【天皇杯代表決定戦vs富山新庄プレビュー】チームの総力が試される
- 2015/08/22
- 12:08
天皇杯の富山県代表を決める第20回県サッカー選手権決勝は23日午後1時から県総合運動公園陸上競技場であり、カターレが北信越リーグ1部の富山新庄クラブと対戦する。
カターレが県選手権に出場するのはJFL時代の2008年以来。また、公式戦で格下のカテゴリーに属するチームと対戦するのは同年の天皇杯2回戦で当時北信越リーグのツエーゲン金沢に敗れて以来となる。“負けてはいけない”という重圧がかかる中で、プロの力と意地をみせなければならない。
見る側にとっては興味深い一戦だ。富山新庄にはカターレOBのMF野嶋良(監督兼任)、MF景山健司、FW石黒智久が在籍。3人のプレーとともに、当時のチームメートであるMF朝日大輔、MF木本敬介、MF森泰次郎との競演が楽しみ。県選手権5連覇中の富山新庄はどう挑むのか。カターレは貫録をみせられるのか。見どころは尽きない。
入場は無料。NHKは生中継を行う。
富山新庄は今季、北信越リーグの1部(全8チーム)に復帰し、残り2試合となった現在5勝2分5敗で4位。総得点18・総失点18。MF松井奏多がチームトップの6得点を挙げランキング6位タイにつけている。これまでは前カターレの3人やYKK APでプレーしたGK青木大輔やDF川野毅、アローズ北陸でプレーしたMF前田剛史らベテランが中心だったが、主力の若返りが進んでいるようだ。富山第一高で森の1学年上に当たる松井とMF前野良平が攻撃の軸になり、今季もFW鈴木勇二(専修大卒)やMF佐伯大成(佐川印刷などでプレー)ら10人が新たに加入している。
4月12日のリーグ開幕戦では昨季優勝のサウルコス福井を1-0で下した。カターレはサウルコス福井との4月20日の練習試合で1-2で敗れている。これを踏まえると、カターレが彼らの力を侮ることはできない。県選手権の準決勝では同じく北信越1部のヴァリエンテ富山を3-0で下している。
カターレは2連勝を飾ったリーグ戦の前節・鳥取戦から大きくメンバーを入れ替える可能性が高い。岸野靖之監督は「真剣勝負の中で何ができるかを試すチャンス。戦力になれる選手を増やし、第3クールに向けてチーム全体の底上げを図りたい」と話す。最近のリーグ戦で出場機会の少ない選手を起用する方向でトレーニングを進めている。
一方で指揮官は「PK戦の練習もする。(苦戦して)たとえPK戦までもつれたとしても確実に勝って次に進む。落とし穴にはまって格下の相手に敗れたチームはいくつもある。対戦相手が『(格下の)俺たち相手にそこまでやるのか』と思うぐらいに厳しくプレーしなければならない」と強調した。「勝つ」ことを目標にしながらも、そこにあえて課題を折り込んだかたち。自ら上げたハードルを飛び越えていけるか。出場する選手だけでなく、チームとしての真価が問われる一戦になりそうだ。
カターレが県選手権に出場するのはJFL時代の2008年以来。また、公式戦で格下のカテゴリーに属するチームと対戦するのは同年の天皇杯2回戦で当時北信越リーグのツエーゲン金沢に敗れて以来となる。“負けてはいけない”という重圧がかかる中で、プロの力と意地をみせなければならない。
見る側にとっては興味深い一戦だ。富山新庄にはカターレOBのMF野嶋良(監督兼任)、MF景山健司、FW石黒智久が在籍。3人のプレーとともに、当時のチームメートであるMF朝日大輔、MF木本敬介、MF森泰次郎との競演が楽しみ。県選手権5連覇中の富山新庄はどう挑むのか。カターレは貫録をみせられるのか。見どころは尽きない。
入場は無料。NHKは生中継を行う。
富山新庄は今季、北信越リーグの1部(全8チーム)に復帰し、残り2試合となった現在5勝2分5敗で4位。総得点18・総失点18。MF松井奏多がチームトップの6得点を挙げランキング6位タイにつけている。これまでは前カターレの3人やYKK APでプレーしたGK青木大輔やDF川野毅、アローズ北陸でプレーしたMF前田剛史らベテランが中心だったが、主力の若返りが進んでいるようだ。富山第一高で森の1学年上に当たる松井とMF前野良平が攻撃の軸になり、今季もFW鈴木勇二(専修大卒)やMF佐伯大成(佐川印刷などでプレー)ら10人が新たに加入している。
4月12日のリーグ開幕戦では昨季優勝のサウルコス福井を1-0で下した。カターレはサウルコス福井との4月20日の練習試合で1-2で敗れている。これを踏まえると、カターレが彼らの力を侮ることはできない。県選手権の準決勝では同じく北信越1部のヴァリエンテ富山を3-0で下している。
カターレは2連勝を飾ったリーグ戦の前節・鳥取戦から大きくメンバーを入れ替える可能性が高い。岸野靖之監督は「真剣勝負の中で何ができるかを試すチャンス。戦力になれる選手を増やし、第3クールに向けてチーム全体の底上げを図りたい」と話す。最近のリーグ戦で出場機会の少ない選手を起用する方向でトレーニングを進めている。
一方で指揮官は「PK戦の練習もする。(苦戦して)たとえPK戦までもつれたとしても確実に勝って次に進む。落とし穴にはまって格下の相手に敗れたチームはいくつもある。対戦相手が『(格下の)俺たち相手にそこまでやるのか』と思うぐらいに厳しくプレーしなければならない」と強調した。「勝つ」ことを目標にしながらも、そこにあえて課題を折り込んだかたち。自ら上げたハードルを飛び越えていけるか。出場する選手だけでなく、チームとしての真価が問われる一戦になりそうだ。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:天皇杯予選●2(PK3-4)2新庄