【第29節vs愛媛プレビュー】再浮上かけ大勝負。首位を叩け
- 2023/09/29
- 23:17
首位の愛媛をホームで迎え撃つ。カターレが首位、愛媛が2位だった7月19日・第17節の前回対戦では2点リードをひっくり返されて3-4で敗れ順位が入れ替わった。その後は明暗が分かれ、愛媛が負けなしを14試合まで伸ばして独走態勢を築き、カターレは後続集団に飲み込まれて5位に後退。その差は勝点11に広がっている。当時の雪辱を果たして今度はこちらが上昇気流に乗りたい。
前節の長野戦は相手のアグレッシブさに押されて先に3点を許した。スローインから隙を突かれて開始4分に失点し、後方からのビルドアップのミスから追加点を許した。ゲーム運びの拙さは認めざるを得ないだろう。前節を終えて残り試合が10まで減りリーグは終盤に入った。ライバルはそろってチームの完成度を上げつつあるだけに、やや遅れをとっているのかもしれない。
しかし、カターレもブレイクスルーの可能性を秘めている。4連敗後に行った選手ミーティングをきっかけに意見交換がより活発になっており、前々節のFC大阪戦では選手の提案を採り入れた戦い方で勝利をつかんだ。ある選手は「一人ひとりの『勝ちたい』という気持ちがそれだけ高まっているからだと思う」と話し、チームに脱皮の兆しを感じとっている。長野戦で敗れたのは痛いが、相手のハイプレスを外そうとトライした姿勢、その成果として猛攻から何度もゴールに迫って1点を返した事実に目を向けたい。
自らより上位のクラブと対戦するのは第3節・北九州戦、第27節・FC大阪戦に続き今季3度目。過去2度は勝利を収めた。団結力と自発性の高まりをエッセンスにしてポテンシャルを解き放てば勝機は十分にあるだろう。
対する愛媛は前節、鹿児島に0-2で屈し、6月17日の第14節・奈良戦から続いていた負けなしが14試合(9勝5分)で止まった。カターレと同様に立ち上がりの6分に失点しており、石丸清隆監督はチームの出来に厳しい評価を下している。今季は開幕戦で岩手に1-5と大敗し、これをバネにしてはい上がってきた。約3カ月半ぶりの黒星を今後にどう生かすのつもりなのか。今節に向けた準備と、その戦いぶりに注目が集まる。
前節のスタメンをカターレの前回対戦と比べると6人も入れ替わっている。[4-4-2]のダブルボランチに23歳の深澤佑太と22歳の谷本駿介、右SBに横浜FMから夏に加入した23歳の木村卓斗が入り、11人の平均年齢は26.27歳から24.91歳に。勝点を重ねながら構成が若返っているところに地力と勢いが感じられる。
得点数はリーグトップの44(カターレ40)。うち30点を後半に叩き出し、先取点を許しながらも逆転勝ちした試合がカターレ戦を含め5つもある。チームトップスコアラーは11得点を挙げているベテランのFW松田力。小田切道治監督は「愛媛は攻守にバランスがとれている。中と外を効果的に使ってくる攻撃のクオリティーは高い」と話した。
ただ、失点もリーグ14位の36と多め(カターレ37)。今節は警告の累積でCB森下怜哉が出場停止となる。前回が激しい点の取り合いになっているように、カターレにもつけ入る隙はあるのではないか。どんなゲーム展開になろうとも最後まで貪欲にゴールを狙いたい。
前回対戦で2得点を挙げたFW大野耀平は京都在籍時を含めてニンジニアスタジアムでの愛媛戦で計6ゴールを叩き出している。厳しいマークをかいくぐって県総でも愛媛ゴールをこじ開けてほしい。
前節の長野戦は相手のアグレッシブさに押されて先に3点を許した。スローインから隙を突かれて開始4分に失点し、後方からのビルドアップのミスから追加点を許した。ゲーム運びの拙さは認めざるを得ないだろう。前節を終えて残り試合が10まで減りリーグは終盤に入った。ライバルはそろってチームの完成度を上げつつあるだけに、やや遅れをとっているのかもしれない。
しかし、カターレもブレイクスルーの可能性を秘めている。4連敗後に行った選手ミーティングをきっかけに意見交換がより活発になっており、前々節のFC大阪戦では選手の提案を採り入れた戦い方で勝利をつかんだ。ある選手は「一人ひとりの『勝ちたい』という気持ちがそれだけ高まっているからだと思う」と話し、チームに脱皮の兆しを感じとっている。長野戦で敗れたのは痛いが、相手のハイプレスを外そうとトライした姿勢、その成果として猛攻から何度もゴールに迫って1点を返した事実に目を向けたい。
自らより上位のクラブと対戦するのは第3節・北九州戦、第27節・FC大阪戦に続き今季3度目。過去2度は勝利を収めた。団結力と自発性の高まりをエッセンスにしてポテンシャルを解き放てば勝機は十分にあるだろう。
対する愛媛は前節、鹿児島に0-2で屈し、6月17日の第14節・奈良戦から続いていた負けなしが14試合(9勝5分)で止まった。カターレと同様に立ち上がりの6分に失点しており、石丸清隆監督はチームの出来に厳しい評価を下している。今季は開幕戦で岩手に1-5と大敗し、これをバネにしてはい上がってきた。約3カ月半ぶりの黒星を今後にどう生かすのつもりなのか。今節に向けた準備と、その戦いぶりに注目が集まる。
前節のスタメンをカターレの前回対戦と比べると6人も入れ替わっている。[4-4-2]のダブルボランチに23歳の深澤佑太と22歳の谷本駿介、右SBに横浜FMから夏に加入した23歳の木村卓斗が入り、11人の平均年齢は26.27歳から24.91歳に。勝点を重ねながら構成が若返っているところに地力と勢いが感じられる。
得点数はリーグトップの44(カターレ40)。うち30点を後半に叩き出し、先取点を許しながらも逆転勝ちした試合がカターレ戦を含め5つもある。チームトップスコアラーは11得点を挙げているベテランのFW松田力。小田切道治監督は「愛媛は攻守にバランスがとれている。中と外を効果的に使ってくる攻撃のクオリティーは高い」と話した。
ただ、失点もリーグ14位の36と多め(カターレ37)。今節は警告の累積でCB森下怜哉が出場停止となる。前回が激しい点の取り合いになっているように、カターレにもつけ入る隙はあるのではないか。どんなゲーム展開になろうとも最後まで貪欲にゴールを狙いたい。
前回対戦で2得点を挙げたFW大野耀平は京都在籍時を含めてニンジニアスタジアムでの愛媛戦で計6ゴールを叩き出している。厳しいマークをかいくぐって県総でも愛媛ゴールをこじ開けてほしい。
- 関連記事
-
- 第29節 富山×愛媛 富山・小田切道治監督の会見コメント
- 第29節 富山×愛媛 試合後の選手コメント
- 【第29節vs愛媛プレビュー】再浮上かけ大勝負。首位を叩け
- 第28節 長野×富山 マッチレポート■前半劣勢。反撃及ばす
- 第28節 長野×富山 長野・髙木理己監督の会見コメント