第30節 北九州×富山 マッチレポート■攻守に勝負強さ。完封で2連勝
- 2023/10/08
- 23:37
【第30節 北九州0―1富山 ▽得点者:後半2分・今瀬(富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
前半から双方に得点チャンスが何度もあった。勝負を分けたのはカターレが後半開始直後のセットプレーから挙げた1点だ。敵陣やや左のFKからMF椎名伸志が相手DFラインの裏に入れ、なだれ込んだDF今瀬淳也がワンタッチでゴール左隅に沈めた。その後は体を張った守りで北九州の猛攻をしのぎ、1-0で6月以来となる今季3度目の2連勝を達成。無失点は8試合ぶり。アウェイゲームの連敗が3で止まった。
カターレは前節と同じ11人が先発し、北九州は5人を入れ替えて臨んだ。カターレは開始直後に中盤の競り合いからボールを収めたFWマテウス・レイリアがドリブルで右から持ち込んでGK正面に強烈なシュート放ち、こぼれ球にMF佐々木陽次が詰めたが決め切れない。対する北九州も8分に左SHの岡田優希がカットインから放ったシュートがクロスバーを叩き、二次攻撃の右クロスをFW平山駿が頭で合わせる。カターレのGK田川知樹が反応して押さえチームを救った。
その後はカターレが丁寧にボールをつなぎながら攻め、球際の競り合いでも上回って押し気味に。素早い攻守の切り替えでボールを回収して2次、3次攻撃を繰り出してゴールに迫る。ゴール前の混戦からアルトゥール・シルバの放ったシュートが佐々木の足に当たってコースが変わりゴール方向に飛んだが右に外れた。
しかし、北九州も前半終了直前にワンチャンスを生かして決定機を創出。カターレが自陣からカウンターに出ようとしてマテウスに送ったパスをカットして切り返し、岡田のスルーパスでFW岡野凛平が抜け出す。またもやGK田川が好セーブで阻んだ。
流れはつかみながらも得点を奪えず、逆に相手にゴールを脅かされる不穏な展開だったが後半開始直後の2分に先取点となる今瀬の今季初得点が生まれた。
それから同15分過ぎまではカターレが追加点、北九州が同点ゴールを狙って攻め合ったが、その後は北九州が一方的に押し込む。カターレはブロックをつくって守り、ゴール前で体を張った。
北九州は同25分にMF野瀬龍世がドリブルで右サイドを突破してゴールライン際からマイナスのクロスを送ったが、大きく空いていたゴール前に誰もおらず好機を逸した。相手と同等かそれ以上に惜しい場面があったが無得点に終わり、小林伸二監督は「チャンスはつくれており、(決め切るところは)個人の力で扉を開いてほしい。1点入ると違ってくる。もうそこまで来ているんですけどね」と話した。
だが、そう語る口調や表情に悲壮感はない。残り8試合での最下位脱出を危ぶむ地元記者の質問に丁寧に答え、チャンスをつくり守備もバランスがとれていてゲーム内容が悪くないこと、1つ勝つことで連勝の可能性が生まれ挽回のチャンスがでてくること、勝つためには先取点が重要であり点を取るためのトレーニングとチャレンジが必要であることを説明した。百戦錬磨の指揮官が残り約2カ月で若いチームにどんな変化をもたらすのか。実力伯仲のJ3は下位の戦いからも目が離せない。
※ハイライト映像(J公式サイト)
前半から双方に得点チャンスが何度もあった。勝負を分けたのはカターレが後半開始直後のセットプレーから挙げた1点だ。敵陣やや左のFKからMF椎名伸志が相手DFラインの裏に入れ、なだれ込んだDF今瀬淳也がワンタッチでゴール左隅に沈めた。その後は体を張った守りで北九州の猛攻をしのぎ、1-0で6月以来となる今季3度目の2連勝を達成。無失点は8試合ぶり。アウェイゲームの連敗が3で止まった。
カターレは前節と同じ11人が先発し、北九州は5人を入れ替えて臨んだ。カターレは開始直後に中盤の競り合いからボールを収めたFWマテウス・レイリアがドリブルで右から持ち込んでGK正面に強烈なシュート放ち、こぼれ球にMF佐々木陽次が詰めたが決め切れない。対する北九州も8分に左SHの岡田優希がカットインから放ったシュートがクロスバーを叩き、二次攻撃の右クロスをFW平山駿が頭で合わせる。カターレのGK田川知樹が反応して押さえチームを救った。
その後はカターレが丁寧にボールをつなぎながら攻め、球際の競り合いでも上回って押し気味に。素早い攻守の切り替えでボールを回収して2次、3次攻撃を繰り出してゴールに迫る。ゴール前の混戦からアルトゥール・シルバの放ったシュートが佐々木の足に当たってコースが変わりゴール方向に飛んだが右に外れた。
しかし、北九州も前半終了直前にワンチャンスを生かして決定機を創出。カターレが自陣からカウンターに出ようとしてマテウスに送ったパスをカットして切り返し、岡田のスルーパスでFW岡野凛平が抜け出す。またもやGK田川が好セーブで阻んだ。
流れはつかみながらも得点を奪えず、逆に相手にゴールを脅かされる不穏な展開だったが後半開始直後の2分に先取点となる今瀬の今季初得点が生まれた。
それから同15分過ぎまではカターレが追加点、北九州が同点ゴールを狙って攻め合ったが、その後は北九州が一方的に押し込む。カターレはブロックをつくって守り、ゴール前で体を張った。
北九州は同25分にMF野瀬龍世がドリブルで右サイドを突破してゴールライン際からマイナスのクロスを送ったが、大きく空いていたゴール前に誰もおらず好機を逸した。相手と同等かそれ以上に惜しい場面があったが無得点に終わり、小林伸二監督は「チャンスはつくれており、(決め切るところは)個人の力で扉を開いてほしい。1点入ると違ってくる。もうそこまで来ているんですけどね」と話した。
だが、そう語る口調や表情に悲壮感はない。残り8試合での最下位脱出を危ぶむ地元記者の質問に丁寧に答え、チャンスをつくり守備もバランスがとれていてゲーム内容が悪くないこと、1つ勝つことで連勝の可能性が生まれ挽回のチャンスがでてくること、勝つためには先取点が重要であり点を取るためのトレーニングとチャレンジが必要であることを説明した。百戦錬磨の指揮官が残り約2カ月で若いチームにどんな変化をもたらすのか。実力伯仲のJ3は下位の戦いからも目が離せない。
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