【第27節vs長野プレビュー】転機を勝利で飾れ
- 2015/09/04
- 17:18
27日に岸野靖之監督を解任したカターレが再スタートを切る。挫折から立ち上がり、勝利のために戦い抜く姿勢をみせてほしい。
残り12試合で2位・町田との勝点差は18。J2復帰という目標の達成はかなり難しい状況だが、クラブは監督交代に踏み切った。「流れを変えるため」(酒井英治社長)のこの決断をきっかけに勝利を重ね、可能性が少しずつ広がることを誰もが望んでいる。監督を引き継いだ澤入重雄ゼネラルマネジャーは初戦を前に、「チームがひとつになり、この試合の重みを受け止めてあきらめない姿を示さなければいけない」と話した。
キャプテンのMF森泰次郎は「岸野監督が責任を取るかたちになったが、やるのは選手であり、こうなった責任はある。複雑な心境だ。選手みんなに『もっと上位にいこう』という気持ちがあるので、チームが良い方向に進むようにしていきたい」と話した。選手たちに感傷に浸る時間はなく、翌日からトレーニングを再開している。MF朝日大輔は「今後のカターレにとって大事な残り12試合になる。昇格をあきらめずに戦うのは当然のこと」と話した。
天皇杯予選では敗れたが、リーグ戦は2試合連続して後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて2連勝中だ。森は「最後まであきらめない。そういうプレーが増えてきている」と話す。それこそ岸野前監督がチームに浸透させたかったことのひとつだ。緩やかながらも攻守が上向きつつあったのは間違いない。この傾向を途切れさせず、より加速させていかなければならない。
今節もこれまでの戦い方がベースになる。そのうえで澤入監督はいくつかポイントを絞って指示を与えている。キーワードや具体例を示しながら、プレーと考え方を整理しているようだ。取捨選択によって、持てる力をより効果的、効率的に発揮できるようにするのが狙いだろう。課題の攻撃面では狙うパターンに優先順位をつけて選手に意識づけをしていた。31日の名古屋学院大学との練習試合ではテンポのよいパスワークから一気にスピードアップしてゴールを奪うシーンが何度もあり成果はでていた。監督交代から今節までの準備期間は10日に満たないが、新味を感じさせるプレーが見られるかもしれない。
ただし今回の対戦相手は強敵の長野だ。しっかり守ってカウンター攻撃で仕留めるという手堅い戦いも得意にしている。カターレが自分たちのやりたい攻めをどれだけ披露できるかといえば厳しい見方をせざるを得ない。勝った第9節、負けた第14節ともスコアは1-0で、攻守ともに我慢比べが続く内容だった。今節も、集中して粘り強く守り、攻めではあせらずに根気強く繰り返すことが重要になるだろう。
長野は第2クールで5勝2分5敗と苦しみ、現在3位ながら2位の町田に勝点6差をつけられている。8月5日付けで3年目だった美濃部直彦監督が辞任し、衛藤元ヘッドコーチが引き継いだ。監督交代後は1勝1敗だが30日の天皇杯1回戦では前カターレのDF松原優吉の得点で山口を1-0で下している。今節は昇格を目指すうえで彼らにとっても負けられない、勝たねばならない第3クール初戦だ。
残り12試合で2位・町田との勝点差は18。J2復帰という目標の達成はかなり難しい状況だが、クラブは監督交代に踏み切った。「流れを変えるため」(酒井英治社長)のこの決断をきっかけに勝利を重ね、可能性が少しずつ広がることを誰もが望んでいる。監督を引き継いだ澤入重雄ゼネラルマネジャーは初戦を前に、「チームがひとつになり、この試合の重みを受け止めてあきらめない姿を示さなければいけない」と話した。
キャプテンのMF森泰次郎は「岸野監督が責任を取るかたちになったが、やるのは選手であり、こうなった責任はある。複雑な心境だ。選手みんなに『もっと上位にいこう』という気持ちがあるので、チームが良い方向に進むようにしていきたい」と話した。選手たちに感傷に浸る時間はなく、翌日からトレーニングを再開している。MF朝日大輔は「今後のカターレにとって大事な残り12試合になる。昇格をあきらめずに戦うのは当然のこと」と話した。
天皇杯予選では敗れたが、リーグ戦は2試合連続して後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて2連勝中だ。森は「最後まであきらめない。そういうプレーが増えてきている」と話す。それこそ岸野前監督がチームに浸透させたかったことのひとつだ。緩やかながらも攻守が上向きつつあったのは間違いない。この傾向を途切れさせず、より加速させていかなければならない。
今節もこれまでの戦い方がベースになる。そのうえで澤入監督はいくつかポイントを絞って指示を与えている。キーワードや具体例を示しながら、プレーと考え方を整理しているようだ。取捨選択によって、持てる力をより効果的、効率的に発揮できるようにするのが狙いだろう。課題の攻撃面では狙うパターンに優先順位をつけて選手に意識づけをしていた。31日の名古屋学院大学との練習試合ではテンポのよいパスワークから一気にスピードアップしてゴールを奪うシーンが何度もあり成果はでていた。監督交代から今節までの準備期間は10日に満たないが、新味を感じさせるプレーが見られるかもしれない。
ただし今回の対戦相手は強敵の長野だ。しっかり守ってカウンター攻撃で仕留めるという手堅い戦いも得意にしている。カターレが自分たちのやりたい攻めをどれだけ披露できるかといえば厳しい見方をせざるを得ない。勝った第9節、負けた第14節ともスコアは1-0で、攻守ともに我慢比べが続く内容だった。今節も、集中して粘り強く守り、攻めではあせらずに根気強く繰り返すことが重要になるだろう。
長野は第2クールで5勝2分5敗と苦しみ、現在3位ながら2位の町田に勝点6差をつけられている。8月5日付けで3年目だった美濃部直彦監督が辞任し、衛藤元ヘッドコーチが引き継いだ。監督交代後は1勝1敗だが30日の天皇杯1回戦では前カターレのDF松原優吉の得点で山口を1-0で下している。今節は昇格を目指すうえで彼らにとっても負けられない、勝たねばならない第3クール初戦だ。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第27節△0-0長野