輔は「少し蹴り過ぎた」と振り返る。ずるずると下がって守るかたちになり、マイボールになっても速攻狙いと相手のプレッシャーに対するリスク回避のためロングボールを蹴っては攻撃権を失う悪循環に陥ったようだ。15分に北井からのパスで苔口が左サイドに抜けマイナスのクロスを朝日に送ったシーンが唯一の勝ち越しのチャンスだった。
福島はDFラインを高く保ってアグレッシブに戦い、カターレを押し込んで次々に好機をつくった。同10分過ぎにDF野田明弘が右からGKの鼻先を狙った好クロスを送り、齋藤が飛び込むがわずかに届かず。同42分にはFWロドリゴとのワンツーで野田がペナルティーエリア右に進入してラストパスを送るが決め切れなかった。
安東は「チャンスの数が多くても結果がついてくるとは限らないのがサッカー。うちのチームの一番の課題はそこだと感じており、今日も勝負弱さがでてしまった」と話す。福島の総得点は今節を含めて26点で、カターレの27点と同水準。両チームともに得点力アップという課題と向き合いながら残り試合で上位進出を目指していく。
首位を下した前節から連勝をスタートさせたかったが1-1のドローに終わった。先制されても追い付く力はみせたものの、後半途中からは防戦一方になり計21本のシュートを浴びた。負けなくてよかったと言うべきだろう。2位・町田との勝点差は1つしか縮まらず17、首位・山口とは26に広がった。残り9試合。
カターレの立ち上がりは上々だった。4分にFW苔口卓也、MF國吉貴博を経由して左からMF北井佑季がクロス、こぼれ球をMF三上陽輔がボレーでミドルレンジから狙う。6分にもDF内田錬平から苔口、國吉とつないでクロスを入れる。パスを回しながら攻め込み、得点への期待が高まった。
前半12分に福島に左のFKからDF大原卓丈にヘディングで決められて先制を許したが、その後もチャンスをつくり同点をうかがう展開。苔口が裏を狙うだけでなく、DFラインからのフィードで両サイドハーフにつけて起点をつくるなどして攻めた。21分、けがから復帰して5月17日の第12節・琉球戦以来の出場を果たしたDF田中寛己がFKのこぼれ球を拾って左から入れたクロスがゴール前を横切る。22分には相手DFの判断ミスを突き苔口が裏に抜けマイナスのクロスに朝日が飛び込む。揺さぶりが効いて好機をつくることができていた。
対する福島は中盤での厳しい寄せで対抗。今季3試合目の先発となったルーキーのFW齋藤恵太へのロングボールを中心に打開を図り、追加点を目指す。遠目からも積極的に狙い、前半だけでシュート9本を放った(カターレ3本)。アディショナルタイムには左サイドでためをつくり中央で受けたMF安東輝がフリーでミドルシュート、クロスバー下部に当たって地面にボールが叩き付けられる際どいシーンがあった。
後半の開始30秒でカターレが同点に追い付いた。中盤で奪って北井から苔口へ。動き出しとぴたりと合った浮き球のパスで苔口が抜け出し、スピードに乗ったまま蹴り込む得意のかたちで2試合連続となるゴールを決めた。
勢いに乗って主導権を握りたかったが、逆にその後は福島の時間が続いた。「ボールの取りどころがはっきりしなかった」とはMF森泰次郎。MF朝日大輔は「少し蹴り過ぎた」と振り返る。ずるずると下がって守るかたちになり、マイボールになっても速攻狙いと相手のプレッシャーに対するリスク回避のためロングボールを蹴っては攻撃権を失う悪循環に陥ったようだ。15分に北井からのパスで苔口が左サイドに抜けマイナスのクロスを朝日に送ったシーンが唯一の勝ち越しのチャンスだった。
福島はDFラインを高く保ってアグレッシブに戦い、カターレを押し込んで次々に好機をつくった。同10分過ぎにDF野田明弘が右からGKの鼻先を狙った好クロスを送り、齋藤が飛び込むがわずかに届かず。同42分にはFWロドリゴとのワンツーで野田がペナルティーエリア右に進入してラストパスを送るが決め切れなかった。
安東は「チャンスの数が多くても結果がついてくるとは限らないのがサッカー。うちのチームの一番の課題はそこだと感じており、今日も勝負弱さがでてしまった」と話す。福島の総得点は今節を含めて26点で、カターレの27点と同水準。両チームともに得点力アップという課題と向き合いながら残り試合で上位進出を目指していく。
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