【第15節vs八戸プレビュー】石﨑ヴァンラーレと真っ向勝負
- 2023/06/24
- 00:53
昨年9月まで約1年半にわたりカターレを率いた石﨑信弘氏が監督を務める八戸とぶつかる。カターレが強みとするボールを奪いにいく守りとハードワーク、球際の厳しさなどは石﨑体制で培われたもの。これらサッカーにおける根本要素を今季は八戸が叩き込まれている。個性が似通った兄弟対決と言えるかもしれない。
小田切道治監督は「石﨑さんのもとで取り組んだところはずっと大事にしており、勝つにはその点で負けないことが前提になる。真っ向勝負を挑みたい。そして攻撃面でプラスアルファしてきた部分を発揮したい」と語っている。
前節の岩手戦をGK田川知樹のPKストップで勝ち切った勢いで今節も突破できれば次節の鹿児島との大一番を首位で迎えられる。練習してきたサイドからの崩しで岩手から2点を先取したようにゲーム内容も良化しているだけに期待が高まるが、そう容易くはなさそうだ。FW吉平翼は「キャンプからの積み重ねがパスワークに徐々に表れてきていると感じるが、前々節の鳥取と前節の岩手があまり前からプレッシャーをかけてこなかったことも加味しなければいけない。今節は対戦相手のスタイルが打って変わって八戸は前から強くプレッシャーをかけてくる。それに対し、つなぐのか、それとも長いボールを使うのか、状況判断が重要になる」と考えている。
走り合いやぶつかり合いの真っ向勝負で踏ん張りつつ、戦況に応じて最も効果的なプレーを選ぶしたたかさが求められる。現在の力量を推し量る試金石といえるかもしれない。MF安光将作は「戦うところで負けないことが大事だと考えている。八戸は前からプレッシャーをかけてくると思うが、そうすると必ずどこかが空いてくるので狙っていきたい。石﨑監督に成長した姿を見せたいと思っている」と話した。
八戸は[3-1-4-2]で前掛かりにボールを奪いにいく石﨑流のアグレッシブな守りをすでにものにしている。寄せのスピードと強度はリーグトップクラスだ。それが成績にも表れ、第2節から3勝4分の7戦負けなしを記録して現在カターレと勝点7差の9位に付けている。全5勝はすべて完封で4試合が1―0。総失点はカターレと同じ14で、石﨑監督がよく口にしていた1試合平均1失点以下をクリアしている。1試合平均得点1.07(カターレ:1.71)の攻撃面が今後の課題だが、FWの宮本拓弥や佐藤碧、2列目に入る前澤甲気と前カターレの姫野宥弥、右ウイングバック國分将ら好選手が各所に配されており、侮れない。特に姫野はカターレ時代も古巣の藤枝戦で勝負強さを発揮していただけに怖い。
前節の福島戦は前半にCKで先に失点したのが響いてボールを持たされる展開に持ち込まれ0-3で敗れた。今節に向けネジを巻き直しているだろう。まずは先取点を巡る攻防に注目したい。
小田切道治監督は「石﨑さんのもとで取り組んだところはずっと大事にしており、勝つにはその点で負けないことが前提になる。真っ向勝負を挑みたい。そして攻撃面でプラスアルファしてきた部分を発揮したい」と語っている。
前節の岩手戦をGK田川知樹のPKストップで勝ち切った勢いで今節も突破できれば次節の鹿児島との大一番を首位で迎えられる。練習してきたサイドからの崩しで岩手から2点を先取したようにゲーム内容も良化しているだけに期待が高まるが、そう容易くはなさそうだ。FW吉平翼は「キャンプからの積み重ねがパスワークに徐々に表れてきていると感じるが、前々節の鳥取と前節の岩手があまり前からプレッシャーをかけてこなかったことも加味しなければいけない。今節は対戦相手のスタイルが打って変わって八戸は前から強くプレッシャーをかけてくる。それに対し、つなぐのか、それとも長いボールを使うのか、状況判断が重要になる」と考えている。
走り合いやぶつかり合いの真っ向勝負で踏ん張りつつ、戦況に応じて最も効果的なプレーを選ぶしたたかさが求められる。現在の力量を推し量る試金石といえるかもしれない。MF安光将作は「戦うところで負けないことが大事だと考えている。八戸は前からプレッシャーをかけてくると思うが、そうすると必ずどこかが空いてくるので狙っていきたい。石﨑監督に成長した姿を見せたいと思っている」と話した。
八戸は[3-1-4-2]で前掛かりにボールを奪いにいく石﨑流のアグレッシブな守りをすでにものにしている。寄せのスピードと強度はリーグトップクラスだ。それが成績にも表れ、第2節から3勝4分の7戦負けなしを記録して現在カターレと勝点7差の9位に付けている。全5勝はすべて完封で4試合が1―0。総失点はカターレと同じ14で、石﨑監督がよく口にしていた1試合平均1失点以下をクリアしている。1試合平均得点1.07(カターレ:1.71)の攻撃面が今後の課題だが、FWの宮本拓弥や佐藤碧、2列目に入る前澤甲気と前カターレの姫野宥弥、右ウイングバック國分将ら好選手が各所に配されており、侮れない。特に姫野はカターレ時代も古巣の藤枝戦で勝負強さを発揮していただけに怖い。
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